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公開番号
2025124228
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020131
出願日
2024-02-14
発明の名称
鉄道車両用台枠構造、鉄道車両、および、裏当金
出願人
日本車輌製造株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
B61G
11/16 20060101AFI20250819BHJP(鉄道)
要約
【課題】端梁と側梁とを結合するコーナ部分に面取り部を備える台枠構造において、台枠の生産性を向上させること。
【解決手段】鉄道車両1の台枠2は、側梁22Lと端梁21とを結合するコーナ部分Cに面取り部233を備えている。台枠2は、面取り部233を備えるコーナ部材23を、端梁21と側梁22Lとに突き合わせ溶接する。台枠2は、コーナ部材23の溶接部分P1,P2の裏側に、裏当金41が部分溶接されている。裏当金41は、部分溶接位置に凹部411が形成されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
側梁と端梁とを結合するコーナ部分に面取り部を備える鉄道車両用台枠構造において、
前記面取り部を形成され、前記側梁と前記端梁とに突き合わせ溶接されて前記コーナ部分を形成するコーナ部材と、
前記コーナ部材と前記側梁との溶接部分の裏側と、前記コーナ部材と前記端梁との溶接部分の裏側と、にそれぞれ配置されて部分溶接される裏当金と、
を有し、
前記裏当金は、平板により形成され、部分溶接位置ごとに凹部が設けられている、
ように構成されている鉄道車両用台枠構造。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
請求項1に記載する鉄道車両用台枠構造において、
前記裏当金は、前記凹部の内縁部のうち、開口部から離れた部分を溶接されている、
ように構成されている鉄道車両用台枠構造。
【請求項3】
請求項1に記載する鉄道車両用台枠構造において、
前記凹部が矩形状に形成され、
前記裏当金は、前記凹部の底部を溶接されている、
ように構成されている鉄道車両用台枠構造。
【請求項4】
請求項1に記載する鉄道車両用台枠構造において、
前記コーナ部分の下面に固定されるジャッキ受け板と、
L字形状をなし、前記ジャッキ受け板の上方に配置され、前記裏当金の前記凹部より外側の位置で前記端梁と前記側梁とに結合される補強部材と、
を有する、
ように構成されている鉄道車両用台枠構造。
【請求項5】
台枠と、前記台枠の車幅方向両端部に結合する側構体と、前記台枠の車長方向両端部に結合する妻構体と、前記側構体と前記妻構体との上端部に結合する屋根構体と、を備える鉄道車両において、
前記台枠は、
側梁と、
端梁と、
面取り部を形成され、前記側梁と前記端梁とに突き合わせ溶接されて前記台枠のコーナ部分を形成するコーナ部材と、
前記コーナ部材と前記側梁との溶接部分の裏側と、前記コーナ部材と前記端梁との溶接部分の裏側と、にそれぞれ配置されて部分溶接される裏当金と、
を有し、
前記裏当金は、平板により形成され、部分溶接位置ごとに凹部が設けられている、
ように構成されている鉄道車両。
【請求項6】
側梁と端梁とをコーナ部材に突き合わせ溶接する鉄道車両用台枠に用いられ、前記側梁と前記コーナ部材との溶接部分の裏側と、前記コーナ部材と前記端梁との溶接部分の裏側と、にそれぞれ配置されて部分溶接される裏当金であって、
平板により形成され、部分溶接位置ごとに凹部が設けられている、
ように構成されている裏当金。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、側梁と端梁とを結合するコーナ部分に面取り部を備える鉄道車両用台枠構造、鉄道車両、および、裏当金に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、複線線路では、脱線した鉄道車両が対向する線路側にはみ出した場合、脱線車両と対向する線路を走行する車両とが車体角部同士を衝突させるオフセット衝突事故を発生し、損傷するおそれがある。
【0003】
例えば、特許文献1記載の鉄道車両は、側構体と妻構体とに接合する隅柱と、隅柱が接合される台枠のコーナ部分とに、面取り部を斜めに設けることで、オフセット衝突時に対向車両を受け流して衝撃荷重を緩和し、車両損傷を抑制している(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-100198号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1記載の台枠は、例えば、端梁の車幅方向両端部を所定の角度で斜めに切断して面取り部を設けなければならず、台枠の生産性が悪い。
【0006】
そこで、面取り部を備えるコーナ部材を側梁および端梁と別に製造し、側梁と端梁とに突き合わせ溶接することで、台枠のコーナ部分を組み立てる台枠構造が考えられる。台枠は、コーナ部材と側梁と溶接部分、および、コーナ部材と端梁との溶接部分の平面度を確保するために、各溶接部分の裏側に四角形の平材からなる裏当金が溶接される。
【0007】
裏当金は、溶接歪みを抑制して平面を維持するため、端梁および側梁に対して部分溶接される。溶接位置は、溶接による裏当金の浮き上がりなどを考慮して、予め決められている。裏当金は、溶接前に溶接位置を明示するケガキ作業が必要になる。よって、従来の台枠構造は、台枠のコーナ部分の組み立てに手間がかかり、台枠の生産性が悪くなることがある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題の解決を目的としてなされた技術の一態様は、(1)側梁と端梁とを結合するコーナ部分に面取り部を備える鉄道車両用台枠構造において、前記面取り部を形成され、前記側梁と前記端梁とに突き合わせ溶接されて前記コーナ部分を形成するコーナ部材と、前記コーナ部材と前記側梁との溶接部分の裏側と、前記コーナ部材と前記端梁との溶接部分の裏側と、にそれぞれ配置されて部分溶接される裏当金と、を有し、前記裏当金は、平板により形成され、部分溶接位置ごとに凹部が設けられている、ように構成されている。
【0009】
上記構成を有する鉄道車両用台枠構造は、裏当金に形成された凹部によって裏当金の部分溶接位置が明示されているので、裏当金の溶接前に部分溶接位置を明示するケガキ作業を行う必要がない。よって、上記構成を有する鉄道車両用台枠構造によれば、コーナ部分の組み立て作業を簡素化して、台枠の生産性を向上させることができる。
【0010】
(2)(1)に記載する鉄道車両用台枠構造において、前記裏当金は、前記凹部の内縁部のうち、開口部から離れた部分を溶接されている、ことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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