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公開番号2025155514
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024125738,2024056707
出願日2024-08-01,2024-03-29
発明の名称長尺媒体
出願人マックス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65H 23/188 20060101AFI20251002BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】詳細に残量を把握することが可能となる長尺媒体を提供すること。
【解決手段】本開示に係る長尺媒体は、第2長辺に沿って第2ピッチで形成された第2搬
送孔と、第2長辺に沿って、隣接する第2基準孔間にそれぞれ第1長さより小さい第2長
さを有して設定される第2指標孔形成領域内にそれぞれ形成された第2指標孔であって、
始端側に隣接する第2指標孔に対して第3ピッチより小さい第4ピッチで連続して形成さ
れた複数個の第1循環孔と、始端側に隣接する第1循環孔に対して第1ピッチより大きい
第5ピッチで形成された第2循環孔とが交互に形成されてなる第2指標孔とが設けられた

【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
始端と、終端と、前記始端と前記終端とを接続する第1側縁と、前記始端と前記終端と
を接続する第2側縁とを有する長尺媒体であって、
前記第1側縁に沿って第1ピッチで形成された第1基準孔と、
前記第1側縁に沿って前記第1ピッチよりも小さい第2ピッチで形成され、隣接する前
記第1基準孔間にそれぞれN個形成された第1搬送孔と(ただしNは正の整数)、
前記第1側縁に沿って前記第1ピッチより小さい第3ピッチで形成され、隣接する前記
第1基準孔間にそれぞれ設定される第1指標孔形成領域内にそれぞれ位置する第1指標孔
と、
前記第2側縁に沿って前記第1ピッチで形成された第2基準孔と、
前記第2側縁に沿って前記第2ピッチで形成され、隣接する前記第2基準孔間にそれぞ
れ前記N個形成された第2搬送孔と、
前記第2側縁に沿って、隣接する前記第2基準孔間にそれぞれ設定される第2指標孔形
成領域内にそれぞれ位置する第2指標孔であって、前記始端側に隣接する前記第2指標孔
に対して前記第3ピッチより小さい第4ピッチで連続して形成された複数個の第1循環孔
と、前記始端側に隣接する前記第1循環孔に対して前記第1ピッチより大きい第5ピッチ
で形成された第2循環孔とが交互に形成されてなる第2指標孔と
を備え、
前記第2指標孔形成領域は、前記始端側の前記第2基準孔に対して前記終端側に隣接す
る第1個目の前記第2搬送孔から第M個目の前記第2搬送孔までの領域に設定され(ただ
しMはN以下の正の整数)、
前記第1ピッチをP1、前記第2ピッチをP2、前記第3ピッチをP3、前記第4ピッ
チをP4、前記第5ピッチをP5、第1基準長さをL1、第1縮尺をS1、第2基準長さ
をL2、第2縮尺をS2としたとき、
S1=P2/L1、
L2=L1/(M-1)、
S2=P2/L2、
P3=P1-P1×S1、
P4=P1-P1×S2、
P5=P2×(M-1)+P4
であり、
前記第1指標孔は、前記始端に近接し前記終端から離隔した前記第1指標孔形成領域内
に形成される前記第1指標孔ほど、当該第1指標孔形成領域の前記始端側端部から離隔し
前記終端側端部に近接した位置に形成され、
隣接する前記第2循環孔間に形成される前記複数個の第1循環孔は、前記始端に近接し
前記終端から離隔した前記第2指標孔形成領域内に形成される前記第1循環孔ほど、当該
第2指標孔形成領域の前記始端側端部から離隔し前記終端側端部に近接する位置に形成さ
れ、
前記複数個の第1循環孔に対して前記始端側に隣接する前記第2循環孔は、この第2循
環孔が形成される当該第2指標孔形成領域の前記始端側端部からさらに離隔し前記終端側
端部にさらに近接する位置に形成される
長尺媒体。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記始端側の前記第2基準孔に対して前記終端側に隣接する第1個目の前記第2搬送孔
を基準として第M個目の前記第2搬送孔から第N個目の前記第2搬送孔までの部分領域に
は、前記長尺媒体の種別を示す種別表示部が設けられている、
請求項1に記載の長尺媒体。
【請求項3】
前記種別表示部には、一、または複数の種別表示孔が形成されている、
請求項2に記載の長尺媒体。
【請求項4】
少なくとも一つの前記種別表示孔は、長手方向において、隣接する前記第2搬送孔間の
中間位置に形成されている
請求項3に記載の長尺媒体。
【請求項5】
前記種別表示部の前記第2側縁には、前記第1側縁に接近する方向に窪む一、または複
