特許ウォッチ

公開番号2025123548
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2025107117,2020170929
出願日2025-06-25,2020-10-09
発明の名称水洗大便器
出願人株式会社LIXIL
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類E03D 11/02 20060101AFI20250815BHJP(上水;下水)
要約【課題】異なる装飾の境界の見た目が良好な水洗大便器を提供する。
【解決手段】水洗大便器T1は、便鉢部22の上端縁に設けられたリム部22Aの一部である第1リム部22Kと、リム部22Aの一部として、境界部50において第1リム部22Kと隣接し、第1リム部22Kと異なる装飾が施された第2リム部22Lとを備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
便鉢部の上端縁に設けられたリム部の一部である第１リム部と、
前記リム部の一部として、境界部において前記第１リム部と隣接し、前記第１リム部と異なる装飾が施された第２リム部と、
を備える水洗大便器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、水洗大便器に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、艶消しでありながら清掃性が良好な装飾を便器に施す技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１２－４６３６４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
艶消しの面は、光沢の面に比べて汚れが落ち難い。このため、たとえ清掃性が良好な艶消しの装飾が便器に施されていたとしても、その見た目（艶消しされた表面の見た目）によって、汚れが落ち難い印象を使用者に与えかねない。そこで、汚れ易い便鉢部に光沢の装飾を施し、便鉢部以外の比較的汚れ難い部分に艶消しの装飾を施すことによって、汚れが落ち難い印象を使用者に与え難くしつつ、見た目を良好にすることができる。こうした場合、艶消しの装飾と光沢の装飾との境界の見た目を良好にすることが好ましい。
【０００５】
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、異なる装飾の境界の見た目が良好な水洗大便器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の水洗大便器は、リム部が上端縁に設けられた便鉢部を備えており、前記リム部は、内面、内側曲面、上面、外側曲面、及び外面が連続しており、前記リム部の内面から前記リム部の外側曲面までの間に設けられた境界部を境に異なる装飾がされている。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
実施形態１の水洗大便器の側面図である。
実施形態１の水洗大便器の平面図である。
実施形態１の水洗大便器の便座が倒伏状態であり、便蓋が起立状態である平面図である。
図２におけるＡ－Ａ断面図である。
図４における、便器後部を拡大した要部拡大断面図である。
図２におけるＢ－Ｂ断面図である。
図６におけるリム部を拡大して示す一部拡大断面図である。
実施形態２の水洗大便器を図２におけるＢ－Ｂ断面に相当する位置で切断し、リム部を拡大して示す一部拡大断面図である。
実施形態３の水洗大便器を図２におけるＢ－Ｂ断面に相当する位置で切断し、リム部を拡大して示す一部拡大断面図である。
他の実施形態における、境界部の模式断面図である。
他の実施形態における、境界部の模式断面図であって、境界部における釉薬の厚みが、第１リム部、第２リム部における釉薬の厚みよりも厚い状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
本開示の水洗大便器は、
［１］便鉢部の上端縁に設けられたリム部の一部である第１リム部と、
前記リム部の一部として、境界部において前記第１リム部と隣接し、前記第１リム部と異なる装飾が施された第２リム部と、
を備える。
【０００９】
［２］上記［１］に記載の水洗大便器において、前記リム部は、内面、内側曲面、上面、外側曲面、及び外面が連続しており、
前記境界部は、前記内面から、前記外側曲面までの間に設けられている。
【００１０】
［３］上記［２］の水洗大便器において、前記リム部は、前記内面の下端から前記内側曲面の上端まで連続的に立ち上がる。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許