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公開番号2025132129
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029491
出願日2024-02-29
発明の名称ロータリーカッター装置
出願人旭マシナリー株式会社
代理人個人,個人
主分類B26D 1/40 20060101AFI20250903BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】被切断物の種類や切断ムラが発生する部位に応じて被切断物に対するナイフの刃先の切断角度を簡単に変更することができるロータリーカッター装置を提供する。
【解決手段】第1及び第2ナイフホルダー3,4の縦壁面32,42同士の間に設けたナイフ21を、第1ナイフホルダー3の縦壁面32に対してのみ密着した状態で取り付ける一方、第2ナイフホルダー4の縦壁面42に対し微小な傾きを可能とする隙間を存するように設ける。第1ナイフホルダー3の第1ボルト挿通孔36の周方向ナイフ側寄り位置にナイフ側貫通孔61を設ける一方、第1ボルト挿通孔36の周方向反ナイフ側寄り位置に反ナイフ側貫通孔61を設ける。そして、ナイフ側貫通孔61及び反ナイフ側貫通孔62に、ナイフロータ22の外周面に対し先端が点接触するクランピングスクリュー63をそれぞれ螺締している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ナイフロータと、このナイフロータの外周面に対して周方向一対の第1及び第2ナイフホルダーを介してスパイラル状に取り付けられたナイフと、前記ナイフロータに対向するプレーンロータとを備え、前記ナイフと前記プレーンロータとの間でシート状の被切断物を切断するロータリーカッター装置であって、
前記第1ナイフホルダーには、第1ボルト挿通孔と前記ナイフロータの外周面に形成された嵌合溝に嵌合可能な位置決め突起とが設けられ、前記位置決め突起を前記嵌合溝に嵌合させると共に、前記第1ボルト挿通孔に挿通された第1ボルトを前記ナイフロータの外周面に設けられた第1ボルト穴に螺締して、前記第1ナイフホルダーが前記ナイフロータの外周面上に固定されている一方、
前記第2ナイフホルダーには、第2ボルト挿通孔が設けられ、この第2ボルト挿通孔に挿通された第2ボルトを前記ナイフロータの外周面に設けられた第2ボルト穴に螺締して、前記第2ナイフホルダーが前記ナイフロータの外周面上に固定されており、
前記ナイフは、前記第1及び第2ナイフホルダーの互いに向き合う縦壁面同士の間に設けられ、前記第1ナイフホルダーの縦壁面に対してのみ密着した状態で取り付けられている一方、前記第2ナイフホルダーの縦壁面に対し微小な傾きを可能とする隙間を存するように収容されていて、
前記第1ナイフホルダーの第1ボルト挿通孔の周方向ナイフ側寄り位置には、当該第1ナイフホルダーを貫通するナイフ側貫通孔が設けられ、このナイフ側貫通孔には、先端が前記ナイフロータの外周面に対し押圧する螺子部材が螺締されていることを特徴とするロータリーカッター装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
ナイフロータと、このナイフロータの外周面に対して周方向一対の第1及び第2ナイフホルダーを介してスパイラル状に取り付けられたナイフと、前記ナイフロータに対向するプレーンロータとを備え、前記ナイフと前記プレーンロータとの間でシート状の被切断物を切断するロータリーカッター装置において、
前記第1ナイフホルダーには、第1ボルト挿通孔と前記ナイフロータの外周面に形成された嵌合溝に嵌合可能な位置決め突起とが設けられ、前記位置決め突起を前記嵌合溝に嵌合させると共に、前記第1ボルト挿通孔に挿通された第1ボルトを前記ナイフロータの外周面に設けられた第1ボルト穴に螺締して、前記第1ナイフホルダーを前記ナイフロータの外周面上に固定する一方、
