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公開番号
2025131020
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028490
出願日
2024-02-28
発明の名称
沈降促進装置
出願人
水ing株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01D
21/02 20060101AFI20250902BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】スロッシングによる構成要素の破損を安価に確実に抑制することが可能な沈降促進装置を提供する。
【解決手段】沈降促進装置2は、複数の沈降傾斜板5を互いに平行に保持する傾斜板保持アッセンブリ3と、傾斜板保持アッセンブリ3を支持するための懸架構造体8と、傾斜板保持アッセンブリ3を懸架構造体8から吊り下げるための吊り下げ具7と、沈殿池1の側壁と傾斜板保持アッセンブリ3との間に配置される回転支持機構15と、を備える。回転支持機構15は、沈殿池1の側壁と接触する回転体20と、回転体20に設けられ、鉛直方向に延びる回転軸27と、回転軸27を支持する軸受21と、軸受21が固定されるベース23と、を含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
沈殿池に配置され、被処理水に含まれる沈殿物の沈降を促進させる沈降促進装置であって、
複数の沈降傾斜板を互いに平行に保持する傾斜板保持アッセンブリと、
前記傾斜板保持アッセンブリを支持するための懸架構造体と、
前記傾斜板保持アッセンブリを前記懸架構造体から吊り下げるための吊り下げ具と、
前記沈殿池の側壁と前記傾斜板保持アッセンブリとの間に配置される回転支持機構と、を備え、
前記回転支持機構は、
前記沈殿池の側壁と接触するか、または僅かな隙間を開けて対向する回転体と、
前記回転体に設けられ、鉛直方向に延びる回転軸と、
前記回転軸を支持する軸受と、
前記軸受が固定されるベースと、を含む、沈降促進装置。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記回転体は円筒形状、円柱形状、または球形状を有する、請求項1に記載の沈降促進装置。
【請求項3】
前記軸受に連結される旋回軸と、
前記旋回軸を鉛直方向に回動可能に支持する旋回軸受と、をさらに備える、請求項1に記載の沈降促進装置。
【請求項4】
前記回転体は樹脂製であり、
前記回転軸は金属製である、請求項1に記載の沈降促進装置。
【請求項5】
前記ベースと、前記軸受との間に挿入されるスペーサをさらに備える、請求項1に記載の沈降促進装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被処理水に含まれる沈降物を沈殿池に効率的に沈殿させるための沈降促進装置に関し、特に、スロッシング対策が施された沈降促進装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
浄水場などの水処理設備から排出される被処理水から沈降物(不純物)を効率的に分離するために、沈殿池に配置された沈降促進装置が用いられている。沈降促進装置は、例えば、水平方向に対して斜めに配置された複数の傾斜板(以下、「沈降傾斜板」と称する)と、沈降傾斜板を鉛直方向に複数段および水平方向に複数列並んで配置させるための支持フレームと、支持フレームを沈殿池に吊り下げるための吊り下げ具と、を備えている。
【0003】
このような沈降促進装置は、一般に、支持フレームを吊り下げ具を介して沈殿池の構造物に吊しているだけの簡易な支持構造を有する。そのため、地震に起因する被処理水のスロッシング(揺動)が沈殿池で発生すると、沈降促進装置も沈殿池に対して揺動してしまうことがある。沈降促進装置の揺動は、支持フレーム、沈降傾斜板、吊り下げ具などの沈降促進装置の構成要素が破損・変形したり、沈降傾斜板が支持フレームから脱落したりするなどの不具合につながるおそれがある。そこで、特許文献1乃至特許文献3に記載されるようなスロッシング対策が多数提案されている。
【0004】
特許文献1に記載のスロッシング抑制構造では、沈降傾斜板を保持するフレームと沈殿池の側壁との間に、コイルバネ部材やゴム状弾性部材などの緩衝装置を介在させている。特許文献2に記載のスロッシング抑制構造では、沈殿池に配置された鋼製架台と傾斜板ユニットを吊下げるフックボルトとの間に、ダンパを介在させている。特許文献3に記載の傾斜板沈降システムでは、沈殿池の水面近傍に配置された防波板によって、被処理水のスロッシングの波の成長を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-159199号公報
特許第7075071号公報
特開2021-171741号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載のスロッシング抑制構造では、コイルバネ部材の疲労破壊やゴム状弾性部材の劣化により緩衝装置としての機能を喪失する懸念がある。さらに、緩衝装置は、沈殿池の被処理水中に常時没していることを踏まえると、緩衝装置が地上に配置されるよりも早い速度で劣化することが想定される。さらに、緩衝装置によって、沈殿池の側壁とフレームとの衝突は回避できたとしても、フレーム自身の変位は抑制しきれず、フレームを吊り下げる吊りフックや吊りボルトなどの吊り下げ具に負荷が伝播し、該吊り下げ具が疲労破壊に至るおそれがある。さらに、緩衝装置が沈殿池の側壁と接続されるので、沈降促進装置を池長方向に移動可能に構成することができない。
【0007】
特許文献2に記載のスロッシング抑制構造では、傾斜板ユニットの寸法が沈殿池の池幅方向に大きくなると、複数のフックボルトにダンパを介在させる必要があり、スロッシング対策に必要なコストが高額になって経済性に欠け、施工も煩雑になる。
【0008】
特許文献3に記載の傾斜板沈降システムでは、沈殿池の水面のスロッシングは抑制できても、地震に起因する、傾斜板を保持する支持フレームそのもの変位は防ぐことができず、支持フレームが沈殿池の側壁に衝突して破損してしまう懸念が残っている。
【0009】
そこで、本発明は、スロッシングによる構成要素の破損を安価に確実に抑制することが可能な沈降促進装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一態様では、沈殿池に配置され、被処理水に含まれる沈殿物の沈降を促進させる沈降促進装置であって、複数の沈降傾斜板を互いに平行に保持する傾斜板保持アッセンブリと、前記傾斜板保持アッセンブリを支持するための懸架構造体と、前記傾斜板保持アッセンブリを前記懸架構造体から吊り下げるための吊り下げ具と、前記沈殿池の側壁と前記傾斜板保持アッセンブリとの間に配置される回転支持機構と、を備え、前記回転支持機構は、前記沈殿池の側壁と接触するか、または僅かな隙間を開けて対向する回転体と、前記回転体に設けられ、鉛直方向に延びる回転軸と、前記回転軸を支持する軸受と、前記軸受が固定されるベースと、を含む、沈降促進装置が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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