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公開番号
2025124809
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2025092428,2022562698
出願日
2025-06-03,2021-04-14
発明の名称
分離基材を含むエアロゾル送達装置
出願人
アール・ジエイ・レイノルズ・タバコ・カンパニー
代理人
弁理士法人川口國際特許事務所
主分類
A24D
1/20 20200101AFI20250819BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】基材材料を燃焼させることなく、紙巻きタバコ、葉巻、またはパイプ喫煙の感覚を提供することができるエアロゾル送達装置を提供する。
【解決手段】エアロゾル源部材104は、第1の基材セグメントおよび第2の基材セグメントを含むセグメント化された基材部を含む。第1の基材セグメントは、第1のエアロゾル形成剤を含み、第2の基材セグメントは、第1のエアロゾル形成剤とは異なる第2のエアロゾル形成剤を含み、第2の基材セグメントは、第1の基材セグメントとエアロゾル源部材の下流端との間に配置されている。第1の基材セグメントおよび第2の基材セグメントは、加熱源によって加熱されると、第1の基材セグメントが第1の温度まで加熱され、第2の基材セグメントが第1の温度よりも低い第2の温度に加熱されるように構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
送達用のエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル源部材であって、エアロゾル源部材は、
セグメント化された基材部を備え、セグメント化された基材部は、
第1のエアロゾル形成剤を含む第1の基材セグメントと、
第1のエアロゾル形成剤とは異なる第2のエアロゾル形成剤を含む第2の基材セグメントとを備え、第2の基材セグメントは、第1の基材セグメントとエアロゾル源部材の下流端との間に配置されており、
第1の基材セグメントおよび第2の基材セグメントは、加熱源によって加熱されると、第1の基材セグメントは第1の温度まで加熱され、第2の基材セグメントは第1の温度よりも低い第2の温度まで加熱されるように構成されている、エアロゾル源部材。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
第1の基材セグメントはタバコを含まない材料を含有し、第2の基材セグメントはタバコ材料を含有する、請求項1に記載のエアロゾル源部材。
【請求項3】
第1の温度は、第1のエアロゾル形成剤を実質的に分解することなく第1のエアロゾル形成剤をエアロゾル化するように設定され、第2の温度は、第2のエアロゾル形成剤を実質的に分解することなく第2のエアロゾル形成剤をエアロゾル化するように設定されている、および/または、
第1の温度は、第2のエアロゾル形成剤を分解することができる、請求項1に記載のエアロゾル源部材。
【請求項4】
第1のエアロゾル形成剤は、マルトール、バニリン、エチルバニリン、桂皮酸、フェニル酢酸、レブリン酸、ネロリドール、シトロネリルフェニルアセテート、カリオフィレンオキシド、ガンマ-ノナラクトン、イソアミルフェニルアセテート、フェニルエチルイソバレレート、ヘリオトロピン、乳酸ニコチン、レブリン酸ニコチン、もしくは安息香酸ニコチンのうちの少なくとも1つを含み、
および/または、
第2のエアロゾル形成剤は、2-アセチルピロール、メチルシクロペンテノロン、α-イオノン、ゲラニオール、β-ダマシン、メントール、カリオフィレン、カプロン酸、フェネチルアルコール、アネトール、酪酸フェネチル、αテルピネオール、フェニル酢酸エチル、3-メチル吉草酸、プロピレングリコール、ベンジルアルコール、ニコチンL-マレート、もしくはニコチンムケートのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のエアロゾル源部材。
【請求項5】
第1のエアロゾル形成剤は、エアロゾル前駆体組成物が含浸されたナノセルロース材料を含み、
および/または、
第2のエアロゾル形成剤は、別のエアロゾル前駆体組成物が含浸されたナノセルロース材料を含む、請求項1に記載のエアロゾル源部材。
【請求項6】
セグメント化された基材部は、第3のエアロゾル形成剤を含む第3の基材セグメントを備え、第3の基材セグメントは、第2の基材セグメントとエアロゾル源部材の下流端との間に配置されている、請求項1に記載のエアロゾル源部材。
【請求項7】
第3の基材セグメントはタバコ材料を含有する、請求項6に記載のエアロゾル源部材。
【請求項8】
第3のエアロゾル形成剤は、3-アセチルピリジン、テトラメチルピラジン、サリチル酸メチル、リナロール、カプロン酸エチル、γ-バレロラクトン、パラ-トリルアルデヒド、2-メチル酪酸、イソ吉草酸、ベンズアルデヒド、リモネン、または2-メチルピラジンのうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載のエアロゾル源部材。
【請求項9】
第1の基材セグメントに近接して配置された加熱源をさらに備え、加熱源はエアロゾル源部材と一体であり、任意選択的に、
加熱源は可燃性加熱源であり、
および/または、任意選択的に、
エアロゾル源部材の下流端に近接して配置されたフィルタをさらに備える、請求項1に記載のエアロゾル源部材。
【請求項10】
加熱源と第1の基材セグメントとの間に配置された第1のバリアであって、第1の基材セグメントが第1の温度を超えるのを防止するように構成された第1のバリアをさらに備え、
および、任意選択的に、
