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公開番号
2025124137
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024019984
出願日
2024-02-14
発明の名称
スライス装置
出願人
シンフォニアテクノロジー株式会社
代理人
個人
主分類
B26D
3/28 20060101AFI20250819BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約
【課題】柵が柔らかい場合に、柵を適切に支え、スライス後に切身を適切に剥離させるうえで好適となるスライス装置を実現する。
【解決手段】スライス対象物である柵Aを送りながら順次刃物21でスライスするにあたり、柵Aの前面A1に接触して動きを押さえる第1の押さえ機構4を備え、第1の押さえ機構4で柵Aを保持した状態で、柵Aの前面A1近傍を刃物21でスライスするスライス装置2とした。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
スライス対象物を送りながら順次刃物でスライスするものであって、
前記スライス対象物の前面に接触して動きを押さえる第1の押さえ機構を備え、前記第1の押さえ機構でスライス対象物を保持した状態で、スライス対象物の前面近傍を刃物でスライスすることを特徴とする、スライス装置。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記第1の押さえ機構は、吸着部を備え、スライス後にスライス片を刃物から剥離するとともに、吸着を解除することによってスライス片を当該吸着部から剥離可能としている、請求項1に記載のスライス装置。
【請求項3】
前記第1の押さえ機構は、スライス対象物の動きを押さえる吸着位置と、スライス位置から離れた位置に設定されたスライス片の剥離位置との間で、吸着部を移動可能としている、請求項2に記載のスライス装置。
【請求項4】
前記吸着部は、ベルヌーイグリップを採用したものである、請求項2又は3に記載のスライス装置。
【請求項5】
前記スライス対象物に上方から弾性部材を接触させてスライス対象物の動きを押さえる第2の押さえ機構を備え、前記第2の押さえ機構でスライス対象物を固定した状態で、スライス対象物の前面近傍を刃物でスライスすることを特徴とする、請求項1に記載のスライス装置。
【請求項6】
前記弾性部材は、スライス対象物との接触面に突起を備えている、請求項5に記載のスライス装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、生鮮魚の柵から寿司ネタのような切身を切り出すうえで特に有用となる、スライス装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
水産加工業界では、魚体の鱗取りや三枚おろし、魚肉を刺身にスライスする工程の機械化が進められている。
【0003】
このうち、例えば特許文献1には、柵から切身を切り出すにあたり、被切断物である魚体が不整一である場合に、切身として所望の重量の複数部位に分割切断することを可能にする装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭56-18539
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年においては国内外を問わず、寿司の需要が高まりつつある。しかしながら、寿司ネタの加工は全て人の手で行われており、機械化が進んでいない。特に寿司業界では、労働人口の減少や職人の不足から人手不足に陥っており、繁忙期ならずとも所望の加工量を生産することに苦慮している実情がある。寿司チェーン店も同様の人材確保に課題を持っている。
【0006】
寿司ネタの加工の自動化が進まない理由として、寿司ネタは特に新鮮である必要があるため魚体を冷凍、半解凍の状態でスライスすることができず、柔らかいためにスライスし難い点が挙げられる。加えて、寿司ネタはシャリの上に載せた際にシャリを覆い隠すように撓ませる関係上、刺身とは違って切身の厚み寸法に対する長手寸法や幅寸法を比較的大きくとって定貫サイズとする必要がある。また、柵の形状によって切り方も変えないといけない。
【0007】
図10(a)は柵Aを第1搬送路1でスライスし、第2搬送路101に配置したトレーTに収容する構成例である。柵Aが冷凍であれば、刃物21で柵Aを型崩れすることなくスライスすることができ、スライス部を切身搬出側に傾斜させておくことで切り出した切身aを刃物21から容易に剥離させて、第2の搬送路101のトレーTに収容することができる。
【0008】
しかしながら、特に生鮮サーモンのような柔らかい柵Aは、切身aとなる部分が垂れてくるため、定貫スライスを実現するためには、図10(b)に示すように生成される切身aの部分を支える機構X(以後、支え機構X)が必要となる。更に油分が多い切身aは粘着するため、切り落とした位置から剥離することが難しくなる。垂れ分を補正する支え機構Xはまた、定貫スライスのばらつきを抑制するために精度が求められる。さらに支え機構Xから剥離させる際にも、柔らかい柵Aの品質を悪化(身割れなど)させないように切身aを剥離させる支え機構Xである必要があり、トレーT等の搬出部へ移載する場合にも落下によるダメージを受ける場合には何等かの配慮をする必要がある。
【0009】
本発明は、柵Aが柔らかい場合に、柵Aを適切に支え、スライス後に切身aを適切に剥離させるうえで好適となるスライス装置を実現することを第1の目的とする。
【0010】
また、柔らかい柵を対象として、定貫切身の生成を実現するためには、搬送部での柵の変形が生じないように、図11に示すようにコンベアCでの搬送が考えられる。それとともに、スライス時には柵Aが暴れないように押さえ機構Dを設けておくことが一つの対策となるが、この場合の押さえ機構Dには、スライス時の刃物21による柵先端部変形(変形によるばらつき)を抑制するために、切身aを生成する刃物21の近傍を保持する機構が必要となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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