前記第2ナイフホルダーには、第2ボルト挿通孔が設けられ、この第2ボルト挿通孔に挿通された第2ボルトを前記ナイフロータの外周面に設けられた第2ボルト穴に螺締して、前記第2ナイフホルダーが前記ナイフロータの外周面上に固定されており、
前記ナイフは、前記第1及び第2ナイフホルダーの互いに向き合う縦壁面同士の間に設けられ、前記第1ナイフホルダーの縦壁面に対してのみ密着した状態で取り付けられている一方、前記第2ナイフホルダーの縦壁面に対し微小な傾きを可能とする隙間を存するように収容されていて、
前記第1ナイフホルダーの第1ボルト挿通孔の周方向反ナイフ側寄り位置には、当該第1ナイフホルダーを貫通する反ナイフ側貫通孔が設けられ、この反ナイフ側貫通孔には、先端が前記ナイフロータの外周面に対し押圧する螺子部材が螺締されていることを特徴とするロータリーカッター装置。
【請求項3】
ナイフロータと、このナイフロータの外周面に対して周方向一対の第1及び第2ナイフホルダーを介してスパイラル状に取り付けられたナイフと、前記ナイフロータに対向するプレーンロータとを備え、前記ナイフと前記プレーンロータとの間でシート状の被切断物を切断するロータリーカッター装置において、
前記第1ナイフホルダーには、第1ボルト挿通孔と前記ナイフロータの外周面に形成された嵌合溝に嵌合可能な位置決め突起とが設けられ、前記位置決め突起を前記嵌合溝に嵌合させると共に、前記第1ボルト挿通孔に挿通された第1ボルトを前記ナイフロータの外周面に設けられた第1ボルト穴に螺締して、前記第1ナイフホルダーを前記ナイフロータの外周面上に固定する一方、
前記第2ナイフホルダーには、第2ボルト挿通孔が設けられ、この第2ボルト挿通孔に挿通された第2ボルトを前記ナイフロータの外周面に設けられた第2ボルト穴に螺締して、前記第2ナイフホルダーが前記ナイフロータの外周面上に固定されており、
前記ナイフは、前記第1及び第2ナイフホルダーの互いに向き合う縦壁面同士の間に設けられ、前記第1ナイフホルダーの縦壁面に対してのみ密着した状態で取り付けられている一方、前記第2ナイフホルダーの縦壁面に対し微小な傾きを可能とする隙間を存するように収容されていて、
前記第1ナイフホルダーの第1ボルト挿通孔の周方向ナイフ側寄り位置及び周方向反ナイフ側寄り位置には、当該第1ナイフホルダーを貫通するナイフ側貫通孔及び反ナイフ側貫通孔がそれぞれ設けられ、このナイフ側貫通孔及び反ナイフ側貫通孔には、先端が前記ナイフロータの外周面に対し押圧する螺子部材がそれぞれ螺締されていることを特徴とするロータリーカッター装置。
【請求項4】
前記螺子部材としては、前記ナイフロータの外周面に対し先端が点接触又は線接触するクランピングスクリューが適用されている請求項1~請求項3のいずれか1つに記載のロータリーカッター装置。
【請求項5】
前記第1ナイフホルダーは、前記ナイフロータの外周面に対峙する対峙部分が前記ナイフロータの外周面に対しほぼ全域に亘って当接するような略ブロック状に形成されている請求項1~請求項3のいずれか1つに記載のロータリーカッター装置。
【請求項6】
前記第2ナイフホルダーには、位置調整用ブッシュに設けた偏芯部の挿通孔が設けられており、
前記挿通孔には、前記偏芯部を介して前記位置調整用ブッシュが装着されているとともに、この位置調整用ブッシュに設けた貫通孔には前記第2ボルトが挿通され、前記第2ボルトは、前記第2ボルト穴に螺締された状態で、前記第2ナイフホルダーが前記ナイフロータの外周面上に組み付けられていて、前記第2ナイフホルダーは、前記位置調整用ブッシュの角回転操作によって前記偏芯部を介して前記第1ナイフホルダーに対して近接乃至離間方向に移動可能とされている請求項1~請求項3のいずれか1つに記載のロータリーカッター装置。
【請求項7】
