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公開番号
2025130575
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027834
出願日
2024-02-27
発明の名称
容器搬送装置
出願人
澁谷工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65G
47/30 20060101AFI20250901BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】 複数の単列コンベヤを切り替えて下流側コンベヤへ容器を払い出す容器搬送装置において、容器間の隙間を適切に維持しながら各単列コンベヤからの払い出しを行う。
【解決手段】 容器搬送装置10は、上流側コンベヤ12と、複数の単列コンベヤ14A~14Hと、単列コンベヤ14A~14Hの何れかを上流側コンベヤ12に接続する上流側接続装置18と、下流側コンベヤ16と、単列コンベヤ14A~14Hの何れかを下流側コンベヤ16に接続する下流側接続装置20とを備える。各単列コンベヤ14A~14Hに第1、第2センサ24、26を設ける。単列コンベヤ14A~14Hのうち容器の払い出しを行っているコンベヤの第1センサ24がOFF(通光)状態となり、次に第2センサ26がOFF状態となるまでの間に、第1センサ24がON(遮光)状態とならなければ、払い出すコンベヤを異なる単列コンベヤに切り替える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容器を単列で搬送する上流側コンベヤと、容器を単列で搬送する単列コンベヤを複数列配置した複列搬送手段と、上記上流側コンベヤと上記複列搬送手段の何れかの単列コンベヤとを選択的に接続させる上流側接続手段と、容器を単列で搬送する下流側コンベヤと、上記複列搬送手段の何れかの単列コンベヤと上記下流側コンベヤとを接続させる下流側接続手段とを備え、上記複列搬送手段の何れかの単列コンベヤを介して上流側コンベヤから下流側コンベヤへ容器を搬送し、上記上流側接続手段の作動により異なる単列コンベヤに切り替えて容器を貯留する容器搬送装置において、
上記複列搬送手段の各単列コンベヤに設けられ、搬送される容器を検出する第1検出手段と、
上記複列搬送手段の各単列コンベヤにおいて上記第1検出手段の下流側に設けられ、搬送される容器を検出する第2検出手段と、
上記第1検出手段および第2検出手段の検出信号が入力されるとともに、上記複列搬送手段の各単列コンベヤ、上記上流側接続手段および下流側接続手段の作動を制御する制御手段とを備え、
上記制御手段は、上記下流側接続手段と接続されている上記複列搬送手段の1つの単列コンベヤから容器を払い出した後に、上記複列搬送手段の異なる単列コンベヤからの容器の払い出しに切り替えるときに、上記第1検出手段が、容器が無くなったことを検出し、次に上記第2検出手段が、容器が無くなったことを検出するまでの間に、上記第1検出手段が容器を検出しなかった場合に、容器が貯留された停止中の異なる単列コンベヤの駆動を開始することを特徴とする容器搬送装置。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
上記第1検出手段は、上記上流側接続手段と接続される単列コンベヤの切り替えに使用されるセンサであることを特徴とする請求項1に記載の容器搬送装置。
【請求項3】
上記第2検出手段は、搬送される容器列の先頭の容器を検出し、容器列を所定の停止位置に停止させるのに使用されるセンサであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容器搬送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器を一時的に貯留することが可能な容器搬送装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、飲料製造ラインにおいては、フィラ、キャッパ、ラベラ、ケーサなどの容器処理装置が順に配置されて、各装置で所定の処理が行われる。このような飲料製造ラインの運転中に全ての装置が一度も停止しないことは殆どなく、何れかの装置が何らかの理由で停止したり減速したりする。そのため、例えばシュリンクトンネルと容器処理装置(ケーサ)を接続する搬送コンベヤに並行してアキュームコンベヤを配置するとともに、アキュームコンベヤの上流部は分岐装置を介して搬送コンベヤに接続し、下流部は合流装置を介して搬送コンベヤに接続した容器搬送装置が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1では、搬送コンベヤ上の分岐装置やや下流側に第1センサが設けられ、下流側のケーサの停止により搬送コンベヤに滞留した容器の最後尾が第1センサに達すると、分岐ガイドを搬送コンベヤからアキュームコンベヤに切り替える。これにより上流側のシュリンクトンネルから排出された容器がアキュームコンベヤに貯留される。