特許ウォッチ

公開番号2025128980
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024037622
出願日2024-02-22
発明の名称食器洗浄機
出願人タニコー株式会社
代理人
主分類A47L 15/42 20060101AFI20250827BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】製造が容易ながらも復水効率が優れた熱交換器を有し、且つ騒音を低減した、食器洗浄機を提供する。
【解決手段】表面を波状に折り曲げたフレキシブルステンレス管を熱交換器の冷却管とし、洗浄槽の外側と筐体の内側に防音材を設置した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
表面を波状に折り曲げたステンレス管を熱交換器の冷却管とし、洗浄槽の外側と筐体の内側に防音材を設置した、ことを特徴とする食器洗浄機。
続きを表示（約 150 文字）【請求項２】
防音材が、弾性部材、微細な空隙を有する合成樹脂、繊維集合体、金属含有ゴムから選ばれた１種または２種以上であることを特徴とする、請求項１記載の食器洗浄機。
【請求項３】
三次元網目構造を有する合成樹脂が防音材の一部を成すことを特徴とする、請求項１記載の食器洗浄機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、食器洗浄中に発生する湯気や蒸気が外部に放出されることなく装置内で復水でき、且つ、静音性に優れる、食器洗浄機に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
食器洗浄機は、洗浄時や濯ぎ時に回転するプロペラに設けたノズルから温水や熱水を噴出するので、湯気や蒸気が筐体から漏れ出たり騒音が生じたりしている。飲食店等では、排気装置が設置されていないカウンターの下に食器洗浄機を設置することがあるが、カウンター周辺に充満する湯気や蒸気や騒音が客を不愉快にしていた。
【０００３】
従来、湯気や蒸気を食器洗浄機内で復水する装置には、特開２０１５－１２４９９３号に記載されているように冷却水を流す円筒管を巻き回した熱交換器に湯気や蒸気を導入するものや、特開２０１７－１２３９２４号に記載されているように、冷却水を流す円筒管にフィンを付けて熱交換する面積を増やすものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
公開２０１５－１２４９９３号公報
公開２０１７－１２３９２４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
熱交換器の内部に円筒管を巻き回すだけでは熱交換が不十分であるために湯気や蒸気が食器洗浄機から外部に出てしまうという不具合があり、円筒管にフィンを付けると製造工程が煩雑になるという不具合があった。
【０００６】
本発明の目的は、製造工程が簡便ながらも湯気や蒸気が外部に放出されることなく装置内で復水できる、復水効率が優れた熱交換器を有し、且つ騒音を低減した、食器洗浄機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
食器洗浄機から発生した湯気や蒸気は熱交換器に設置された冷却管と接触して復水されるため、冷却管として単位長さ当たりの表面積（比表面積）が大きい管を高密度に設置するほど冷却効率が上がる。表面を波状に折り曲げたフレキシブルステンレス管は、比表面積が大きく、容易に曲げることができるので、製造時の作業性を悪化させることなく熱交換器の内部に高密度に設置できることを見出した。また、食器洗浄機から発生する騒音は、ポンプで圧送された温水や熱水がプロペラに設けたノズルから噴出する際の音や、吹き出た温水や熱水が食器や洗浄槽内面に当たる音や、プロペラの回転で生じる洗浄槽の振動音や、ポンプの駆動音に分解できることを見出した。
本発明は、フレキシブルステンレス管を熱交換器の冷却管とし、洗浄槽の外側と筐体の内側に防音材を設置した、ことを特徴とする食器洗浄機である。
【発明の効果】
【０００８】
本発明の食器洗浄機は、製造工程が簡便ながら冷却効率が高いフレキシブルステンレス管を熱交換器の冷却管にしているので、湯気や蒸気が外部に放出されることなく装置内で復水され、洗浄槽の外側と筐体の内側に防音材を設置したので騒音が抑制されて静音性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
食器洗浄機全体図
天板を除いた食器洗浄機全体図
表面の波型が独立したフレキシブルステンレス管
表面の波型が連続したフレキシブルステンレス管
食器洗浄機の構成を示す図
洗浄槽の分解図
扉の分解図
筐体の分解図
洗浄ポンプと周辺部材
【発明を実施するための形態】
【００１０】
図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許