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公開番号
2025120598
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-18
出願番号
2024015496
出願日
2024-02-05
発明の名称
燃料供給システム
出願人
株式会社三井E&S
代理人
弁理士法人グローバル・アイピー東京
主分類
F02M
25/12 20060101AFI20250808BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】アンモニアを船舶において燃料として利用する際のエネルギー効率の良い燃料供給システムを提供する。
【解決手段】実施形態の燃料供給システムは、アンモニアを搭載した船舶の主機又は補機に燃料を供給するための燃料供給システムであって、前記主機及び前記補機を含み、燃料を消費する際に熱を排出する複数の装置と、前記複数の装置の少なくとも1つから排出された排熱を熱源として分解用温度に加熱された前記アンモニアの一部を分解して水素を生成する分解器と、を備え、前記複数の装置のいずれかに前記燃料の少なくとも一部として前記水素を供給する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アンモニアを搭載した船舶の主機又は補機に燃料を供給するための燃料供給システムであって、
前記主機及び前記補機を含み、燃料を消費する際に熱を排出する複数の装置と、
前記複数の装置の少なくとも1つから排出された排熱を熱源として分解用温度に加熱された前記アンモニアの一部を分解して水素を生成する分解器と、を備え、
前記複数の装置のいずれかに前記燃料の少なくとも一部として前記水素を供給する、燃料供給システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記分解器は、前記分解用温度に加熱された前記アンモニアの一部が接触することにより前記アンモニアの一部を分解させる触媒を有している、請求項1に記載の燃料供給システム。
【請求項3】
前記複数の装置の少なくとも1つは、
前記燃料を燃焼して前記熱を伴う排ガスを排出する燃焼部と、
前記燃焼部と接続され、前記燃焼部から排出された前記排ガスを流動させる流路を有する排ガス流動部と、を備え、
前記分解器は、前記流路内に配置されている、請求項1に記載の燃料供給システム。
【請求項4】
前記排ガス流動部は、
前記流路の一部をなし、前記燃焼部から排出された前記排ガスを受け入れる内部空間を有する排気レシーバと、
前記内部空間の下流側の前記流路の一部をなし、前記排ガスを導き入れて脱硝する脱硝用空間を有する脱硝部と、を備え、
前記分解器は、前記内部空間内又は前記脱硝用空間内に配置されている、請求項3に記載の燃料供給システム。
【請求項5】
前記排ガス流動部は、
前記流路の一部をなし、前記燃焼部から排出された前記排ガスを受け入れる内部空間を有する排気レシーバと、
前記排気レシーバと接続され、前記内部空間内の前記排ガスの少なくとも一部を分岐させて下流側に導く分岐ラインと、を備え、
前記分解器は、前記分岐ライン内に配置されている、請求項3に記載の燃料供給システム。
【請求項6】
前記分解器は、前記流路内の前記排ガスから、前記アンモニアの一部及び前記水素を隔絶するよう前記アンモニアの一部及び前記水素の流路を囲む容器を有している、請求項3に記載の燃料供給システム。
【請求項7】
前記分解器は、
前記分解用温度に加熱された前記アンモニアの一部が接触することにより前記アンモニアの一部を分解させる触媒と、
前記触媒を担持する、金属からなる構造体であって、前記アンモニアの一部及び前記水素の前記流路上に配置されるよう前記容器に保持される構造体と、を有している、請求項6に記載の燃料供給システム。
【請求項8】
前記分解器において生成する前記水素を含む分解ガス中の前記水素の濃度は5~75%である、請求項1又は2に記載の燃料供給システム。
【請求項9】
前記分解器において生成する前記水素を含む分解ガス中の前記水素の濃度は30~60%である、請求項1又は2に記載の燃料供給システム。
【請求項10】
前記熱源として前記主機の排熱が用いられ、前記触媒は貴金属からなる触媒を少なくとも含む、請求項2又は7に記載の燃料供給システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
アンモニアを分解して得た水素を燃料として供給する燃料供給システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
カーボンニュートラルの潮流から、アンモニア、バイオガス等の脱炭素燃料を、燃料電池、ガスタービン、エンジン等の装置に供給してエネルギーを取り出すことが行われている。これらの装置の仕様や特性によっては、脱炭素燃料を水素に改質してから供給した方が都合がよい場合がある。そのため、装置の仕様や特性に応じて、脱炭素燃料を水素に改質する装置が必要になる。
【0003】
アンモニアを水素に改質する方法として、アンモニアを触媒と接触させることにより分解して水素を生成する方法が知られている。アンモニアの分解反応は吸熱反応であるため、分解を促進させるためには熱源が必要になる。特許文献1には、電気ヒータを用いて触媒を加熱し、アンモニアと接触させることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
再表2012/090739号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の方法では、熱源をつくるためにエネルギーを要するため、脱炭素燃料を燃料として利用する際のエネルギー効率が悪い。
【0006】
本発明は、アンモニアを船舶において燃料として利用する際のエネルギー効率の良い燃料供給システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、以下の態様を包含する。
態様1
アンモニアを搭載した船舶の主機又は補機に燃料を供給するための燃料供給システムであって、
前記主機及び前記補機を含み、燃料を消費する際に熱を排出する複数の装置と、
前記複数の装置の少なくとも1つから排出された排熱を熱源として分解用温度に加熱された前記アンモニアの一部を分解して水素を生成する分解器と、を備え、
前記複数の装置のいずれかに前記燃料の少なくとも一部として前記水素を供給する、燃料供給システム。
【0008】
態様2
前記分解器は、前記分解用温度に加熱された前記アンモニアの一部が接触することにより前記アンモニアの一部を分解させる触媒を有している、態様1に記載の燃料供給システム。
【0009】
態様3
前記複数の装置の少なくとも1つは、
前記燃料を燃焼して前記熱を伴う排ガスを排出する燃焼部と、
前記燃焼部と接続され、前記燃焼部から排出された前記排ガスを流動させる流路を有する排ガス流動部と、を備え、
前記分解器は、前記流路内に配置されている、態様1又は2に記載の燃料供給システム。
【0010】
態様4
前記排ガス流動部は、
前記流路の一部をなし、前記燃焼部から排出された前記排ガスを受け入れる内部空間を有する排気レシーバと、
前記内部空間の下流側の前記流路の一部をなし、前記排ガスを導き入れて脱硝する脱硝用空間を有する脱硝部と、を備え、
前記分解器は、前記内部空間内又は前記脱硝用空間内に配置されている、態様3に記載の燃料供給システム。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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