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公開番号
2025132256
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024029685
出願日
2024-02-29
発明の名称
被覆シートおよび二酸化炭素供給方法
出願人
株式会社フジタ
,
国立大学法人東京科学大学
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
A01G
7/02 20060101AFI20250903BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】設置場所を選ばず様々な状況や場面において、二酸化炭素を対象物に供給することができる被覆シートを提供する
【解決手段】被覆シートは、シート状の第1の基材と、二酸化炭素を吸着放出するアミン化合物を含む二酸化炭素吸着放出層と、を有し、二酸化炭素吸着放出層が第1の基材の一方の表面に設けられている。二酸化炭素供給方法は、二酸化炭素を吸着放出するアミン化合物を含む二酸化炭素吸着放出層がシート状基材の一方の面に設けられた被覆シートを用い、被覆シートに大気中の二酸化炭素を吸着させ、対象物を前記被覆シートで覆った状態で、二酸化炭素を吸着させた温度より高い温度で、被覆シートから二酸化炭素を放出させ、対象物に二酸化炭素を供給する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
シート状の第1の基材と、
二酸化炭素を吸着放出するアミン化合物を含む二酸化炭素吸着放出層と、を有し、
前記二酸化炭素吸着放出層が前記第1の基材の一方の表面に設けられている、
被覆シート。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記第1の基材は、気体を通過させる複数の孔を有する、
請求項1に記載の被覆シート。
【請求項3】
前記複数の孔の孔径が0.1μm~50μmである、
請求項2に記載の被覆シート。
【請求項4】
前記複数の孔は、前記第1の基材の厚さ方向に貫通する、
請求項2に記載の被覆シート。
【請求項5】
前記二酸化炭素吸着放出層は、前記第1の基材に点在する、
請求項1に記載の被覆シート。
【請求項6】
前記第1の基材の前記一方の表面に多孔質の第2の基材が付設され、
前記二酸化炭素吸着放出層が、前記第1の基材の一方の表面に代えて、前記第2の基材に設けられている、
請求項1に記載の被覆シート。
【請求項7】
二酸化炭素を吸着放出するアミン化合物を含む二酸化炭素吸着放出層がシート状基材の一方の面に設けられた被覆シートを用い、
前記被覆シートに大気中の二酸化炭素を吸着させ、
対象物を前記被覆シートで覆った状態で、前記二酸化炭素を吸着させた温度より高い温度で、前記被覆シートから二酸化炭素を放出させ、前記対象物に二酸化炭素を供給する、
二酸化炭素供給方法。
【請求項8】
前記対象物を、前記被覆シートで覆った状態で、大気中の二酸化炭素を吸着させる、
請求項7に記載の二酸化炭素供給方法。
【請求項9】
前記被覆シートを、太陽光に当てることで、前記二酸化炭素の放出を行う、
請求項7に記載の二酸化炭素供給方法。
【請求項10】
前記対象物と前記被覆シートとの間に温熱源を挿入し、前記温熱源の熱により前記二酸化炭素の放出を行う、
請求項7に記載の二酸化炭素供給方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被覆シートおよび二酸化炭素供給方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
農業では、作物の高品質・高収量を実現するために施設園芸が行われ、施設栽培技術が開発・普及してきた。施設栽培技術では、ビニールハウスなどの施設への二酸化炭素の施用がよく知られている。二酸化炭素の施用技術としては、暖房からの排ガス中の有害物質を除去し、排ガス中の二酸化炭素を再利用する二酸化炭素供給装置が知られている(特許文献1)。
【0003】
さらに、二酸化炭素の施用技術としては、空気中の二酸化炭素を濃縮し、ビニールハウスに濃縮した二酸化炭素を供給する二酸化炭素濃縮装置が知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-041649号公報
国際公開第2014/185445号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
二酸化炭素の供給源に排ガスを利用するため有害物質を除去したり、または大気から二酸化炭素を濃縮したりする処理を行うため、処理を行う装置が必要となり、外部電源等のエネルギーが必要となる。したがって、これらの装置を設置する場合、外部電源を確保する必要があり、特に屋外に設置する場合は設置場所が限られてしまう。
【0006】
外部電源を用いずに二酸化炭素を施用する方法としては、二酸化炭素の耐圧容器を施設内に置き、耐圧容器からの二酸化炭素を希釈し施設内に貯蔵し、対象物に二酸化炭素を供給することもできる。ただし、施設を用いていない、例えば屋外で行う農業では、二酸化炭素を一か所に貯蔵することができないため、二酸化炭素の耐圧容器から二酸化炭素を供給することは困難である。また、仮に屋外の農地に二酸化炭素を貯蔵する施設を設けるとしても、施設を設ける時間とコストがかかる。
【0007】
本発明の実施形態の課題の一つは、設置場所を選ばずに、二酸化炭素を対象物に供給することができる被覆シートを提供することにある。また、外部電源等のエネルギー源を用いずに二酸化炭素を対象物に供給することができる被覆シートを提供することにある。本発明の実施形態の課題の一つは、設置場所を選ばずに、二酸化炭素を対象物に供給することができる二酸化炭素供給方法を提供することにある。また、外部電源等のエネルギー源を用いずに二酸化炭素を対象物に供給することができる二酸化炭素供給方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態に係る被覆シートは、シート状の第1の基材と、二酸化炭素を吸着放出するアミン化合物を含む二酸化炭素吸着放出層と、を有し、二酸化炭素吸着放出層が第1の基材の一方の表面に設けられている。
【0009】
第1の基材は、気体を通過させる複数の孔を有してもよい。
【0010】
複数の孔の孔径が0.1μm~50μmであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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