前記ナイフは、前記ナイフロータの外周面に対して互いに周方向に略180°隔てた位置においてそれぞれ周方向一対の第1及び第2ナイフホルダーを介して選択的に取り付けられている請求項1~請求項3のいずれか1つに記載のロータリーカッター装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ナイフロータに組み付けたナイフと、このナイフロータに対向するプレーンロータとにより、紙や光学フィルムなどの被切断物を切断するようにしたロータリーカッター装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、この種のロータリーカッター装置は、ナイフロータと、このナイフロータの外周面に対して周方向一対の第1及び第2ナイフホルダーを介してスパイラル状に取り付けられたナイフと、ナイフロータに対向するプレーンロータとを備え、ナイフとプレーンロータとの間でシート状の被切断物をナイフロータの軸線方向一側から他側に向かって切断するようにしている。
【0003】
このようなロータリーカッター装置では、第1ナイフホルダーには、第1ボルト挿通孔とナイフロータの外周面に形成された嵌合溝に嵌合可能な位置決め突起とが設けられ、この位置決め突起を嵌合溝に嵌合させると共に、第1ボルト挿通孔に挿通された第1ボルトをナイフロータの外周面に設けられた第1ボルト穴に螺締して、第1ナイフホルダーをナイフロータの外周面上に固定するようにしている。
【0004】
一方、第2ナイフホルダーには、第2ボルト挿通孔に挿通された第2ボルトをナイフロータの外周面に設けられた第2ボルト穴に螺締して、第2ナイフホルダーをナイフロータの外周面上に固定するようにしている。
【0005】
そして、ナイフは、第1及び第2ナイフホルダーの互いに向き合う縦壁面同士の間に設けられ、第1ナイフホルダーの縦壁面に対してのみ密着した状態で取り付けられている一方、第2ナイフホルダーの縦壁面に対し微小な傾きを可能とするために隙間を存している。この場合、第1ナイフホルダーは、ナイフの刃先の傾斜角度などを位置決めする基準側ホルダとしての機能を有している一方、第2ナイフホルダーは、ナイフに対する縦壁面との微小な隙間などを調整する調整側ホルダとしての機能を有していて、被切断物の切断時に第1及び第2ナイフホルダーの縦壁面同士の間の隙間内でのナイフの刃先の傾きの変化を許容しながら被切断物を切断するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2009-226514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、ロータリーカッター装置のナイフは、ナイフロータの軸芯線方向一側から他側までの間に亘って設けられた長さの長いものであるため、被切断物を切断する際にナイフロータの軸線方向一側から他側までの間で均一に切断できずに一部に繋がりが生じてしまうといった切断ムラが発生することがある。この切断ムラは、被切断物の種類によって生じたり、ナイフロータの軸芯線方向一側から他側までの間における被切断物へのナイフの刃先の侵入角度の変化などによって生じたりすることがある。
【0008】
その場合、被切断物へのナイフの刃先の侵入角度、つまりナイフロータの回転方向に対するナイフの刃先の切断角度を調整することによって、被切断物に対するナイフの刃先の侵入具合が変わり、被切断物の種類や被切断物へのナイフの刃先の侵入角度の変化などによる切断ムラの発生を防止することが考えられる。
【0009】
しかしながら、第1ナイフホルダーは、位置決め突起をナイフロータ外周面の嵌合溝に嵌合させかつ第1ボルト挿通孔に挿通した第1ボルトをナイフロータ外周面の第1ボルト穴に螺締してナイフロータの外周面上に固定されている。このため、被切断物の種類や切断ムラが発生する部位に応じて被切断物に対するナイフの刃先の切断角度をその都度調整するには無理があり、容易に切断ムラの発生を防止することができない。
【0010】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被切断物の種類や切断ムラが発生する部位に応じて被切断物に対するナイフの刃先の切断角度を簡単に変更することができるロータリーカッター装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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