数の凹部が形成されている、
請求項2に記載の長尺媒体。
【請求項6】
前記部分領域の前記第2側縁には、前記第1側縁から離隔する方向に突出する一、また
は複数の第2摘み部が形成されている、
請求項2または請求項5に記載の長尺媒体。
【請求項7】
隣接する前記第2基準孔間の一の前記部分領域に形成されている前記第2摘み部と、始
端側の当該第2基準孔との長手方向における距離と、さらに隣接する前記第2基準孔間の
他の一の前記部分領域に形成されている前記第2摘み部と、始端側の当該第2基準孔との
長手方向における距離は、異なっている、
請求項6に記載の長尺媒体。
【請求項8】
前記第1指標孔形成領域の前記第1側縁には、前記第2側縁に接近する方向に窪む一、
または複数の凹部を有する第1摘み部が形成されている、
請求項7に記載の長尺媒体。
【請求項9】
隣接する前記第1基準孔間に形成されている前記第1摘み部と、始端側の当該第1基準
孔との長手方向における距離と、さらに隣接する前記第1基準孔間に形成されている前記
第1摘み部と、始端側の当該第1基準孔との長手方向における距離は、異なっている、
請求項8に記載の長尺媒体。
【請求項10】
隣接する前記第1基準孔及び隣接する前記第2基準孔で囲まれる一の区分領域の一の前
記部分領域に形成されている前記第2摘み部と、隣接する他の一の前記区分領域の他の一
の前記部分領域に形成されている前記第2摘み部とのピッチは、
前記一の区分領域に形成されている一の前記第1摘み部と、隣接する前記他の一の前記
区分領域に形成されている他の前記第1摘み部とのピッチと同一である
請求項9に記載の長尺媒体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、長尺媒体に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
看板等の図柄や文字を印刷するための長尺媒体が知られている。このような長尺媒体は
、剥離紙と、剥離紙に仮着された粘着シートを有している。ロール状に巻回された長尺媒
体をプリンタにセットして、粘着シートに図柄や文字を印刷し、プリンタの切断装置で粘
着シートを所定形状にハーフカットして剥離紙を剥離すれば、図柄等が印刷され所望の形
状に切断された粘着シートを壁や窓、あるいは紙などに貼り付けることができる。ここで
ハーフカットとは、粘着シートのみを切断し、剥離紙を切断しないこと(剥離紙に切り込
みが入るものの、剥離紙を厚み方向に完全には切断しないことを含む。)をいう。
【0003】
このような長尺媒体において、印刷の途中で長尺媒体がなくなってしまうと、それまで
の印刷が無駄になってしまう。そこで特許文献1には、長尺媒体の残量を視覚的に容易に
把握することができる長尺媒体が開示されている。この長尺媒体には、一方の側縁部に沿
って、等ピッチで設けられている基準となる孔と、隣接する2つの基準となる孔間にそれ
ぞれ設けられている残量を示す孔とが形成されている。残量を示す孔は、長尺媒体の残量
に応じて、2つの基準となる孔間の異なる位置に設けられている。このような長尺媒体に
よれば、残量が少なくなるにつれて一方の基準となる孔から離隔し他方の基準となる孔に
接近するように残量を示す孔が形成されているから、使用者は、基準となる孔に対する残
量を示す孔の位置に基づいて、長尺媒体の残量を視覚的に把握することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4771023号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1記載の長尺媒体は、場合によっては10m以上の長さを有する長尺媒体の全
長を基準となる孔のピッチにあてはめることによって、長尺媒体の残量を示す構成を有す
るものである。このため使用者は、長尺媒体の残量の概略しか把握することができない。
長尺媒体の残量の概略しかわからないと、使用者は、長尺媒体の残量が果たして印刷しよ
うとする図柄等の長さ以上なのか否かを正確に判断することができない。そして、仮に長
尺媒体の残量が印刷しようとする図柄等の長さ未満であったにもかかわらず印刷を強行し
てしまうと、印刷のために要した多量のインク、長尺媒体、及び印刷時間が無駄になって
しまう。
【0006】
このような課題を解決するために、より詳細に残量を把握することが可能となる長尺媒
体が望まれている。
そこで特許文献1記載の長尺媒体において、より詳細に残量を把握することが可能とな
る構成を採用することも考え得る。すなわち特許文献1記載の長尺媒体は、長尺媒体の全
長を、基準となる孔のピッチにあてはめることによって長尺媒体の残量を示す構成を有す
るものであるから、基準となる孔のピッチを大きくすれば、または、基準となる孔の間に
形成される目盛りとなる孔の数を増やせば、長尺媒体の残量を詳細に示すことが可能とな
