TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025128571
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025309
出願日
2024-02-22
発明の名称
緊張構造および緊張構造の施工方法
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E04G
21/12 20060101AFI20250827BHJP(建築物)
要約
【課題】コンクリート構造体からの緊張材の突出量を小さくすることのできる緊張構造および緊張構造の施工方法を提供する。
【解決手段】緊張構造は、コンクリート構造体31を緊張材32で所定方向に緊張し、所定方向における一端を固定端とし、他端を緊張端としている。緊張材32は、一端に所定長さの螺条が形成され、一端の螺条に緊張材32が伝達する緊張力をコンクリート構造体31に対する支圧力として負担する支圧面積を有する固定プレート35のみが螺合されており、固定プレート35に形成された螺条と緊張材32の一端に形成された螺条との螺合による螺合接合により緊張力を伝達している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
コンクリート構造体を緊張材で所定方向に緊張し、前記所定方向における一端を固定端とし、他端を緊張端とした緊張構造であって、
前記緊張材は、
前記一端に所定長さの螺条が形成され、
前記一端の螺条に前記緊張材が伝達する緊張力を前記コンクリート構造体に対する支圧力として負担する支圧面積を有する固定プレートのみが螺合されており、
前記固定プレートに形成された螺条と前記緊張材の前記一端に形成された螺条との螺合による螺合接合により前記緊張力を伝達している
緊張構造。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記固定プレートは、
前記所定方向における一端側の面が前記コンクリート構造体の前記所定方向における一端側の面と略同面となるように前記コンクリート構造体に埋設されている
請求項1に記載の緊張構造。
【請求項3】
前記固定プレートは、
前記コンクリート構造体の前記所定方向における一端側の面に外側から当接するように設けられている
請求項1に記載の緊張構造。
【請求項4】
前記コンクリート構造体は、免震構造の上部構造の一部又は下部構造の一部であり、
前記コンクリート構造体の前記所定方向における一端側に、前記免震構造の相対水平変位を許容する離間空間を有する
請求項1に記載の緊張構造。
【請求項5】
前記コンクリート構造体の前記所定方向における一端側に、居室空間、歩行空間又は階段室を有する
請求項1に記載の緊張構造。
【請求項6】
前記緊張材は、シース管に内包されている
請求項1に記載の緊張構造。
【請求項7】
前記緊張材は、アンボンド緊張材である
請求項1に記載の緊張構造。
【請求項8】
前記緊張材は、周囲がコンクリートに付着している
請求項1に記載の緊張構造。
【請求項9】
コンクリート構造体を緊張材で所定方向に緊張し、前記所定方向における一端を固定端とし、他端を緊張端とした緊張構造の施工方法であって、
前記緊張材の一端に形成された螺条に螺合接合した固定プレートが前記コンクリート構造体から露出し、かつ、前記緊張材の他端に形成された螺条が前記コンクリート構造体から突出するように前記緊張材を設置する緊張材設置工程と、
前記緊張材の設置後、前記コンクリート構造体の型枠にコンクリートを打設するコンクリート打設工程と、
前記緊張材に引張荷重を掛けた状態で、前記緊張材の他端に形成された螺条にナットを締め付ける緊張工程と、を備える
緊張構造の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート構造体を緊張材で緊張する緊張構造および緊張構造の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
