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公開番号2025127316
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023984
出願日2024-02-20
発明の名称特性推定システム、良否判定システム、特性推定方法、および良否判定方法
出願人株式会社プロテリアル
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類B21B 1/16 20060101AFI20250825BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】鋳造材から製造された長尺の中間製品の特性を推定する。
【解決手段】鋳造材から製造される長尺材の特性を推定する特性推定システムは、長尺材の外観の検査結果を示す外観検査データ、長尺材を製造する工程に関する第1工程データ、および長尺材の特性の検査結果を示す特性検査データの関係を機械学習し、外観検査データ、第1工程データ、および特性検査データの相関性を表す回帰モデルを作成し(ST104)、推定対象の長尺材の外観検査データ、第1工程データ、および回帰モデルに基づいて、長尺材の特性を推定する(ST105)。
【選択図】図19
特許請求の範囲【請求項1】
鋳造材から製造される長尺材の特性を推定する特性推定システムであって、
前記長尺材の外観の検査結果を示す外観検査データ、前記長尺材を製造する工程に関する第1工程データ、および前記長尺材の特性の検査結果を示す特性検査データの関係を機械学習し、前記外観検査データ、前記第1工程データ、および前記特性検査データの相関性を表す回帰モデルを作成する回帰モデル作成部と、
推定対象の長尺材の外観検査データ、第1工程データ、および前記回帰モデルに基づいて、前記推定対象の長尺材の特性を推定する特性推定部と、
を備える特性推定システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の特性推定システムにおいて、
前記回帰モデル作成部は、前記長尺材を管理する管理データに基づいて、前記外観検査データ、前記第1工程データ、および前記特性検査データを複数の前記外観検査データ、前記第1工程データ、および前記特性検査データから特定する、
特性推定システム。
【請求項3】
請求項1に記載の特性推定システムにおいて、
前記第1工程データは、前記鋳造材から前記長尺材を製造する鋳造システムから所定間隔で受信され、
前記回帰モデル作成部は、前記所定間隔で受信する複数の第1工程データの平均値を用いて前記回帰モデルを作成する、
特性推定システム。
【請求項4】
請求項1に記載の特性推定システムにおいて、
前記特性検査データは、前記長尺材の特性が予め設定された品質を満たしているか否かの判定結果を示すデータを含む、
特性推定システム。
【請求項5】
請求項1に記載の特性推定システムにおいて、
前記特性検査データは、前記長尺材の品質の状態を示すデータを含む、
特性推定システム。
【請求項6】
鋳造材から製造された長尺材を用いて製造される線形材の特性の良否を判定する良否判定システムであって、
前記長尺材に関する長尺材データ、前記線形材を製造する工程に関する第2工程データ、および前記線形材の特性の調査結果を示す特性調査データの関係を機械学習し、前記長尺材データ、前記第2工程データ、および前記特性調査データの相関性を表す回帰モデルを作成する回帰モデル作成部と、
推定対象の線形材の第2工程データ、および前記回帰モデルに基づいて、前記推定対象の線形材の特性を推定する特性推定部と、
前記特性推定部が推定した推定値が前記推定対象の線形材の品質を規定する閾値を満たすか否かを判定する良否判定部と、
を備える良否判定システム。
【請求項7】
鋳造材から製造される長尺材の特性を推定する特性推定方法であって、
前記長尺材の外観の検査結果を示す外観検査データを取得し、
前記長尺材を製造する工程に関する第1工程データを取得し、
前記長尺材の特性の検査結果を示す特性検査データを取得し、
前記外観検査データ、前記第1工程データ、および前記特性検査データの関係を機械学習し、前記外観検査データ、前記第1工程データ、および前記特性検査データの相関性を表す回帰モデルを作成し、
推定対象の長尺材の外観検査データ、第1工程データ、および前記回帰モデルに基づいて、前記推定対象の長尺材の特性を推定する、
特性推定方法。
【請求項8】
鋳造材から製造された長尺材を用いて製造される線形材の特性の良否を判定する良否判定方法であって、
前記長尺材に関する長尺材データを取得し、
前記線形材を製造する工程に関する第2工程データを取得し、
前記線形材の特性の調査結果を示す特性調査データを取得し、
前記長尺材データ、前記第2工程データ、および前記特性調査データの関係を機械学習し、前記長尺材データ、前記第2工程データ、および前記特性調査データの相関性を表す回帰モデルを作成し、
推定対象の線形材の第2工程データ、および前記回帰モデルに基づいて、前記推定対象の線形材の特性を推定した推定値が前記推定対象の線形材の品質を規定する閾値を満たすか否かを判定する、