る。例えば基準となる孔のピッチを2倍にすれば、または、基準となる孔の間に形成され
る目盛りとなる孔の数を2倍にすれば、2倍の解像度で長尺媒体の残量を示すことが理論
的には可能となる。
【0007】
しかしながら基準となる孔のピッチを大きくしてしまうと、ロール状に巻回された長尺
媒体に形成されている基準となる孔を見つけることも、残量を示す孔を見つけることもそ
もそも困難になってしまうし、基準となる孔に対する残量を示す孔の相対的位置を把握す
ることも困難になってしまうから、使用者が長尺媒体の残量を視覚的に把握することがか
えって困難になってしまう。一方で基準となる孔の間に形成される目盛りとなる孔の数を
増やすと、一見して読み取り難くなってしまう。また、増やせる孔の数は、せいぜい2倍
程度に過ぎない。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで本出願の発明者らは、長尺媒体の他方の側縁部を利用して長尺媒体の残量を詳細
に示すことを着想した。
ここで特許文献1記載の長尺媒体を応用して、長尺媒体の全長の一方の半分(前半部分
)を一方の側縁部の基準となる孔のピッチにあてはめ、長尺媒体の全長の他方の半分(後
半部分)を他方の側縁部の基準となる孔のピッチにあてはめれば、基準となる孔のピッチ
を大きくすることなく、かつ、目盛りとなる孔の数を増やすことなく、2倍の解像度で長
尺媒体の残量を示すことも可能となる。
しかしながらこのような構成の下では、使用者は、両側縁部のいずれかに形成されてい
る残量を示す孔を見つけなければならないから、長尺媒体の残量を一目で把握することが
困難になってしまう。また、側縁部は2つしかないから、せいぜい2倍の解像度でしか、
長尺媒体の残量を示すことができない。
【0009】
そこで本出願の発明者らは、一定ではないピッチ(非等ピッチ)で設けられ、かつ、隣
接する基準孔間の領域をあたかも循環するように移動する孔を用いて長尺媒体の残量を詳
細に示すことを着想した。
【0010】
本開示の一態様は、始端と、終端と、前記始端と前記終端とを接続する第1側縁と、前
記始端と前記終端とを接続する第2側縁とを有する長尺媒体を示す。この長尺媒体は、前
記第1側縁に沿って第1ピッチで形成された第1基準孔と、前記第1側縁に沿って前記第
1ピッチよりも小さい第2ピッチで形成され、隣接する前記第1基準孔間にそれぞれN個
形成された第1搬送孔と(ただしNは正の整数)、前記第1側縁に沿って前記第1ピッチ
より小さい第3ピッチで形成され、隣接する前記第1基準孔間にそれぞれ設定される第1
指標孔形成領域内にそれぞれ位置する第1指標孔と、前記第2側縁に沿って前記第1ピッ
チで形成された第2基準孔と、前記第2側縁に沿って前記第2ピッチで形成され、隣接す
る前記第2基準孔間にそれぞれ前記N個形成された第2搬送孔と、前記第2側縁に沿って
、隣接する前記第2基準孔間にそれぞれ設定される第2指標孔形成領域内にそれぞれ位置
する第2指標孔であって、前記始端側に隣接する前記第2指標孔に対して前記第3ピッチ
より小さい第4ピッチで連続して形成された複数個の第1循環孔と、前記始端側に隣接す
る前記第1循環孔に対して前記第1ピッチより大きい第5ピッチで形成された第2循環孔
とが交互に形成されてなる第2指標孔とが設けられる。
ここで前記第2指標孔形成領域は、前記始端側の前記第2基準孔に対して前記終端側に
隣接する第1個目の前記第2搬送孔から第M個目の前記第2搬送孔までの領域に設定され
(ただしMはN以下の正の整数)、前記第1ピッチをP1、前記第2ピッチをP2、前記
第3ピッチをP3、前記第4ピッチをP4、前記第5ピッチをP5、第1基準長さをL1
、第1縮尺をS1、第2基準長さをL2、第2縮尺をS2としたとき、
S1=P2/L1、
L2=L1/(M-1)、
S2=P2/L2、
P3=P1-P1×S1、
P4=P1-P1×S2、
P5=P2×(M-1)+P4
の関係を有する。
さらに前記第1指標孔は、前記始端に近接し前記終端から離隔した前記第1指標孔形成
領域内に形成される前記第1指標孔ほど、当該第1指標孔形成領域の前記始端側端部から
離隔し前記終端側端部に近接した位置に形成され、隣接する前記第2循環孔間に形成され
る前記複数個の第1循環孔は、前記始端に近接し前記終端から離隔した前記第2指標孔形
成領域内に形成される前記第1循環孔ほど、当該第2指標孔形成領域の前記始端側端部か
ら離隔し前記終端側端部に近接する位置に形成され、前記複数個の第1循環孔に対して前
記始端側に隣接する前記第2循環孔は、この第2循環孔が形成される当該第2指標孔形成
領域の前記始端側端部からさらに離隔し前記終端側端部にさらに近接する位置に形成され
る。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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