また、下流側のケーサの運転が再開されると、合流装置を通して搬送コンベヤ上の容器に続いて、アキュームコンベヤに貯留された容器が下流に排出される。搬送コンベヤ上の合流装置のやや上流側には第2センサが設けられ、容器の払い出し中に最後尾の容器が第2センサを通過して第2センサがオン状態となり、その状態が所定時間継続すると、合流装置の合流ガイドを搬送コンベヤからアキュームコンベヤ側に切り替えてアキュームコンベヤ上に貯留されている容器を搬送コンベヤ上へと払い出す。すなわち、搬送コンベヤからアキュームコンベヤへの合流ガイドの切り替えには、上記所定時間に対応する待機時間が設けられる。これは、何らかの理由(容器のリジェクト、ガイドとの接触、容器のサンプリングなど)で上流側において容器間に一定以上の隙間が生じていた場合に、最後尾の容器が通過していないにも拘わらず第2センサがオン状態となったことにより、最後尾の容器が通過したと判断して合流ガイドが切り替わってしまい搬送コンベヤ上に容器が取り残されることを防止するためである。そのためこの待機時間(上記所定時間)は、想定される最長の隙間に合わせて設定される必要があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4317970号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述のように、待機時間を想定される最長の隙間に合わせると、待機時間の間に搬送コンベヤの最後尾の容器とアキュームコンベヤから搬送される後続の容器との間には大きな隙間が生じてしまう。一旦生じたこの隙間を解消するためには、アキュームコンベヤから排出される容器の搬送速度を上げたり、下流側の容器処理装置の能力を下げたりする必要がある。しかし、上流側の搬送速度を上げ、下流側の搬送速度を下げると容器同士がぶつかって潰れるリスクが生じるのに加え、容器搬送装置全体の制御も複雑になる。さらに、隙間が調整されるまでの間、下流側の容器処理装置の処理能力を増減させることになるため、下流側容器処理装置を安定して動作させることができず装置への負荷も増大する。
【0006】
本発明は、複数の単列コンベヤを切り替えて下流側コンベヤへ容器を払い出す容器搬送装置において、単列コンベヤを切り替える際に容器間に大きな隙間を生じさせることなく各単列コンベヤからの払い出しを行うことを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の発明である容器搬送装置は、容器を単列で搬送する上流側コンベヤと、容器を単列で搬送する単列コンベヤを複数列配置した複列搬送手段と、上記上流側コンベヤと上記複列搬送手段の何れかの単列コンベヤとを選択的に接続させる上流側接続手段と、容器を単列で搬送する下流側コンベヤと、上記複列搬送手段の何れかの単列コンベヤと上記下流側コンベヤとを接続させる下流側接続手段とを備え、上記複列搬送手段の何れかの単列コンベヤを介して上流側コンベヤから下流側コンベヤへ容器を搬送し、上記上流側接続手段の作動により異なる単列コンベヤに切り替えて容器を貯留する容器搬送装置において、上記複列搬送手段の各単列コンベヤに設けられ、搬送される容器を検出する第1検出手段と、上記複列搬送手段の各単列コンベヤにおいて上記第1検出手段の下流側に設けられ、搬送される容器を検出する第2検出手段と、上記第1検出手段および第2検出手段の検出信号が入力されるとともに、上記複列搬送手段の各単列コンベヤ、上記上流側接続手段および下流側接続手段の作動を制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、上記下流側接続手段と接続されている上記複列搬送手段の1つの単列コンベヤから容器を払い出した後に、上記複列搬送手段の異なる単列コンベヤからの容器の払い出しに切り替えるときに、上記第1検出手段が、容器が無くなったことを検出し、次に上記第2検出手段が、容器が無くなったことを検出するまでの間に、上記第1検出手段が容器を検出しなかった場合に、容器が貯留された停止中の異なる単列コンベヤの駆動を開始することを特徴としている。
【0008】
本発明の第2の発明である容器搬送装置は、第1の発明において、上記第1検出手段が、上記上流側接続手段と接続される単列コンベヤの切り替えに使用されるセンサであることを特徴としている。
【0009】
本発明の第3の発明である容器搬送装置は、第1または第2の発明において、上記第2検出手段が、搬送される容器列の先頭の容器を検出し、容器列を所定の停止位置に停止させるのに使用されるセンサであることを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数の単列コンベヤを切り替えて下流側コンベヤへ容器を払い出す容器搬送装置において、単列コンベヤを切り替える際に容器間大きな隙間を生じさせることなく各単列コンベヤからの払い出しを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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