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公開番号
2025130455
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027629
出願日
2024-02-27
発明の名称
カチオン重合開始剤およびそれを用いた光学的立体造形用組成物
出願人
岡本化学工業株式会社
,
国立大学法人千葉大学
,
地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08G
59/68 20060101AFI20250901BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】385~405nmといった長波長領域の波長を吸収できるとともに、優れたモノマー転化率を発揮できるカチオン重合開始剤およびそれを用いた光学的立体造形用組成物を提供する。
【解決手段】グリシジルエーテル構造を有するカチオン重合性化合物と、以下の構造式:
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025130455000022.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">59</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image>
(式中、X
-
は一価の陰イオンである)で表される芳香族スルホニウム塩であるカチオン重合開始剤とを含有する光学的立体造形用組成物。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)グリシジルエーテル構造を有するカチオン重合性化合物と、
(B)以下の構造式:
JPEG
2025130455000020.jpg
61
170
(式中、X
-
は一価の陰イオンである)
で表される芳香族スルホニウム塩であるカチオン重合開始剤と、
を含有する光学的立体造形用組成物。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
(C)メタクリル基及び/又はアクリル基を有するラジカル重合性化合物と、
(D)ラジカル重合開始剤と
を更に含有する請求項1に記載の光学的立体造形用組成物。
【請求項3】
(E)カチオン重合性エポキシ樹脂、
(F)スチレン含有共重合樹脂、又は
(G)上記の成分(A)以外のカチオン重合性化合物
を更に含有する請求項1又は2に記載の光学的立体造形用組成物。
【請求項4】
以下の構造式:
JPEG
2025130455000021.jpg
63
170
(式中、X
-
は一価の陰イオンである)
で表される芳香族スルホニウム塩であるカチオン重合開始剤。
【請求項5】
X
-
がPF
6
-
である請求項4に記載のカチオン重合開始剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カチオン重合開始剤およびそれを用いた光学的立体造形用組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、3次元CADデータに基づいて、光硬化性樹脂を紫外線レーザーの走査により硬化させて形成した硬化層を積層することによって、立体造形物を作製する光学的立体造形技術が着目されている。光学的立体造形技術(以下、「光学的立体造形」を「光造形」とも称する。)によれば、金型や鋳型を用意せずに、簡便に素早く試作品を作製することができるため、製品開発の設計から生産までに要する時間とコストを削減することができる。光造形技術は、3次元CADが急速に普及したことに伴い、自動車部品や、電気機器、医療機器など、多岐にわたる産業分野で採用されてきた。
【0003】
光学的立体造形技術の適用分野の拡大により、光硬化性樹脂に要求される性能も高まっている。特に、硬化速度が速く、硬化時の寸法安定性や寸法精度に優れ、曲げなどの外部応力が加えられても破損しにくい、靱性や耐久性などの機械特性及び耐熱性に優れた立体造形物を形成できる光硬化性樹脂が求められている。
【0004】
このような光硬化性樹脂に用いるモノマーとして、カチオン重合性のエポキシモノマーや、ラジカル重合性のアクリルモノマーが用いられている。一般的に、エポキシモノマーのカチオン重合は、アクリルモノマーのラジカル重合に比べて、反応速度が遅いものの、造形物の強度が高いという特徴がある。また、例えば、特許文献1のように、これら両方の特性を兼ね備えたエポキシモノマーとアクリルモノマーの両方を含む光造形用組成物も多く提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2017/141935号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
3Dプリンターの光源には、例えば、405nmという可視部の波長のものが使用されていることが多い。ラジカル重合開始剤は、吸収波長が紫外部から可視部に及ぶ広い領域の波長を吸収できる化合物が多く開発されている一方、カチオン重合開始剤は、可視部の波長を吸収できる化合物がほとんどないのが現状である。
【0007】
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、385~405nmといった長波長領域の波長を吸収できるとともに、優れたモノマー転化率を発揮できるカチオン重合開始剤およびそれを用いた光学的立体造形用組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を達成するため、本発明は、その一態様として、光学的立体造形用組成物であり、これは、
(A)グリシジルエーテル構造を有するカチオン重合性化合物と、
(B)以下の構造式:
JPEG
2025130455000002.jpg
62
170
(式中、X
-
は一価の陰イオンである)
で表される芳香族スルホニウム塩であるカチオン重合開始剤とを含むものである。
【0009】
本発明に係る光学的立体造形用組成物は、(C)メタクリル基及び/又はアクリル基を有するラジカル重合性化合物と、(D)ラジカル重合開始剤とを更に含有してもよい。
【0010】
本発明に係る光学的立体造形用組成物は、(E)カチオン重合性エポキシ樹脂、(F)スチレン含有共重合樹脂、又は(G)上記の成分(A)以外のカチオン重合性化合物を更に含有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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