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公開番号2025130812
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028124
出願日2024-02-28
発明の名称給油監視システム
出願人株式会社国際電気,トキコシステムソリューションズ株式会社,ENEOS株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B67D 7/32 20100101AFI20250902BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】カメラ映像にノズルが映らなくなった状況に対して適切に対処することが可能な給油監視システムを提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る給油監視システム100は、給油所に設置された監視カメラ140の映像に基づいて給油可否判定を行う画像分析装置111と、カメラ映像140に基づいて、車両の給油口に対するノズル挿入、車両の給油口からのノズル抜け、または車両の給油者によるノズル隠れを検知するノズル検知処理部201と、ノズル検知処理部201によってノズル抜けが検知された場合に、該当する車両に対する給油を停止させる給油停止処理部202と、ノズル検知処理部201によってノズル隠れが検知された場合に、その旨を監視員または給油者に通知する通知処理部203とを備える。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
給油所に設置されたカメラの映像に基づいて給油可否判定を行う給油監視システムにおいて、
前記カメラの映像に基づいて、給油者によるノズル隠れを検知するノズル検知処理部と、
前記ノズル検知処理部によってノズル隠れが検知された場合に、その旨を通知する通知処理部とを備えたことを特徴とする給油監視システム。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
請求項1に記載の給油監視システムにおいて、
前記ノズル検知処理部は、ノズル挿入の検知時の給油口の位置を特定し、その位置を含むように検知領域を設定しておき、前記カメラの映像における給油者の位置が前記検知領域に含まれる場合に、ノズル隠れとして検知することを特徴とする給油監視システム。
【請求項3】
請求項1に記載の給油監視システムにおいて、
前記ノズル検知処理部は、ノズル挿入の検知時の給油口の位置を特定し、その位置を含むように検知領域を設定しておき、前記カメラの映像における前記検知領域の部分を所定の学習モデルにより分析することで、ノズル隠れの検知を行うことを特徴とする給油監視システム。
【請求項4】
請求項1に記載の給油監視システムにおいて、
前記ノズル検知処理部は、給油が許可される前はノズル隠れの検知を実施せず、給油が許可された後にノズル隠れの検知を実施することを特徴とする給油監視システム。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかに記載の給油監視システムにおいて、
前記ノズル検知処理部は、前記カメラの映像に基づいて、車両の給油口に対するノズル挿入、車両の給油口からのノズル抜け、または給油者によるノズル隠れを検知し、
前記ノズル検知処理部によってノズル抜けが検知された場合に、該当する車両に対する給油を停止させる前記給油停止処理部を更に備えたことを特徴とする給油監視システム。
【請求項6】
カメラの映像に基づいて、給油者によるノズル隠れを検知するノズル検知処理部と、
前記ノズル検知処理部によってノズル隠れが検知された場合に、その旨を通知する通知処理部とを備えたことを特徴とする制御装置。
【請求項7】
カメラの映像から給油者によるノズル隠れを検知するステップと、
ノズル隠れが検知された場合に、その旨を通知するステップと、
を有することを特徴とする給油監視方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、給油所に設置されたカメラの映像に基づいて給油可否判定を行う給油監視システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の給油所では、その建屋内にて給油所の作業員(監視員)がセルフ給油を行う利用者(給油者)の行動を目視、あるいは監視モニターで監視し、ハンディ端末などの給油管理装置を操作して計量機に給油許可を出していた。近年では、監視カメラの映像をAI(Artificial Intelligence)により分析するシステムの開発が進んでおり、セルフ給油の監視にも適用されつつある。
【0003】
ここで、本発明に係る技術分野の従来技術としては、以下のようなものがある。例えば、特許文献1には、監視カメラの映像に基づいて計量機のノズルの有無(利用者がノズルを所持しているか否か)を検出し、その結果に応じて給油の許可または禁止を決定する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/015256号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
給油可否判定を行う給油監視システムでは、給油中のノズル状態を検知すること、すなわち、車両の給油口に計量機のノズルが挿入されている「ノズル挿入」の状態なのか、それとも車両の給油口からノズルが抜けている「ノズル抜け」の状態なのかを正確に検知することが重要である。これは、給油中に車両の給油口からノズルが抜けた場合に給油を直ちに停止する必要があるためである。
【0006】
従来のシステムで検知できるノズル状態は、「ノズル挿入」と「ノズル抜け」のみであることが一般的である。ところが、監視カメラと給油口と給油者の位置関係によっては、カメラ映像上の給油口が給油者によって隠されてしまい、カメラ映像からノズルの様子を把握できない状況が起こり得る。その結果、ノズル状態が「ノズル挿入」または「ノズル抜け」のいずれであるかを正しく判定できない場合がある。安全性重視の観点から、「ノズル挿入」でない状況を全て「ノズル抜け」として扱うことも考えられる。しかしながら、給油者からしてみれば、給油口にノズルを挿入しているにもかかわらず、「ノズル抜け」と判定されて給油が停止される状況になりかねないため、不便である。
【0007】
本発明は、上記のような従来の事情に鑑みて為されたものであり、カメラ映像にノズルが映らなくなった状況に対して適切に対処することが可能な給油監視システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明の一態様に係る給油監視システムは、以下のように構成される。すなわち、給油所に設置されたカメラの映像に基づいて給油可否判定を行う給油監視システムにおいて、前記カメラの映像に基づいて、給油者によるノズル隠れを検知するノズル検知処理部と、前記ノズル検知処理部によってノズル隠れが検知された場合に、その旨を通知する通知処理部とを備えたことを特徴とする。
【0009】
ここで、上記の給油監視システムにおいて、前記ノズル検知処理部は、ノズル挿入の検知時の給油口の位置を特定し、その位置を含むように検知領域を設定しておき、前記カメラの映像における給油者の位置が前記検知領域に含まれる場合に、ノズル隠れとして検知するように構成され得る。
【0010】
また、上記の給油監視システムにおいて、前記ノズル検知処理部は、ノズル挿入の検知時の給油口の位置を特定し、その位置を含むように検知領域を設定しておき、前記カメラの映像における前記検知領域の部分を所定の学習モデルにより分析することで、ノズル隠れの検知を行うように構成され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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