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公開番号
2025132598
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024030269
出願日
2024-02-29
発明の名称
プラテンユニット、及び当該プラテンユニットを備えたプリンタ
出願人
マックス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
11/02 20060101AFI20250903BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】消耗品等の印字対象をプリンタヘッドとの間で挟持した状態で搬送しながら印字する際に生じ得る印字不良や印字品質の悪化、及び、プリンタヘッドの損傷を防止する。
【解決手段】プリンタ100に取り付けられたプラテンユニット10は、印字対象である弾性部材からなる消耗品Sに印字するプリンタヘッド60と対向した位置に配置され、プリンタヘッド60との間に消耗品Sを挟持した状態で回転することにより、その消耗品Sを搬送するシャフト11と、そのシャフト11の接触面10Sの両側部に設けられ、環状凹部C1を画成し、消耗品Sが搬送される際に側方からガイドする第1ガイド12とを備える。そして、シャフト11は金属材料からなり、且つ、第1ガイド12は高分子材料からなる。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
弾性部材からなる印字対象に印字するプリンタヘッドと対向した位置に配置され、該プリンタヘッドとの間に前記印字対象を挟持した状態で回転することにより、該印字対象を搬送するシャフトと、
前記シャフトにおける前記印字対象と当接する接触面の両側部に設けられ、該接触面とともに環状凹部を画成し、前記印字対象が搬送される際に該印字対象を側方からガイドする第1ガイドと、
を備え、
前記シャフトは金属材料からなり、且つ、前記第1ガイドは高分子材料からなる、
プラテンユニット。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記接触面における摩擦係数は、前記接触面とは異なる部位の素材面における摩擦係数よりも大きくされている、
請求項1記載のプラテンユニット。
【請求項3】
前記接触面は、前記素材面に対して粗化処理が施された面である、
請求項2記載のプラテンユニット。
【請求項4】
前記接触面を基準とした前記環状凹部の高さが、前記プリンタヘッドと前記シャフトとで挟持されたときの前記印字対象の高さの1/2以上である、
請求項1乃至3の何れか記載のプラテンユニット。
【請求項5】
前記印字対象が筒状をなしている場合において、
前記接触面を基準とした前記環状凹部の高さが、前記印字対象の底壁の厚さ以上である、
請求項1乃至3の何れか記載のプラテンユニット。
【請求項6】
弾性部材からなる印字対象に印字するプリンタヘッドと、
請求項1記載のプラテンユニットと、
を備えるプリンタ。
【請求項7】
前記印字対象の印字時における前記プリンタヘッドと前記第1ガイドとの間隔が、前記プリンタヘッドと前記シャフトとで挟持されたときの前記印字対象の高さの15%以上である、
請求項6記載のプリンタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、プラテンユニット、及び当該プラテンユニットを備えたプリンタに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば電気設備で使用される端子の番号や記号等を、樹脂製のチューブやスリーブと呼ばれる筒状部材、プレートやテープといったシート状部材等の消耗品に直接印字するためのプリンタが開発されている。このようなプリンタの一例として、本出願人は、特許文献1において、筒状部材をプリンタヘッド(サーマルヘッド)とプラテンローラで挟持した状態で搬送し、それらのチューブ等を平坦状に潰して印字する構造を有する装置を提案している。また、特許文献2には、プラテンローラに印刷媒体をガイドするガイド溝を設けた感熱プリンターが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-245656号公報
特開平5-330105号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の消耗品対応のプリンタでは、消耗品をプリンタヘッドに対して面状に密着させて搬送するプラテンローラの外周面材料として、消耗品をプリンタヘッドに適度に押し付けるための弾性と搬送に必要な摩擦力を有する素材(例えば特許文献1における弾性部材)であるゴム系材料が選択される傾向にある。また、一般的な紙やシート用のプリンタにおいても、例えばプリンタヘッドがプラテンローラと接触することで損傷してしまうことを防止するため、プラテンローラは、弾性を有するゴム系材料で形成されることが多い。
【0005】
このような状況下、本出願人は、消耗品対応のプリンタの更なる改良を進め、消耗品への印字形態の多様性や汎用性を含め、プラテン機構の構造等に関して鋭意検討を重ねてきた。その結果、消耗品の素材や形状によっては、印字不良や印字品質の悪化が懸念され得ることが判明した。すなわち、樹脂製の消耗品やゴム製のプラテンローラのように、両者がともにある程度の弾性を有する場合、搬送力を付与するシャフトの動きと、プラテンローラ及び消耗品の動きがうまく合致せず、消耗品の目的の部位に所望の印字ができない事態が生じ得ることを新たに見出した。
【0006】
より具体的には、従来の消耗品対応のプリンタでは、消耗品の搬送方向の下流側にカッタが設けられ、印字後の消耗品のハーフカット又はフルカットを行う(特許文献1の段落0024等参照)べく、消耗品は、断続的に停止と移動を繰り返しながら搬送・印字される。ここで、消耗品もプラテンローラもともに弾性を有すると、まず、プラテンローラが回転主体であるシャフトの回転を追いかけるように撓み、さらに、消耗品がプラテンローラを追いかけるように撓んでしまう。結果として、消耗品は、そのような撓んだ状態で搬送されながら印字が行われる。そして、消耗品を下流側でカットするために任意のタイミングでシャフトの回転が停止すると、プラテンローラひいては消耗品は、その撓みを解消するように変形しながらやや遅れて停止する。このため、いわゆる白抜け(印字されるべき一部が印字されずに白い筋状の部分が形成されてしまう状態)等の印字不良が発生し易くなってしまう。
【0007】
一方、シャフトが停止後に再度動き出すときには、プラテンローラひいては消耗品は、シャフトの動作に対してやや遅れて動き出すので、今度は印字領域が圧縮されるように歪んでしまい、設定どおりの印字状態が得られ難くなり得る。これらの現象は、特許文献1記載のプリンタのような平面方向に消耗品を挟持するタイプと異なり、消耗品をプリンタヘッドとプラテンローラで鉛直方向に挟持するタイプの場合に、特に顕著となり得ることも判明した。
【0008】
また、特許文献2のようなプリンタでは、プリンタヘッドが、ガイド溝の表面(プラテンローラの両端側に設けられたガイド間の表面)に直接接触する可能性があり、その部位に金属等の非弾性部材が用いられている場合、プリンタヘッドが損傷してしまうおそれがあった。
【0009】
そこで、本開示は、消耗品等の印字対象をプリンタヘッドとの間で挟持した状態で搬送しながら印字する際に印字不良や印字品質の悪化が生じてしまうこと、及び、プラテンローラとプリンタヘッドの接触によりプリンタヘッドが損傷してしまうことを防止することが可能なプラテンユニット、及び当該プラテンユニットを備えたプリンタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本開示によるプラテンユニットの一例は、弾性部材からなる消耗品等の印字対象に印字するプリンタヘッドと対向した位置に配置され、プリンタヘッドとの間に印字対象を挟持した状態で回転することにより、その印字対象を搬送するシャフトと、そのシャフトにおける印字対象と当接する接触面の両側部に設けられ、該接触面とともに環状凹部を画成し、印字対象が搬送される際にその印字対象を側方からガイドする第1ガイドとを備える。そして、シャフトは金属材料からなり、且つ、第1ガイドは高分子材料からなる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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