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公開番号2025128079
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2025072013,2021572513
出願日2025-04-24,2020-06-08
発明の名称思春期遅発を予測および処置するためのキスペプチン
出願人ザ ジェネラル ホスピタル コーポレイション,ザ チルドレンズ メディカル センター コーポレーション
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 38/08 20190101AFI20250826BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】病的低ゴナドトロピン性性腺機能低下症を有する、リスクがある、または軽症型を有するものとして特定する方法を提供する。
【解決手段】方法は、対象におけるLHのベースラインレベルを測定することと、刺激用量のキスペプチンまたはキスペプチンアナログ、例えば静脈内ボーラスによって投与される、0.08~15nmol/kgのキスペプチン-10を含む用量、または皮下(SC)注射によって投与される、0.8~500nmol/kgのキスペプチン-10を含む用量を対象に投与することと、刺激用量の投与後に少なくとも1つのLHレベルを測定すること、対象におけるLHのベースラインレベルを刺激用量の投与後のレベルと比較することと、LHのベースラインレベルと有意差のない刺激用量の投与後のレベルを有する、思春期遅発を有する対象を、病的低ゴナドトロピン性性腺機能低下症を有するものとして特定することとを含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
生殖内分泌機能不全、任意に病的低ゴナドトロピン性性腺機能低下症を有する対象を処
置する方法であって、治療的有効量の(i)複数用量のキスペプチンもしくはキスペプチ
ンアナログ、および/または(ii)オピオイドアンタゴニストもしくは混合アゴニスト
-アンタゴニストを前記対象に投与することを含む、方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記複数用量が、1~6時間、好ましくは2時間の間隔で、少なくとも2~3日、好ま
しくは少なくとも1~12ヶ月にわたって投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数用量がそれぞれ、静脈内ボーラス(IVB)によって投与される、0.08~
2.4nmol/kgのキスペプチン-10と同等の用量を含む、請求項1に記載の方法

【請求項4】
前記複数用量がそれぞれ、0.2~0.3nmol/kgのキスペプチン-10、好ま
しくは0.24nmol/kgのキスペプチン-10と同等の用量を含む、請求項3に記
載の方法。
【請求項5】
前記複数用量が、2.4~24nmol/kgのキスペプチン-10と同等の少なくと
も1つの超生理学的用量を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つの超生理学的用量が、前記複数用量の最初の用量、または最初の2
回または3回以上の用量、任意に前記複数用量の全てとして投与される、請求項5に記載
の方法。
【請求項7】
治療的有効量のオピオイドアンタゴニストまたは混合アゴニスト-アンタゴニストを前
記対象に投与することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記オピオイドアンタゴニストがナロキソンまたはナルトレキソンであるか、または前
記混合アゴニスト-アンタゴニストがブプレノルフィンである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
対象を、病的低ゴナドトロピン性性腺機能低下症を有する、病的低ゴナドトロピン性性
腺機能低下症のリスクがある、または軽症型の病的低ゴナドトロピン性性腺機能低下症を
有するものとして特定する方法であって、
前記対象におけるLHのベースラインレベルを測定することと、
刺激用量のキスペプチンまたはキスペプチンアナログ、例えば静脈内ボーラス(IVB
)によって投与される、0.08~15nmol/kgのキスペプチン-10を含む用量
、または皮下(SC)注射によって投与される、0.8~500nmol/kgのキスペ
プチン-10を含む用量を前記対象に投与することと、
前記刺激用量の投与後、例えば前記刺激用量の投与後の約10、15、20、30、4
5または60分以内に少なくとも1つのLHレベルを測定すること、
前記対象における前記LHのベースラインレベルを前記刺激用量の投与後のLHレベル
と比較することと、
前記LHのベースラインレベルと有意差のない前記刺激用量の投与後のLHレベルを有
する、思春期遅発を有する対象を、病的低ゴナドトロピン性性腺機能低下症を有するもの