第1の基材セグメントと第2の基材セグメントとの間に配置された第2のバリアであって、第2の基材セグメントが第2の温度を超えるのを防止するように構成された第2のバリアをさらに備える、請求項1に記載のエアロゾル源部材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、2020年4月16日に出願されたAerosol Delivery Device Including a Segregated Substrateと題する米国特許出願第16/850,802号の優先権および利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
本開示は、吸入可能な形態のエアロゾル前駆体組成物を生成するためのエアロゾル送達装置およびその使用に関する。より詳細には、本開示は、人間が消費するためのエアロゾルの形態の吸入可能な物質を提供するために、電気的に生成された熱または可燃性加熱源を利用して、好ましくは著しく燃焼することなくエアロゾル前駆体組成物を加熱する、喫煙品などのエアロゾル送達装置およびシステムのための基材材料を含むエアロゾル源部材に関する。
【0003】
多くの喫煙品は、使用のためにタバコを燃焼させることに基づく喫煙製品の改良または代替として長年にわたって提案されている。いくつかの例示的な代替品は、固体または液体燃料が燃焼されて熱をタバコに伝達するか、または化学反応がそのような加熱源を提供するために使用される装置を含んでいる。さらなる例示的な代替形態は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるWormらによる米国特許第9,078,473号明細書に記載されているように、タバコおよび/または他のエアロゾル生成基材材料を加熱するために電気エネルギーを使用する。
【0004】
喫煙品の改良または代替品のいくつかの目的は、かなりの量の不完全燃焼および熱分解生成物を送達することなく、紙巻きタバコ、葉巻、またはパイプ喫煙に関連する感覚を提供することであった。この目的のために、電気エネルギーを利用して揮発性物質を気化もしくは加熱するか、または大幅にタバコを燃焼させることなく紙巻きタバコ、葉巻またはパイプ喫煙の感覚を提供しようとする多くの喫煙製品、香味発生器、および薬用吸入器がある。例えば、その全体が参照により本明細書に組み込まれるRobinsonらによる米国特許第7,726,320号明細書、およびGriffith Jr.らによる米国特許出願公開第2013/0255702号明細書、およびSearsらによる米国特許出願公開第2014/0096781号明細書に記載された背景技術に記載されている様々な代替喫煙品、エアロゾル送達装置および加熱源を参照されたい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第9,078,473号明細書
米国特許第7,726,320号明細書
米国特許出願公開第2013/0255702号明細書
米国特許出願公開第2014/0096781号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
タバコ、タバコ由来材料、または他の植物由来材料を電気的に加熱することによって喫煙の味および感覚を生み出す物品は、一貫性のない性能特性を被っている。例えば、いくつかの物品は、香味または他の吸入可能な材料の一貫性のない放出および基材へのエアロゾル前駆体組成物の不十分な充填に悩まされている。したがって、基材材料を燃焼させることなくそれを行い且つ有利な性能特性を備えてそれを行う紙巻きタバコ、葉巻、またはパイプ喫煙の感覚を提供することができる喫煙品を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
様々な実施形態では、本開示は、送達用のエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル源部材と、エアロゾル源部材を含むエアロゾル送達装置とを提供する。本開示は、限定されないが、以下の例示的な実施形態を含む:
【0008】
例示的な実施形態1:送達用のエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル源部材であって、エアロゾル源部材は、セグメント化された基材部を備え、セグメント化された基材部は、第1のエアロゾル形成剤を含む第1の基材セグメントと、第1のエアロゾル形成剤とは異なる第2のエアロゾル形成剤を含む第2の基材セグメントとを具備し、第2の基材セグメントが、第1の基材セグメントとエアロゾル源部材の下流端との間に配置されており、第1の基材セグメントおよび第2の基材セグメントは、加熱源によって加熱されると、第1の基材セグメントは第1の温度まで加熱され、第2の基材セグメントが第1の温度よりも低い第2の温度まで加熱されるように構成されている、エアロゾル源部材。
【0009】
例示的な実施形態2:第1の基材セグメントはタバコを含まない材料を含有し、第2の基材セグメントはタバコ材料を含有する、例示的な実施形態1、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル源部材。
【0010】
例示的な実施形態3:第1の温度は、第1のエアロゾル形成剤を実質的に分解することなく第1のエアロゾル形成剤をエアロゾル化するように設定され、第2の温度は、第2のエアロゾル形成剤を実質的に分解することなく第2のエアロゾル形成剤をエアロゾル化するように設定されている、例示的な実施形態1~2のいずれか、または任意の先行する例示的な実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル源部材。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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