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公開番号2025136518
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035148
出願日2024-03-07
発明の名称熱処理木材の漂白方法および木材の処理方法
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人
主分類B27K 5/02 20060101AFI20250911BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】寸法安定性の低下を抑制するとともに、長時間熱処理して濃茶色となった熱処理木材を漂白しても、熱処理前の木材と同等程度の色彩に調整することが可能な熱処理木材の漂白方法を提供する。
【解決手段】熱処理木材の漂白方法は、酸素系漂白剤を3質量%以上50質量%以下含む処理液を使用して、30℃以上90℃以下の温度で熱処理木材を漂白する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
酸素系漂白剤を3質量%以上50質量%以下含む処理液を使用して、30℃以上90℃以下の温度で熱処理木材を漂白する、熱処理木材の漂白方法。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記熱処理木材を漂白する時間が0.5時間以上5時間以下である、請求項1に記載の熱処理木材の漂白方法。
【請求項3】
前記漂白する前後の熱処理木材の明度差ΔL

が21以上となるように、前記熱処理木材を漂白する、請求項1または2に記載の熱処理木材の漂白方法。
【請求項4】
前記熱処理木材を前記処理液に浸漬させる、請求項1または2に記載の熱処理木材の漂白方法。
【請求項5】
前記熱処理木材に対する前記処理液の質量比が10以上である、請求項1または2に記載の熱処理木材の漂白方法。
【請求項6】
前記処理液は、pHが9以上10以下の水溶液である、請求項1または2に記載の熱処理木材の漂白方法。
【請求項7】
前記熱処理木材は、厚みが2mm以上である、請求項1または2に記載の熱処理木材の漂白方法。
【請求項8】
160℃以上250℃以下の温度で木材を熱処理して前記熱処理木材を得る工程と、
請求項1または2に記載の熱処理木材の漂白方法によって、前記熱処理木材を漂白する工程と、を含む、木材の処理方法。
【請求項9】
前記木材を熱処理する時間が4時間以上12時間以下である、請求項8に記載の木材の処理方法。
【請求項10】
前記熱処理木材は、明度L

が60以下である、請求項1または2に記載の熱処理木材の漂白方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、熱処理木材の漂白方法および木材の処理方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、種々の製法によって、熱処理木材が製造されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、熱処理済みの木材に対して、漂白剤を溶かした水溶液中に所要時間浸漬する熱処理木材の製造方法が記載されている。ここで、熱処理済みの木材は、上下の熱盤を備えたプレス装置の熱盤間に形成される密封空間内に木材を加熱した状態で保持する工程と、密封空間内に保持された木材に高圧水蒸気を供給する工程と、密封空間を解圧する工程とを少なくとも含む熱処理を経て製造される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-345183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されている熱処理済みの木材の漂白方法では、長時間熱処理して濃茶色となった熱処理木材を漂白する場合に、熱処理前の木材と同等程度の色彩に調整されない虞がある。また、熱処理木材を漂白する場合には、寸法安定性の低下を抑制することが望まれている。
【0006】
したがって、発明者は、寸法安定性の低下を抑制するとともに、長時間熱処理して濃茶色となった熱処理木材を漂白しても、熱処理前の木材と同等程度の色彩に調整することが可能な熱処理木材の漂白方法を提供する、という課題を見出した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、熱処理木材の漂白方法において、酸素系漂白剤を3質量%以上50質量%以下含む処理液を使用して、30℃以上90℃以下の温度で熱処理木材を漂白する。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について詳細に説明する。
【0009】
[熱処理木材の漂白方法]
本実施形態の熱処理木材の漂白方法は、酸素系漂白剤を3質量%以上50質量%以下含む処理液を使用して、30℃以上90℃以下の温度で熱処理木材を漂白する。このため、長時間熱処理して濃茶色となった熱処理木材を漂白しても、熱処理木材の色彩が熱処理前の木材と同等程度の色彩に調整される。
【0010】
処理液中の酸素系漂白剤の含有率が3質量%以上であると、長時間熱処理して濃茶色となった熱処理木材を漂白しても、熱処理木材の色彩が熱処理前の木材と同等程度の色彩に調整され、50質量%以下であると、熱処理木材の寸法安定性の低下が抑制される。処理液中の酸素系漂白剤の含有率は、40質量%以下であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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