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公開番号2025119303
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024014119
出願日2024-02-01
発明の名称結露のない超省エネ遮熱構造
出願人日本遮熱株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E04B 1/76 20060101AFI20250806BHJP(建築物)
要約【課題】住宅建物の室内が、夏は涼しく、冬は暖かい環境を得る事ができる省エネ遮熱構造を提供する。
【解決手段】省エネ遮熱構造1は、外装部材2と、外装部材2の内側に構築された内装部材3と、外装部材2と内装部材3との間に形成された通気層4と、を有する住宅建物100に構築される。この省エネ遮熱構造1では、通気層4内の外装部材3の内側に第一アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材6Aが設けられ、部屋3Aを構成する内装部材3の室内側に第二アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材6Bが設けられていることで、結露を防止することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外装部材と、前記外装部材の内側に構築された内装部材と、前記外装部材と前記内装部材との間に形成された通気層と、を有する住宅建物に構築され、結露を防止する省エネ遮熱構造であって、
前記通気層内の前記外装部材の内側に第一アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材が設けられ、部屋を構成する前記内装部材の室内側に第二アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材が設けられている、
ことを特徴とする省エネ遮熱構造。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記通気層が、前記第一アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材の放射側に形成され、
前記通気層の吸気口から外気を取り入れ、前記通気層の排出口から排出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の省エネ遮熱構造。
【請求項3】
前記通気層の吸気口や前記通気層の排気口に、形状記憶合金を利用した開閉装置が設けられ、
前記開閉装置は、前記形状記憶合金が外気温を感知することで開閉し、前記通気層を流れる空気の通気量が調整される、
ことを特徴とする請求項1に記載の省エネ遮熱構造。
【請求項4】
屋根材と屋根下地材の間、二重屋根の間、二重に施工した野地板の間、前記外装部材と構造用合板の間、屋根や前記外装部材の室内側に、他の通気層が構築されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の省エネ遮熱構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の屋根や外壁等外装材の室内側、及び大気側に面した内装材の表面の2カ所に遮熱材を施工し、断熱材を使用しなくても夏は涼しく、冬は暖かい環境を得る事ができる省エネ遮熱構造に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
建物の外装材と内装材の間に、遮熱材を施工した遮熱工法は従来から施工されている(例えば、特許文献1)。また、建物の屋根や壁面の外側に、遮熱材を施工する遮熱工法も従来から施工されている。
【0003】
特許文献1に記載の省エネ構造は、外側部材と、外側部材の内側に設けられた内側部材と、外側部材と内側部材との間に形成された通気層とを有する二重の外装構造を有し、外側部材と内側部材との間に、アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材が設けられ、アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材の室内側に通気層が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7408204号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
建物の外装材と内装材の間に、遮熱材を施工した遮熱工法は従来から施工されている。建物を出入する熱は、夏は屋外側から室内側に、冬は室内側から屋外側に移動する。即ち、熱移動は夏と冬で逆転する。又、全米の多くの機関から、建物を移動する熱の割合は輻射熱が75%、伝導熱が5%から7%、対流熱が18%から20%と報告されている。更に、輻射熱を阻止するには、反射率が高い遮熱材が有効であることは周知の事実である。従って、建物の断熱を考えるのであれば遮熱材が有効であり、年間を通して効果を発揮するには外装材と内装材の間に遮熱材を設ける事が良い方法と考えられてきた。
【0006】
遮熱材の性能は、反射率+放射率=100%で表示される。仮に、95%の反射率の遮熱材を使用すれば、放射率即ち阻止できない熱は僅か5%であるから微々たるものと考えられる。ところが、放射量は絶対温度の4乗に比例して増加するので、壁内という狭小空間では忽ち熱がこもる事になる。その結果、放射率は増加、逆に反射率は低下し壁内の断熱性能は低下する。更に、現在の建物は結露防止のため通気工法が義務化され、冬場の室内の熱は15%から50%排出されてしまうという報告もある。従って、冬は寒く、省エネ効果は非常に低い住宅と言わざるを得ない。
【0007】
一方、建物の屋根や壁面の外側に、遮熱材を施工する遮熱工法も従来から採用されている。建物の屋外側に遮熱材を施工するので、この工法は輻射熱の反射を利用する工法である。遮熱材は、アルミホイルを使用したものが多く、表面はピカピカしている鏡面である。これを屋外で使用すると、正しく太陽光が鏡に反射する様に広域に光を反射、人間の目を傷める原因となる。又、災害時救助に当たるヘリコプター等航空機に大きな障害となる事は言うまでもいない。
【0008】
現在、屋外で使用する遮熱材には、アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材の表面に輻射熱を良く透過する高透過樹脂層を着色し、乱反射層を形成してこれに対応している。しかしながら、この高透過樹脂層を形成することにより、反射率は5%から10%低下する。更に、前述同様遮熱材の放射側に伝達された熱が蓄熱すると、結果的に反射率も低下する。その結果、伝達熱の阻止率は30%程度になってしまう。又、今後建物の屋根には太陽光発電パネルを設置することが義務化される可能性が高い。太陽光発電パネルは、取り付けると20年間は設置しておく必要があり、耐久性能が短い工法は使用する事が難しくなる。
【0009】
そこで、本発明は、住宅建物の室内が、夏は涼しく、冬は暖かい環境を得る事ができる省エネ遮熱構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る省エネ遮熱構造は、外装部材と、外装部材の内側に構築された内装部材と、外装部材と内装部材との間に形成された通気層と、を有する住宅建物に構築され、結露を防止する。そして、この省エネ遮熱構造は、通気層内の外装部材の内側に第一アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材が設けられ、部屋を構成する内装部材の室内側に第二アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材が設けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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