として特定することと
を含む、方法。
【請求項10】
病的低ゴナドトロピン性性腺機能低下症の処置を前記特定した対象に施すことをさらに
含む、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
優先権主張
本出願は、2019年6月7日に出願された、米国仮特許出願第62/858,479
号の利益を主張するものである。前述の内容全体が、参照により本明細書に組み込まれる

続きを表示(約 2,100 文字)【0002】
連邦政府の援助による研究または開発
本発明は、米国国立衛生研究所によって与えられる助成金番号HD043341、およ
び食品医薬品局によって与えられる助成金番号FD005712の下で政府の支援によっ
てなされた。政府は本発明に特定の権利を有する。
【0003】
技術分野
本明細書において、キスペプチンを使用して思春期遅発を診断および処置する方法が記
載されている。
【背景技術】
【0004】
特発性低ゴナドトロピン性性腺機能低下症(IHH)は、視床下部においてGnRHニ
ューロンが存在しないこと、または調節性の神経回路が存在しないことによる稀少な障害
である。これは、黄体形成ホルモン(LH)および濾胞刺激ホルモン(FSH)の分泌の
欠損ならびに18歳までに正常な生殖機能を達成できないことをもたらす。嗅覚消失を伴
う場合、IHHはカルマン症候群(KS)と処置する。未処置の患者は、性的に乳児性の
ままである。
【0005】
思春期遅発を示す子供は、臨床医に厄介な課題を提起し、これは、どの子供が最終的に
思春期に進行し、どの子供が進行しないかを予測することが困難であるためである(1、
2)。思春期遅発のいくつかの原因は容易に認識可能であり、例えば原発性性腺機能不全
、視床下部/下垂体領域の解剖学的病変、および機能的低ゴナドトロピン性性腺機能低下
症(すなわち、慢性的な疾患、ストレスまたは陰性のエネルギー収支による生殖内分泌軸
の生理学的抑制)である。しかし、これらの症状は、小児内分泌学治療を示す、少女の3
6~47%および少年の11~29%の思春期遅発しか説明していない(3~5)。思春
期遅発を有する少女および少年の大部分について、提供者は顕著に異なる転帰、体質性遅
発およびIHHの2つの可能性のある診断が残されている(1)。体質性遅発は、思春期
が遅れて開始する(または開始した後一時的に停止する)が、最終的に開始し、完全な成
人の生殖内分泌機能の達成へと進行する自然治癒症状である(6)。対照的に、IHHは
、処置を必要とする病的障害である(7)。現在のところ、体質性遅発をIHHから前向
きに区別する信頼性の高い方法は存在しない。
【発明の概要】
【0006】
本明細書において、生殖内分泌機能不全、任意選択で病的低ゴナドトロピン性性腺機能
低下症を有する対象を処置する方法が提供される。本方法は、治療的有効量の (i)複
数用量(例えば、少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10以上、例えば2、3
、4、5または6/日)のキスペプチンもしくはキスペプチンアナログ、および/または
(ii)オピオイドアンタゴニストもしくは混合アゴニスト-アンタゴニストを対象に投
与することを含む。本明細書において、複数用量のキスペプチンもしくはキスペプチンア
ナログ、および/または(ii)オピオイドアンタゴニストもしくは混合アゴニスト-ア
ンタゴニストを投与することを含む、病的低ゴナドトロピン性性腺機能低下症を有する対
象を処置する方法における使用のための、(i)キスペプチンもしくはキスペプチンアナ
ログ、および/または(ii)オピオイドアンタゴニストもしくは混合アゴニスト-アン
タゴニストを含む組成物が提供される。
【0007】
いくつかの実施形態において、複数用量は、1~6時間の間隔、好ましくは2~3時間
の間隔で、少なくとも2~3日、好ましくは少なくとも1、2、3、4、6、または12
ヶ月にわたって投与される。
【0008】
いくつかの実施形態において、複数用量はそれぞれ、静脈内ボーラス(IVB)、皮下
注射(SC)またはポンプによって投与される、0.08~2.4nmol/kgのキス
ペプチン-10と同等の用量を含む。
【0009】
いくつかの実施形態において、複数用量はそれぞれ、0.2~0.3nmol/kgの
キスペプチン-10、好ましくは0.24nmol/kgのキスペプチン-10に同等の
用量を含む。
【0010】
いくつかの実施形態において、複数用量は、2.4~24nmol/kgのキスペプチ
ン-10と同等の少なくとも1つの超生理学的用量を含む。いくつかの実施形態において
、少なくとも1つの超生理学的用量は、複数用量の最初の用量、または最初の2回または
3回以上の用量、任意に複数用量の全てとして投与される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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