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公開番号
2025118342
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013612
出願日
2024-01-31
発明の名称
断裁装置および断裁方法
出願人
株式会社ホリゾン
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B26D
7/01 20060101AFI20250805BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約
【課題】断裁を行う刃が他の部材に接触して装置が故障することを適切に回避する。
【解決手段】上刃10と、下刃20と、上刃10の先端を鉛直方向VDに沿って移動させる第1駆動力を発生する断裁刃移動機構40と、用紙束Bを搬送方向TDに沿って搬送する搬送部50と、用紙束Bの搬送方向TDの下流側端部が突き当てられるストッパ60と、用紙束Bをストッパ60に接触させて位置決めする位置決め部70と、断裁刃移動機構40が発生する第1駆動力を搬送方向TDの第2駆動力に変換し、上刃10が非断裁位置にある場合に位置決め部70が対向位置X1に近接する位置X3に配置され、上刃10が断裁位置にある場合に位置決め部70が位置X1よりも搬送方向TDの上流側の退避位置に配置されるよう位置決め部70を第2駆動力により搬送方向TDに沿って移動させる駆動力変換機構80と、を備える断裁装置100を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1刃と、
所定位置に固定される第2刃と、
前記第2刃から離間した非断裁位置と前記第2刃を通過した断裁位置との間で前記第1刃の先端を所定方向に沿って移動させる第1駆動力を発生する第1移動機構と、
前記第1刃と前記第2刃とが前記所定方向で対向する対向位置に向けて、用紙束を前記所定方向と交差する搬送方向に沿って搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記用紙束の前記搬送方向の下流側端部が突き当てられるストッパと、
前記用紙束の前記搬送方向の上流側端部に配置される小口部を前記搬送方向に沿って押し付けることにより前記用紙束を前記ストッパに接触させて位置決めする位置決め部と、
前記第1移動機構が発生する前記第1駆動力を前記搬送方向の第2駆動力に変換し、前記第1刃が前記非断裁位置にある場合に前記位置決め部が前記対向位置に近接する近接位置に配置され、前記第1刃が前記断裁位置にある場合に前記位置決め部が前記近接位置よりも前記搬送方向の上流側の退避位置に配置されるよう前記位置決め部を前記第2駆動力により前記搬送方向に沿って移動させる第2移動機構と、を備える断裁装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記搬送方向に直交する幅方向において前記搬送部と並んで配置されるとともに前記用紙束を支持して前記搬送方向に沿って案内する案内面を形成する用紙束案内部を備え、
前記第2移動機構は、前記第1刃が前記非断裁位置にある場合に前記用紙束案内部の前記搬送方向の下流側端部が前記対向位置に近接する第1位置に配置され、前記第1刃が前記断裁位置にある場合に前記用紙束案内部の前記搬送方向の下流側端部が前記第1位置よりも前記搬送方向の上流側の第2位置に配置されるよう前記用紙束案内部を前記第2駆動力により前記搬送方向に沿って移動させる請求項1に記載の断裁装置。
【請求項3】
前記位置決め部は、
前記第2移動機構により前記搬送方向に沿って移動する移動部材と、
前記用紙束の前記小口部に接触する接触部材と、
前記移動部材に対して前記接触部材を前記搬送方向に沿って移動させる駆動機構と、を有する請求項1または請求項2に記載の断裁装置。
【請求項4】
前記退避位置は、前記搬送方向において、前記接触部材が前記第1刃よりも上流側に離間する位置である請求項3に記載の断裁装置。
【請求項5】
断裁装置により用紙束を断裁する断裁方法であって、
前記断裁装置は、
第1刃と、
所定位置に固定される第2刃と、
前記第1刃と前記第2刃とが所定方向で対向する対向位置に向けて、前記用紙束を前記所定方向と交差する搬送方向に沿って搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記用紙束の前記搬送方向の下流側端部が突き当てられるストッパと、
前記用紙束の前記搬送方向の上流側端部に配置される小口部を前記搬送方向に沿って押し付けることにより前記用紙束を前記ストッパに接触させて位置決めする位置決め部と、を有し、
