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公開番号2025129173
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-04
出願番号2025103584,2024174181
出願日2025-06-19,2020-03-11
発明の名称ベーパーチャンバ
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F28D 15/02 20060101AFI20250828BHJP(熱交換一般)
要約【課題】熱輸送能力を高めることができるベーパーチャンバを提供する。
【解決手段】第1面と、第1面の反対側に第2面と、を有し、第1面に設けられた第2流路と、第1面から第2面に貫通して設けられた第1流路とを有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
密閉空間に作動流体が封入されるベーパーチャンバ用のシートであって、
前記ベーパーチャンバ用の前記シートは、第1面と、前記第1面の反対側に第2面と、を有し、
前記シートには、前記第1面に設けられた第2流路と、前記シートの前記第1面から前記第2面に貫通して設けられた第1流路とを有し、
前記第2流路は、前記第1流路の壁面を介して複数の連通開口部によって前記第1流路に連通し、
前記壁面は、前記第1流路の内側に最も突出した頂部を具備し、
前記壁面は、前記頂部から前記第1面に向かって断面視で傾斜している、
ベーパーチャンバ用のシート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、密閉空間に封入された作動流体を、相変化を伴いつつ還流することにより熱輸送を行うベーパーチャンバに関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
パソコン並びに携帯電話及びタブレット端末のような携帯型端末に備えられているCPU(中央演算処理装置)等の電子部品からの発熱量は、情報処理能力の向上により増加する傾向にあり冷却技術が重要である。このような冷却のための手段としてヒートパイプがよく知られている。これはパイプ内に封入された作動流体により、熱源における熱を他の部位に輸送することで拡散させ、熱源を冷却するものである。
【0003】
一方、近年においては特に携帯型端末等で薄型化が顕著であり、従来のヒートパイプよりも薄型の冷却手段が必要となってきた。これに対して例えば特許文献1に記載のようなベーパーチャンバが提案されている。
【0004】
ベーパーチャンバはヒートパイプによる熱輸送の考え方を板状の部材に展開した機器である。すなわち、ベーパーチャンバには、対向する平板の間に作動流体が封入されており、この作動流体が相変化を伴いつつ還流することで熱輸送を行い、熱源における熱を輸送及び拡散して熱源を冷却する。
【0005】
より具体的には、ベーパーチャンバ内部には蒸気用流路と凝縮液用流路とが設けられ、ここに作動流体が封入されている。ベーパーチャンバを熱源に配置すると、熱源の近くにおいて作動流体は熱源からの熱を受けて蒸発し、気体(蒸気)となって蒸気用流路を移動する。これにより熱源からの熱が熱源から離れた位置に円滑に輸送され、その結果熱源が冷却される。
熱源からの熱を輸送した気体状態の作動流体は熱源から離れた位置にまで移動し、周囲に熱を吸収されることで冷却されて凝縮し、液体状態に相変化する。相変化した液体状態の作動流体は凝縮液用流路を通り、熱源の位置にまで戻ってまた熱源からの熱を受けて蒸発して気体状態に変化する。
以上のような循環により熱源から発生した熱が熱源から離れた位置に輸送、拡散され熱源が冷却される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-212028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示は、熱輸送能力を高めることができるベーパーチャンバを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の1つの態様は、密閉空間に作動流体が封入されるベーパーチャンバ用のシートであって、ベーパーチャンバ用のシートは、第1面と、第1面の反対側に第2面と、を有し、シートには、第1面に設けられた第2流路と、シートの第1面から第2面に貫通して設けられた第1流路とを有し、第2流路は、第1流路の壁面を介して複数の連通開口部によって第1流路に連通し、壁面は、第1流路の内側に最も突出した頂部を具備し、壁面は、頂部から第1面に向かって断面視で傾斜しているベーパーチャンバ用のシートである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、ベーパーチャンバの熱輸送能力を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1はベーパーチャンバ1の斜視図である。