コンクリート構造体を緊張材で緊張する緊張構造として、例えば特許文献1に記載の構造が知られている。特許文献1の緊張構造においては、コンクリート構造体に形成される凹部内で緊張材の一端が固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-70917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した凹部内への緊張材の突出量が大きくなれば、その分だけ深い凹部が必要となるとともに必要となるコンクリート量も多くなる。そのため、コンクリート構造体からの緊張材の突出量を小さくすることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する緊張構造は、コンクリート構造体を緊張材で所定方向に緊張し、前記所定方向における一端を固定端とし、他端を緊張端としている。前記緊張材は、前記一端に所定長さの螺条が形成され、前記一端の螺条に前記緊張材が伝達する緊張力を前記コンクリート構造体に対する支圧力として負担する支圧面積を有する固定プレートのみが螺合されており、前記固定プレートに形成された螺条と前記緊張材の前記一端に形成された螺条との螺合による螺合接合により前記緊張力を伝達している。
【0006】
上記課題を解決する緊張構造の施工方法は、コンクリート構造体を緊張材で所定方向に緊張し、前記所定方向における一端を固定端とし、他端を緊張端とした緊張構造の施工方法である。緊張構造の施工方法は、前記緊張材の一端に形成された螺条に螺合接合した固定プレートが前記コンクリート構造体から露出し、かつ、前記緊張材の他端に形成された螺条が前記コンクリート構造体から突出するように前記緊張材を設置する緊張材設置工程と、前記緊張材の設置後、前記コンクリート構造体の型枠にコンクリートを打設するコンクリート打設工程と、前記緊張材に引張荷重を掛けた状態で、前記緊張材の他端に形成された螺条にナットを締め付ける緊張工程と、を備える。これらによれば、固定端においてコンクリート構造体からの緊張材の突出量を小さくすることができる。
【0007】
上記構成の緊張構造において、前記固定プレートは、前記所定方向における一端側の面が前記コンクリート構造体の前記所定方向における一端側の面と略同面となるように前記コンクリート構造体に埋設されていることが好ましい。これにより、コンクリート構造体からの緊張材の突出量をさらに小さくすることができる。
【0008】
上記構成の緊張構造において、前記固定プレートは、前記コンクリート構造体の前記所定方向における一端側の面に外側から当接するように設けられていてもよい。これにより、コンクリート構造体からの緊張材の突出量を小さくすることができる。
【0009】
上記構成の緊張構造において、前記コンクリート構造体は、免震構造の上部構造の一部又は下部構造の一部であり、前記コンクリート構造体の前記所定方向における一端側に、前記免震構造の相対水平変位を許容する離間空間を有することが好ましい。これにより、下部構造に対して上部構造が水平方向に変位したとしても、その変位を離間空間で許容することができる。
【0010】
上記構成の緊張構造は、前記コンクリート構造体の前記所定方向における一端側に、居室空間、歩行空間又は階段室を有していてもよい。下部構造に対する上部構造の水平相対変位が許容されることにより、所定方向におけるコンクリート構造体の一端側に居室空間や歩行空間、階段室などを設置することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社大林組
建物
2か月前
株式会社大林組
建物
2か月前
株式会社大林組
加泥材
1か月前
株式会社大林組
減衰装置
1か月前
株式会社大林組
施工方法
3か月前
株式会社大林組
施工方法
3か月前
株式会社大林組
減衰装置
1か月前
株式会社大林組
接続構造
1か月前
株式会社大林組
制震構造
2か月前
株式会社大林組
雨水桝蓋
2か月前
株式会社大林組
基礎構造
20日前
株式会社大林組
作業機械
2か月前
株式会社大林組
免震建築物
9日前
株式会社大林組
免震構造物
3か月前
株式会社大林組
ブラインド
3か月前
株式会社大林組
土壌改良方法
1か月前
株式会社大林組
耐火被覆構造
1か月前
株式会社大林組
耐火被覆構造
1か月前
株式会社大林組
屋根構築方法
2か月前
株式会社大林組
ルーバー構造
2日前
株式会社大林組
監視システム
9日前
株式会社大林組
摩擦ダンパー
2か月前
株式会社大林組
空調システム
9日前
株式会社大林組
人工地盤構造
3か月前
株式会社大林組
摩擦ダンパー
2か月前
株式会社大林組
免震建物構造
2か月前
株式会社大林組
流出防止治具
3か月前
株式会社大林組
積層材成型方法
1か月前
株式会社大林組
粉塵飛散抑制剤
2か月前
株式会社大林組
シャッター装置
1か月前
株式会社大林組
建物の躯体構造
12日前
株式会社大林組
建物の躯体構造
12日前
株式会社大林組
施工管理システム
3か月前
株式会社大林組
地震損失評価方法
1か月前
株式会社大林組
日射遮蔽発電装置
18日前
株式会社大林組
作業支援システム
20日前
続きを見る
他の特許を見る