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公開番号2025126198
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2025103458,2024510604
出願日2025-06-19,2022-03-28
発明の名称空港地上支援機材
出願人新明和工業株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類B64F 1/305 20060101AFI20250821BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】省人化を図ることができる空港地上支援機材を提供する。
【解決手段】本発明の空港地上支援機材の一例は、駐機した航空機(3)に接近し、先端を航空機(3)に隣接又は接触させたアクセス状態のときに、航空機(3)のドア(3a)が開けられた場合の開口部を介して航空機(3)との間で人及び/又は物品の移動を可能にするアクセス部と、アクセス部に設けられ、航空機(3)のドア(3a)が閉状態のときにアクセス部のアクセス状態の像を航空機(3)に向けて提供する像提供部とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
駐機した航空機に接近し、先端を前記航空機に隣接又は接触させたアクセス状態のときに、前記航空機のドアが開けられた場合の開口部を介して前記航空機との間で人及び/又は物品の移動を可能にするアクセス部と、
前記アクセス部に設けられ、前記航空機のドアが閉状態のときに前記アクセス部のアクセス状態の像を前記航空機に向けて提供する像提供部と
を備えた空港地上支援機材。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記アクセス部に設けられ、アクセス状態のときの前記アクセス部の先端を含む画像を撮影する撮影装置をさらに備え、
前記像提供部は、前記撮影装置により撮影された画像を前記航空機に向けて表示する表示装置である、
請求項1に記載の空港地上支援機材。
【請求項3】
前記像提供部は鏡体であり、
前記鏡体は、前記航空機側から前記鏡体に映る鏡像を介して前記アクセス部のアクセス状態を視認できるように前記アクセス部に配置されている、
請求項1に記載の空港地上支援機材。
【請求項4】
前記航空機のドアを開ける前の注意事項を前記航空機に向けて報知する第1報知手段をさらに備えた、
請求項1~3のいずれかに記載の空港地上支援機材。
【請求項5】
前記第1報知手段は、前記航空機のドアモードについてオートマチックモードからマニュアルモードへの変更を促す内容を前記航空機に向けて報知する、
請求項4に記載の空港地上支援機材。
【請求項6】
前記航空機のドアに設けられた窓を含む画像を撮影する撮影部と、
前記撮影部による撮影画像を分析し、前記航空機内の客室乗務員が所定の動作を行ったか否かを判定する画像判定部と、
前記画像判定部の判定結果に基づいて、前記航空機のドアを開ける際の確認手順の進行状態を前記航空機に向けて報知する第2報知手段とをさらに備えた、
請求項1~5のいずれかに記載の空港地上支援機材。
【請求項7】
前記航空機のドアが一旦開けられてから閉められた後に前記撮影部で撮影された撮影画像を前記画像判定部が分析し、前記客室乗務員が前記航空機のドアモードをマニュアルモードからオートマチックモードへ変更したことを意図する所定の動作を行ったと判定した場合に、前記アクセス部を前記航空機から離脱させることが可能であることを示す離脱可能信号を所定の報知部へ出力する信号出力部をさらに備えた、
請求項6に記載の空港地上支援機材。
【請求項8】
前記航空機のドアに設けられた窓を含む画像を撮影する撮影部と、
前記撮影部による撮影画像を分析し、前記航空機内の客室乗務員が前記航空機のドアモードをマニュアルモードからオートマチックモードへ変更したことを意図する所定の動作を行ったか否かを判定する画像判定部と、
前記航空機のドアが一旦開けられてから閉められた後に前記撮影部で撮影された撮影画像を前記画像判定部が分析し、前記客室乗務員が前記所定の動作を行ったと判定した場合に、前記アクセス部を前記航空機から離脱させることが可能であることを示す離脱可能信号を所定の報知部へ出力する信号出力部とをさらに備えた、
請求項1~5のいずれかに記載の空港地上支援機材。
【請求項9】
前記航空機のドアが閉じられた状態を検出するドア閉検出手段をさらに備えた、
請求項7または8に記載の空港地上支援機材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、旅客搭乗橋、パッセンジャーステップカー等の空港地上支援機材に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
空港においては、旅客搭乗橋、パッセンジャーステップカー等の種々の空港地上支援機材が用いられている。なお、本明細書及び請求の範囲において、空港地上支援機材とは、旅客搭乗橋を含む概念である。旅客搭乗橋では、ターミナルビルに接続されたロタンダに歩行通路となるトンネル部が接続され、トンネル部の先端に航空機に装着されるキャブが接続されている。
【0003】
キャブが航空機に装着されると、一般的には旅客搭乗橋のオペレータ等のグランドスタッフが、キャブ側から装着状態や航空機のドア周辺の異常の有無を目視確認するとともに、ドアの窓越しに航空機内の客室乗務員からドアモードをオートマチックモードからマニュアルモードに変更した旨の合図(サムズアップ等)を受けて、グランドスタッフが航空機のドアを開放する。また、離脱時は、グランドスタッフがキャブ側から航空機のドアを閉鎖してドア周辺の異常の有無を目視確認するとともに、ドアの窓越しに客室乗務員からドアモードをマニュアルモードからオートマチックモードに変更した旨の合図を受けて、旅客搭乗橋を操作し、航空機から離脱させる。
【0004】
このように、航空機ドアの開閉操作は通常、キャブ側に待機するグランドスタッフにより、客室乗務員とドアの窓越しに連携を取りながら行われる。
【0005】
特許文献1には、キャブが航空機に装着されたときに、客室乗務員が航空機のドアの窓から見える位置に装着完了の報知部としてランプが設けられた旅客搭乗橋が記載されている。さらに、ランプを点灯することで客室乗務員に装着が完了したことを報知し、客室乗務員がドアを開けることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6720414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、旅客搭乗橋のキャブを航空機に装着後、航空機のドアを開ける際には、客室乗務員からは、ドアの窓越しにランプの点灯は確認できても、実際の航空機に対するキャブのアクセス状態(装着状態)は死角となり目視確認ができない。このため、ドアを開けても問題ないことの目視確認を含めてキャブ側の旅客搭乗橋のオペレータ等がドアを開けるようにしている。
【0008】
一方、中央監視室等からの遠隔操作によって旅客搭乗橋を航空機に装着する場合において、ドアモードの変更確認や航空機のドアを開放するためにキャブ内にオペレータ等の人が乗り込むのは人員削減の点から好ましくない。
【0009】
また、中央監視室等からの遠隔操作によって旅客搭乗橋を航空機から離脱させる場合に、航空機のドアの閉鎖やドアモードの状態確認をするためにキャブ内にオペレータ等の人が乗り込むのは人員削減の点から好ましくない。
【0010】
なお、旅客搭乗橋以外のパッセンジャーステップカー等の空港地上支援機材においても将来自動運転化や無人運転化が進むと航空機への装着時や離脱時において同様の問題が生じる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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