図2はベーパーチャンバ1の分解斜視図である。
図3は第三シート30をz方向から見た図である。
図4は図3とは反対側から見た図である。
図5は第三シート30の断面図である。
図6は第三シート30の他の断面図である。
図7(a)、図7(b)は外周液流路部34に注目した断面図である。
図8は外周液流路部34をz方向から見て一部を拡大した図である。
図9は他の例の外周液流路部をz方向から見て一部を拡大した図である。
図10は他の例の外周液流路部を説明する図である。
図11は他の例の外周液流路部を説明する図である。
図12は他の例の外周液流路部を説明する図である。
図13(a)、図13(b)は内側液流路部38に注目した断面図である。
図14は内側液流路部38をz方向から見て一部を拡大した図である。
図15はベーパーチャンバ1の断面図である。
図16はベーパーチャンバ1の他の断面図である。
図17(a)、図17(b)は図15の一部を拡大した断面図である。
図18(a)、図18(b)は図15の一部を拡大した断面図である。
図19は電子機器50を説明する図である。
図20は作動流体の流れを説明する図である。
4つのシートによる例を説明する図である。
図22は第二の形態にかかるベーパーチャンバ51の分解斜視図である。
図23はベーパーチャンバ51の密閉空間を説明する図である。
図24はベーパーチャンバ51の断面図である。
図25は図24の一部を拡大した図である。
図26はベーパーチャンバ101の斜視図である。
図27はベーパーチャンバ101の分解斜視図である。
図28は第三シート130をz方向から見た図である。
図29は図28とは反対側から見た図である。
図30は第三シート130の断面図である。
図31は第三シート130の他の断面図である。
図32は外周液流路部134に注目した断面図である。
図33は外周液流路部134を説明する図である。
図34は柱136aが配置された部位の断面図である。
図35は内側液流路部138に注目した断面図である。
図36は内側液流路部138を説明する図である。
図37は柱140aが配置された部位の断面図である。
図38はベーパーチャンバ101の断面図である。
図39はベーパーチャンバ101の他の断面図である。
図40は図38の一部を拡大した図である。
図41は柱136aが配置された部位を拡大した断面図である。
図42は図38の一部を拡大した図である。
図43は柱140aが配置された部位を拡大した断面図である。
図44は他の形態を説明する図である。
図45は他の形態を説明する図である。
図46は他の形態を説明する図である。
図47は他の形態を説明する図である。
図48(a)、図48(b)は内側液流路部238に注目した断面図である。
図49(a)、図49(b)はベーパーチャンバ201の断面のうち内側液流路部238の周辺の図である。
図50は断面における好ましい形態を説明する図である。
図51(a)、図51(b)は他の形態の導入部を説明する図である。
図52(a)、図52(b)は他の形態の導入部を説明する図である。
図53(a)、図53(b)は他の形態の導入部を説明する図である。
図54(a)、図54(b)は他の形態の導入部を説明する図である。
図55(a)、図55(b)は他の形態の導入部を説明する図である。
図56(a)、図56(b)は他の形態の導入部を説明する図である。
図57(a)、図57(b)は他の形態の導入部を説明する図である。
図58はベーパーチャンバ301の断面図である。
図59はベーパーチャンバ301の製造過程を説明する図である。
図60はベーパーチャンバ301の製造過程を説明する図である。
図61はベーパーチャンバ301の製造過程を説明する図である。
図62はベーパーチャンバ301の製造過程を説明する図である。
図63はベーパーチャンバ301の製造過程を説明する図である。
図64はベーパーチャンバ301の製造過程を説明する図である。
図65はベーパーチャンバ301’の断面図である。
図66はベーパーチャンバ301”の断面図である。
図67はベーパーチャンバ401の断面図である。
図68はベーパーチャンバ501における内側液流路部538を説明する図である。
図69は図68に示す一対の液流路凸部の形態を説明する図である。
図70は図69に示す一対の液流路凸部の作用を説明する図である。
図71は図68に示す液流路凸部の実際の形態を説明する図である。
図72はベーパーチャンバ501’における内側液流路部538’を説明する図である。
図73はベーパーチャンバ501”における内側液流路部538”を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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