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公開番号
2025132300
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024029745
出願日
2024-02-29
発明の名称
シュート
出願人
JFEスチール株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65G
11/16 20060101AFI20250903BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】搬送物の付着を抑制することのできるシュートを提供する。
【解決手段】搬送物の搬送方向で上流側装置5から放出された搬送物を搬送方向で上流側装置5の下流側の下流側装置7に案内するシュート6であって、上流側装置5から放出された搬送物が衝突する部分に、その周辺部分よりも摩擦係数の低い低摩擦部10が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送物の搬送方向で上流側装置から放出された前記搬送物を前記搬送方向で前記上流側装置の下流側の下流側装置に案内するシュートであって、前記上流側装置から放出された前記搬送物が衝突する部分に、その周辺部分よりも摩擦係数の低い低摩擦部が設けられている、シュート。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記低摩擦部の摩擦係数は0.4以下である請求項1に記載のシュート。
【請求項3】
前記低摩擦部の硬度は60HS以上である請求項1または2に記載のシュート。
【請求項4】
前記低摩擦部と水平面との成す角度である前記低摩擦部の取付角度を調整する角度調整装置を備えており、前記低摩擦部の取付角度が70°以上である請求項1または2に記載のシュート。
【請求項5】
前記低摩擦部と水平面との成す角度である前記低摩擦部の取付角度を調整する角度調整装置を備えており、前記低摩擦部の取付角度が70°以上である請求項3に記載のシュート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シュートに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
水分量が多い安価な石炭の使用拡大が検討されている。水分量が多い石炭を使用する場合には、例えば、コークス炉に装炭する前の石炭の事前処理として、貯蔵ヤードとコークス炉との間の送炭ラインに設けられた石炭調湿機によって予め設定された水分量にまで石炭の水分量を低減させる。また、石炭は室外の貯蔵ヤードに貯蔵されるため、降雨によって石炭の水分量が増大する。降雨によって石炭の水分量が増大した場合には、石炭調湿機による石炭の乾燥時間を長く設定する必要がある。
【0003】
上述した送炭ラインには、複数のコンベヤが設けられており、石炭の搬送方向で上流側の搬送コンベヤから下流側の搬送コンベヤに石炭を受け渡しながら石炭を搬送するようになっている。具体的には、上流側の搬送コンベヤと下流側の搬送コンベヤとの間にシュートが設けられている。上流側の搬送コンベヤから放出された石炭をシュート内に受け入れて、そのシュートの排出口から下流側の搬送コンベヤにおける予め設定された箇所に石炭を受け渡すようになっている。
【0004】
また石炭には付着性があるため、シュート内における石炭と接触する部分において石炭の付着が生じやすい。シュートにおける石炭の付着量が過大になると、シュート内に石炭を受け入れることができず、シュートを介した石炭の搬送が阻害される可能性がある。そのため、シュートに付着した石炭を除去する清掃が定期的、あるいは、シュートに対する石炭の付着量に応じて行われる。しかしながら、上述した清掃作業に伴って送炭ラインでの石炭の搬送を停止させ、また、石炭調湿機の運転を停止せざるを得ない。そのため、シュートに対する石炭の付着を抑制する技術が従来検討されている。
【0005】
シュートに対する石炭の付着を抑制する技術の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたシュートは上流側の搬送コンベヤから放出される鉄鉱石や石炭などの搬送物と衝突するセラミックシートを有している。セラミックシートはその上部を支点として揺動可能にシュートの内壁面に取り付けられている。上流側の搬送コンベヤから放出された搬送物はセラミックシートに衝突し、これによりセラミックシートが振動する。この振動によってセラミックシートに対する搬送物の付着を抑制するようになっている。なお、セラミックシートにおける搬送物との衝突面とは反対側に、セラミックシートを背面から支えると共にセラミックシートの角度を調整する角度調整装置が設けられている。角度調整装置によってセラミックシートの角度を調整して、下流側の搬送コンベヤにおける搬送物の落下位置を調整するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平10-279061
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
セラミックシートに搬送物が付着する原因としては、主として液架橋力と摩擦力とを挙げることができる。液架橋力は搬送物の水分量によって変化し、例えば、搬送物の水分量が増大すると、それに伴って液架橋力が増大する。そのため、セラミックシートに水分量の多い搬送物が衝突すると、水分量に起因する高い液架橋力が要因となってセラミックシートに搬送物が付着する。一方、摩擦力はセラミックシートの摩擦係数や垂直抗力によって決まる。セラミックシートの摩擦係数は他の材料と比較してある程度高い。そのため、セラミックシートに搬送物が衝突すると、セラミックシートの摩擦係数が要因となってセラミックシートに搬送物が付着する。このように、特許文献1に記載のシュートはセラミックシートに対する搬送物の付着を抑制する点で未だ改良の余地がある。
【0008】
また、セラミックシートの場合、加工性が悪いため、厚く大きくなってしまう。そのため、セラミックシートを使用する場合には、施工負荷が大きくなる可能性がある。また、これに加えて、セラミックシートは硬く脆いため、石炭が繰り返し衝突すると、送炭時に破壊されたり、割れたりする可能性がある。このような事態が生じると、搬送コンベヤ上に大きなセラミックシートの破片が落下して搬送コンベヤが損傷する可能性がある。また、セラミックは金属検知器によって検出することができない。そのため、石炭の搬送方向で、特許文献1に記載のシュートの下流側に位置する石炭調湿機の内部にセラミックシートの破片が侵入して石炭調湿機内の蒸気チューブが破壊されたり、損傷したりする可能性がある。
【0009】
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、搬送物の付着を抑制することのできるシュートを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための手段は、以下の通りである。
[1]搬送物の搬送方向で上流側装置から放出された前記搬送物を前記搬送方向で前記上流側装置の下流側の下流側装置に案内するシュートであって、前記上流側装置から放出された前記搬送物が衝突する部分に、その周辺部分よりも摩擦係数の低い低摩擦部が設けられている、シュート。
[2]前記低摩擦部の摩擦係数は0.4以下である[1]に記載のシュート。
[3]前記低摩擦部の硬度は60HS以上である[1]または[2]に記載のシュート。
[4]前記低摩擦部と水平面との成す角度である前記低摩擦部の取付角度を調整する角度調整装置を備えており、前記低摩擦部の取付角度が70°以上である[1]ないし[3]のいずれかに記載のシュート。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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