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公開番号2025120403
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2025097974,2023574978
出願日2025-06-11,2022-01-20
発明の名称媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラム
出願人株式会社PFU
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65H 7/06 20060101AFI20250807BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】媒体のジャムが発生するか否かをより精度良く判定することが可能な媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラムを提供する。
【解決手段】媒体搬送装置は、載置台と、媒体を給送するための給送ローラと、媒体搬送方向において給送ローラより下流側に配置され、且つ、媒体搬送方向と直交する方向において媒体搬送路の側壁より内側且つ載置台に載置された状態の媒体搬送装置がサポートする最大サイズの媒体より外側に配置された第1媒体センサと、媒体搬送方向において第1媒体センサより下流側に配置された第2媒体センサと、第1媒体センサによる媒体の検出結果及び第2媒体センサによる媒体の検出結果に基づいて、媒体のジャムが発生するか否かを判定する判定部と、判定部により媒体のジャムが発生すると判定された場合に、異常処理を実行する制御部と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
媒体搬送装置であって、
載置台と、
媒体を給送するための給送ローラと、
媒体搬送方向において前記給送ローラより下流側に配置され、且つ、媒体搬送方向と直交する方向において媒体搬送路の側壁より内側且つ前記載置台に載置された状態の前記媒体搬送装置がサポートする最大サイズの媒体より外側に配置された第１媒体センサと、
媒体搬送方向において前記第１媒体センサより下流側に配置され、且つ、媒体搬送方向と直交する方向において前記第１媒体センサより内側に配置された第２媒体センサと、
前記第１媒体センサによる媒体の検出結果及び前記第２媒体センサによる媒体の検出結果に基づいて、媒体のジャムが発生するか否かを判定する判定部と、
前記判定部により媒体のジャムが発生すると判定された場合に、異常処理を実行する制御部と、を有し、
前記判定部は、前記第２媒体センサにより媒体が検出されてから、前記第１媒体センサにより媒体が検出された場合、媒体のジャムが発生すると判定する、
ことを特徴とする媒体搬送装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記第１媒体センサは、媒体が接触した場合に、媒体搬送方向と直交する方向において内側に向かう力を媒体に付与する付与部材を有する、請求項１に記載の媒体搬送装置。
【請求項３】
搬送される媒体を撮像する撮像センサをさらに有し、
前記第１媒体センサは、媒体搬送方向と直交する方向において前記撮像センサより外側又は前記撮像センサの端部位置に配置される、請求項１または２に記載の媒体搬送装置。
【請求項４】
載置台を有する媒体搬送装置の制御方法であって、
給送ローラにより、媒体を給送し、
媒体搬送方向において前記給送ローラより下流側に配置され、且つ、媒体搬送方向と直交する方向において媒体搬送路の側壁より内側且つ前記載置台に載置された状態の前記媒体搬送装置がサポートする最大サイズの媒体より外側に配置された第１媒体センサによる媒体の検出結果、及び、媒体搬送方向において前記第１媒体センサより下流側に配置され、且つ、媒体搬送方向と直交する方向において前記第１媒体センサより内側に配置された第２媒体センサによる媒体の検出結果に基づいて、媒体のジャムが発生するか否かを判定し、
媒体のジャムが発生すると判定された場合に、異常処理を実行し、
前記判定において、前記第２媒体センサにより媒体が検出されてから、前記第１媒体センサにより媒体が検出された場合、媒体のジャムが発生すると判定する、
ことを特徴とする制御方法。
【請求項５】
載置台と、媒体を給送するための給送ローラと、を有する媒体搬送装置の制御プログラムであって、
媒体搬送方向において前記給送ローラより下流側に配置され、且つ、媒体搬送方向と直交する方向において媒体搬送路の側壁より内側且つ前記載置台に載置された状態の前記媒体搬送装置がサポートする最大サイズの媒体より外側に配置された第１媒体センサによる媒体の検出結果、及び、媒体搬送方向において前記第１媒体センサより下流側に配置され、且つ、媒体搬送方向と直交する方向において前記第１媒体センサより内側に配置された第２媒体センサによる媒体の検出結果に基づいて、媒体のジャムが発生するか否かを判定し、
