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公開番号2025129621
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026373
出願日2024-02-26
発明の名称塵芥収集車
出願人極東開発工業株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類B65F 3/00 20060101AFI20250829BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】塵芥収容箱に塵芥が満載となった場合であっても、塵芥投入箱を回動させて塵芥収容箱の後端開口部を開くことができる塵芥収集車を提供する。
【解決手段】塵芥収集車は、塵芥を収容可能な塵芥収容箱と、塵芥収容箱の後端開口部に連設され、回動することで後端開口部を開閉可能な塵芥投入箱と、塵芥投入箱内に配置され、塵芥投入箱に投入された塵芥を塵芥収容箱内に積み込む積込装置と、塵芥収容箱内において塵芥投入箱に対して接近する方向又は離間する方向に移動可能な排出板と、塵芥投入箱と塵芥収容箱を係合し、塵芥投入箱が回動して後端開口部が開くのを防ぐ係合機構と、を備え、係合機構の係合を解除する際、排出板は、塵芥投入箱に対して離間する方向に移動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
塵芥を収容可能な塵芥収容箱と、前記塵芥収容箱の後端開口部に連設され、回動することで前記後端開口部を開閉可能な塵芥投入箱と、前記塵芥投入箱内に配置され、前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱内に積み込む積込装置と、前記塵芥収容箱内において前記塵芥投入箱に対して接近する方向又は離間する方向に移動可能な排出板と、前記塵芥投入箱と前記塵芥収容箱を係合し、前記塵芥投入箱が回動して前記後端開口部が開くのを防ぐ係合機構と、を備え、
前記係合機構の係合を解除する際、前記排出板は、前記塵芥投入箱に対して離間する方向に移動する、塵芥収集車。
続きを表示（約 940 文字）【請求項２】
塵芥を収容可能な塵芥収容箱と、前記塵芥収容箱の後端開口部に連設され、回動することで前記後端開口部を開閉可能な塵芥投入箱と、前記塵芥投入箱内に配置され、前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱内に積み込む積込装置と、前記塵芥投入箱と前記塵芥収容箱を係合し、前記塵芥投入箱が回動して前記後端開口部が開くのを防ぐ係合機構と、を備え、
前記積込装置は、前方に揺動して塵芥を圧縮し、且つ上昇して塵芥を前記塵芥収容箱に押し込む圧縮板を備え、
前記係合機構の係合を解除する際、前記圧縮板は、下降する、又は、前記圧縮板は、後方に揺動する、塵芥収集車。
【請求項３】
塵芥を収容可能な塵芥収容箱と、前記塵芥収容箱の後端開口部に連設され、回動することで前記後端開口部を開閉可能な塵芥投入箱と、前記塵芥投入箱内に配置され、前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱内に積み込む積込装置と、前記塵芥投入箱と前記塵芥収容箱を係合し、前記塵芥投入箱が回動して前記後端開口部が開くのを防ぐ係合機構と、を備え、
前記積込装置は、前記塵芥投入箱内で回転する回転板と、前記回転板が正方向に回転することによって前記塵芥投入箱内で押し上げられた塵芥を、前方に揺動して前記塵芥収容箱に押し込む押込板と、を備え、
前記係合機構の係合を解除する際、前記押込板は、後方に揺動する、又は、前記回転板は、逆方向に回転する、塵芥収集車。
【請求項４】
前記係合機構を駆動させる第１油圧機器と、
前記積込装置を駆動させる第２油圧機器と、
前記塵芥収集車の各部を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、操作部から前記係合機構の係合を解除し、前記塵芥投入箱を回動させて前記後端開口部を開くように指令を受けた際、前記第１油圧機器及び前記第２油圧機器の少なくとも一方の圧力が所定圧を超えていた場合、前記排出板を前記塵芥投入箱に対して離間する方向に移動させる、前記圧縮板を下降させる、前記圧縮板を後方に揺動させる、前記押込板を後方に揺動させる、又は、前記回転板を逆方向に回転させる、請求項１～３の何れか１項に記載の塵芥収集車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本出願は、塵芥収集車に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１の塵芥収集車は、塵芥収容箱と、塵芥収容箱の後端開口部に連設され、回動することで後端開口部を開閉可能な塵芥投入箱と、塵芥投入箱に投入された塵芥を塵芥収容箱内に積み込む積込装置と、塵芥投入箱に設けた被係合部に係合して、塵芥投入箱が回動して後端開口部が開くのを防ぐ開き防止用フックと、を備えている。