良否判定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鋳造材から製造した長尺の中間製品の特性を推定する特性推定システム、および特性推定方法、ならびに中間製品から製造した長尺の製品の特性の良否を判定する良否判定システム、および良否判定方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
国際公開2020-090848号公報(特許文献1)には、所望の材料特性を満たす設計条件の最適解を導出する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2020-090848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
鋳造材から製造された長尺の中間製品、および中間製品を用いて製造される長尺の末端製品の特性は、例えば、中間製品または末端製品の端部を切出し、当該端部に捻回試験を行うことにより、評価することが可能になる。しかしながら、捻回試験では端部の特性の評価しかできないため、当該評価は、中間製品、および末端製品の全長にわたる品質を担保することにはならなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施の形態における、鋳造材から製造される長尺材の特性を推定する特性推定システムは、前記長尺材の外観の検査結果を示す外観検査データ、前記長尺材を製造する工程に関する第1工程データ、および前記長尺材の特性の検査結果を示す特性検査データの関係を機械学習し、前記外観検査データ、前記第1工程データ、および前記特性検査データの相関性を表す回帰モデルを作成する回帰モデル作成部と、推定対象の長尺材の外観検査データ、第1工程データ、および前記回帰モデルに基づいて、前記推定対象の長尺材の特性を推定する特性推定部と、を備える。
【0006】
また、一実施の形態における、鋳造材から製造された長尺材を用いて製造される線形材の特性の良否を判定する良否判定システムは、前記長尺材に関する長尺材データ、前記線形材を製造する工程に関する第2工程データ、および前記線形材の特性の調査結果を示す特性調査データの関係を機械学習し、前記長尺材データ、前記第2工程データ、および前記特性調査データの相関性を表す回帰モデルを作成する回帰モデル作成部と、推定対象の線形材の第2工程データ、および前記回帰モデルに基づいて、前記推定対象の線形材の特性を推定する特性推定部と、前記特性推定部が推定した推定値が前記推定対象の線形材の品質を規定する閾値を満たすか否かを判定する良否判定部と、を備える。
【0007】
また、一実施の形態における、鋳造材から製造される長尺材の特性を推定する特性推定方法は、前記長尺材の外観の検査結果を示す外観検査データを取得し、前記長尺材を製造する工程に関する第1工程データを取得し、前記長尺材の特性の検査結果を示す特性検査データを取得し、前記外観検査データ、前記第1工程データ、および前記特性検査データの関係を機械学習し、前記外観検査データ、前記第1工程データ、および前記特性検査データの相関性を表す回帰モデルを作成し、推定対象の長尺材の外観検査データ、第1工程データ、および前記回帰モデルに基づいて、前記推定対象の長尺材の特性を推定する。
【0008】
また、一実施の形態における、鋳造材から製造された長尺材を用いて製造される線形材の特性の良否を判定する良否判定方法は、前記長尺材に関する長尺材データを取得し、前記線形材を製造する工程に関する第2工程データを取得し、前記線形材の特性の調査結果を示す特性調査データを取得し、前記長尺材データ、前記第2工程データ、および前記特性調査データの関係を機械学習し、前記長尺材データ、前記第2工程データ、および前記特性調査データの相関性を表す回帰モデルを作成し、推定対象の線形材の第2工程データ、および前記回帰モデルに基づいて、前記推定対象の線形材の特性を推定した推定値が前記推定対象の線形材の品質を規定する閾値を満たすか否かを判定する。
【発明の効果】
【0009】
一実施の形態によれば、特性推定システムは、鋳造材から製造された長尺材の特性を推定することができる。また、一実施の形態によれば、良否判定システムは、長尺材から製造された線形材の特性の良否判定をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
製造システムの全体構成例を模式的に示す図である。
コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
ファイル群に含まれるデータの一例を示す図である。
機能ブロックの一例を示す図である。
機能ブロックの一例を示す図である。
鋳造システムを側面から模式的に示した図である。
伸線材製造システムを側面から模式的に示した図である。
管理データの一例を示す図である。
外観検査データの一例を示す図である。
第1工程データの一例を示す図である。
抜取検査データの一例を示す図である。
試験検査データの一例を示す図である。
割れ面の一例を模式的に示す図である。
第2工程データの一例を示す図である。
第2工程データの一例を示す図である。
第2工程データの一例を示す図である。
不具合調査データの一例を示す図である。
組織調査データの一例を示す図である。
特性推定処理の一例を示すフローチャートである。
良否判定処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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