媒体のジャムが発生すると判定された場合に、異常処理を実行する、ことを前記媒体搬送装置に実行させ、
前記判定において、前記第２媒体センサにより媒体が検出されてから、前記第１媒体センサにより媒体が検出された場合、媒体のジャムが発生すると判定する、
ことを特徴とする制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラムに関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
媒体を搬送して撮像するスキャナ等の媒体搬送装置において、媒体のジャムが発生した場合、媒体が損傷する可能性がある。そのため、媒体搬送装置では、媒体のジャムが発生する前に媒体の搬送を停止させることが求められている。
【０００３】
媒体載置部に載置された媒体の媒体幅方向におけるエッジ位置を規制するエッジガイドによるエッジ規制位置より外側に媒体検出手段が設けられた画像読取装置が開示されている（特許文献１を参照）。この画像読取装置は、媒体検出手段が媒体を検出すると、媒体がスキューを生じさせていると判断する。
【０００４】
搬送原稿の側縁位置を読み取るための一個のラインセンサが原稿搬送方向側縁部に設けられるとともに、原稿スキュー補正装置及びその制御回路が設けられた複写機が開示されている（特許文献２を参照）。この複写機は、原稿搬送中に原稿側縁位置を、一定移動間隔をおいて２回以上読み取り、その検出データを制御回路に入力して、その結果をスキュー補正装置にフィードバックする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１８－１２５６３８号公報
実開平４－９３８５１号公報
【発明の概要】
【０００６】
媒体搬送装置では、媒体のジャムが発生するか否かをより精度良く判定することが求められている。
【０００７】
実施形態に係る媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラムの目的は、媒体のジャムが発生するか否かをより精度良く判定することにある。
【０００８】
実施形態の一側面に係る媒体搬送装置は、媒体搬送装置であって、載置台と、媒体を給送するための給送ローラと、媒体搬送方向において給送ローラより下流側に配置され、且つ、媒体搬送方向と直交する方向において媒体搬送路の側壁より内側且つ載置台に載置された状態の媒体搬送装置がサポートする最大サイズの媒体より外側に配置された第１媒体センサと、媒体搬送方向において第１媒体センサより下流側に配置され、且つ、媒体搬送方向と直交する方向において第１媒体センサより内側に配置された第２媒体センサと、第１媒体センサによる媒体の検出結果及び第２媒体センサによる媒体の検出結果に基づいて、媒体のジャムが発生するか否かを判定する判定部と、判定部により媒体のジャムが発生すると判定された場合に、異常処理を実行する制御部と、を有し、判定部は、第２媒体センサにより媒体が検出されてから、第１媒体センサにより媒体が検出された場合、媒体のジャムが発生すると判定する。
【０００９】
また、実施形態の一側面に係る制御方法は、載置台を有する媒体搬送装置の制御方法であって、給送ローラにより、媒体を給送し、媒体搬送方向において給送ローラより下流側に配置され、且つ、媒体搬送方向と直交する方向において媒体搬送路の側壁より内側且つ載置台に載置された状態の媒体搬送装置がサポートする最大サイズの媒体より外側に配置された第１媒体センサによる媒体の検出結果、及び、媒体搬送方向において第１媒体センサより下流側に配置され、且つ、媒体搬送方向と直交する方向において第１媒体センサより内側に配置された第２媒体センサによる媒体の検出結果に基づいて、媒体のジャムが発生するか否かを判定し、媒体のジャムが発生すると判定された場合に、異常処理を実行し、判定において、第２媒体センサにより媒体が検出されてから、第１媒体センサにより媒体が検出された場合、媒体のジャムが発生すると判定する。
【００１０】
また、実施形態の一側面に係る制御プログラムは、載置台と、媒体を給送するための給送ローラと、を有する媒体搬送装置の制御プログラムであって、媒体搬送方向において給送ローラより下流側に配置され、且つ、媒体搬送方向と直交する方向において媒体搬送路の側壁より内側且つ載置台に載置された状態の媒体搬送装置がサポートする最大サイズの媒体より外側に配置された第１媒体センサによる媒体の検出結果、及び、媒体搬送方向において第１媒体センサより下流側に配置され、且つ、媒体搬送方向と直交する方向において第１媒体センサより内側に配置された第２媒体センサによる媒体の検出結果に基づいて、媒体のジャムが発生するか否かを判定し、媒体のジャムが発生すると判定された場合に、異常処理を実行することを媒体搬送装置に実行させ、判定において、第２媒体センサにより媒体が検出されてから、第１媒体センサにより媒体が検出された場合、媒体のジャムが発生すると判定する。
（【００１１】以降は省略されています）

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