【０００３】
ところで、塵芥収容箱に塵芥が満載となった場合、塵芥収容箱内で塵芥の圧力が高くなるため、塵芥投入箱も塵芥収容箱側から押される。そのため、開き防止用フックの係合を解除することができず、塵芥投入箱を回動させて塵芥収容箱の後端開口部を開くことができないことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２０－１４２８７８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
そこで、課題は、塵芥収容箱に塵芥が満載となった場合であっても、塵芥投入箱を回動させて塵芥収容箱の後端開口部を開くことができる塵芥収集車を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
［１］
塵芥収集車は、塵芥を収容可能な塵芥収容箱と、前記塵芥収容箱の後端開口部に連設され、回動することで前記後端開口部を開閉可能な塵芥投入箱と、前記塵芥投入箱内に配置され、前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱内に積み込む積込装置と、前記塵芥収容箱内において前記塵芥投入箱に対して接近する方向又は離間する方向に移動可能な排出板と、前記塵芥投入箱と前記塵芥収容箱を係合し、前記塵芥投入箱が回動して前記後端開口部が開くのを防ぐ係合機構と、を備え、
前記係合機構の係合を解除する際、前記排出板は、前記塵芥投入箱に対して離間する方向に移動する、という構成である。
【０００７】
［２］
また、塵芥収集車は、塵芥を収容可能な塵芥収容箱と、前記塵芥収容箱の後端開口部に連設され、回動することで前記後端開口部を開閉可能な塵芥投入箱と、前記塵芥投入箱内に配置され、前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱内に積み込む積込装置と、前記塵芥投入箱と前記塵芥収容箱を係合し、前記塵芥投入箱が回動して前記後端開口部が開くのを防ぐ係合機構と、を備え、
前記積込装置は、前方に揺動して塵芥を圧縮し、且つ上昇して塵芥を前記塵芥収容箱に押し込む圧縮板を備え、
前記係合機構の係合を解除する際、前記圧縮板は、下降する、又は、前記圧縮板は、後方に揺動する、という構成でもよい。
【０００８】
［３］
また、塵芥収集車は、塵芥を収容可能な塵芥収容箱と、前記塵芥収容箱の後端開口部に連設され、回動することで前記後端開口部を開閉可能な塵芥投入箱と、前記塵芥投入箱内に配置され、前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱内に積み込む積込装置と、前記塵芥投入箱と前記塵芥収容箱を係合し、前記塵芥投入箱が回動して前記後端開口部が開くのを防ぐ係合機構と、を備え、
前記積込装置は、前記塵芥投入箱内で回転する回転板と、前記回転板が正方向に回転することによって前記塵芥投入箱内で押し上げられた塵芥を、前方に揺動して前記塵芥収容箱に押し込む押込板と、を備え、
前記係合機構の係合を解除する際、前記押込板は、後方に揺動する、又は、前記回転板は、逆方向に回転する、という構成でもよい。
【０００９】
［４］
上記［１］～［３］何れかの塵芥収集車においては、前記係合機構を駆動させる第１油圧機器と、
前記積込装置を駆動させる第２油圧機器と、
前記塵芥収集車の各部を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、操作部から前記係合機構の係合を解除し、前記塵芥投入箱を回動させて前記後端開口部を開くように指令を受けた際、前記第１油圧機器及び前記第２油圧機器の少なくとも一方の圧力が所定圧を超えていた場合、前記排出板を前記塵芥投入箱に対して離間する方向に移動させる、前記圧縮板を下降させる、前記圧縮板を後方に揺動させる、前記押込板を後方に揺動させる、又は、前記回転板を逆方向に回転させる、という構成でもよい。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
第１実施形態に係る塵芥収集車を左側から見た側断面図
同実施形態に係る塵芥収集車の背面図
圧縮板の動作説明図
同実施形態に係る塵芥収集車の後部を左側から見た側面図
第２実施形態に係る塵芥収集車を左側から見た側断面図
回転板、押込板、及び押込シリンダの動作説明図
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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