前記第2刃から離間した非断裁位置と前記第2刃を通過した断裁位置との間で前記第1刃の先端を前記所定方向に沿って移動させる第1駆動力を発生して前記用紙束を断裁する断裁工程と、
前記断裁工程が発生する前記第1駆動力を前記搬送方向の第2駆動力に変換し、前記第1刃が前記非断裁位置にある場合に前記位置決め部が前記対向位置に近接する近接位置に配置され、前記第1刃が前記断裁位置にある場合に前記位置決め部が前記近接位置よりも前記搬送方向の上流側の退避位置に配置されるよう前記位置決め部を前記第2駆動力により前記搬送方向に沿って移動させる移動工程と、を備える断裁方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、断裁装置および断裁方法に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、製本物の小口等を断裁する断裁装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、背面を綴じた冊子の小口をプッシャで押すことにより移動させて小口断裁刃の断裁位置に位置決めすることが開示されている。プッシャは、サーボモータの回転により移動するタイミングベルトに固定されており、待機位置から冊子の小口を断裁する位置の区間で往復動する。プッシャにより冊子の小口を断裁する位置が小口断裁刃の刃先の下方に位置決めされると、プッシャは待機位置に戻る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-230530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、例えば、サーボモータやタイミングベルトの異常が発生した場合に、小口断裁刃が上下動する領域にプッシャが存在する状態となると、小口断裁刃とプッシャが接触して装置に故障が生じる可能性がある。このような異常が発生してしまうと、装置を故障のない状態に修理するために多くの作業や時間を要してしまい、断裁装置の生産効率が大幅に低下してしまう。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、用紙束を位置決めした状態で断裁を行うとともに断裁を行う刃が他の部材に接触して装置が故障することを適切に回避することが可能な断裁装置および断裁方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る断裁装置は、第1刃と、所定位置に固定される第2刃と、前記第2刃から離間した非断裁位置と前記第2刃を通過した断裁位置との間で前記第1刃の先端を所定方向に沿って移動させる第1駆動力を発生する第1移動機構と、前記第1刃と前記第2刃とが前記所定方向で対向する対向位置に向けて、用紙束を前記所定方向と交差する搬送方向に沿って搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される前記用紙束の前記搬送方向の下流側端部に配置される前記用紙束が突き当てられるストッパと、前記用紙束の前記搬送方向の上流側端部に配置される小口部を前記搬送方向に沿って押し付けて前記用紙束を前記ストッパに接触する状態に位置決めする位置決め部と、前記第1移動機構が発生する前記第1駆動力を前記搬送方向の第2駆動力に変換し、前記第1刃が前記非断裁位置にある場合に前記位置決め部が前記対向位置に近接する近接位置に配置され、前記第1刃が前記断裁位置にある場合に前記位置決め部が前記近接位置よりも前記搬送方向の上流側の退避位置に配置されるよう前記位置決め部を前記第2駆動力により前記搬送方向に沿って移動させる第2移動機構と、を備える。
【0007】
本発明の一態様に係る断裁装置によれば、搬送部により搬送方向の下流側端部がストッパに突き当てられた用紙束は、位置決め部によりストッパに接触する状態に位置決めされる。そして、第1刃と第2刃とが対向する位置に配置される用紙束の小口部は、第1刃が非断裁位置から断裁位置に移動する際に断裁される。
【0008】
本発明の一態様に係る断裁装置によれば、第1移動機構が発生する第1駆動力を第2移動機構が第2駆動力に変換するため、第1駆動力によって第1刃が非断裁位置から断裁位置に移動する場合には、位置決め部が近接位置から退避位置に移動して第1刃が位置決め部に接触することを確実に回避することができる。そのため、本発明の一態様に係る断裁装置によれば、用紙束を位置決めした状態で断裁を行うとともに断裁を行う刃が他の部材に接触して装置が故障することを適切に回避することができる。
【0009】
本発明の一態様に係る断裁装置においては、前記搬送方向に直交する幅方向において前記搬送部と並んで配置されるとともに前記用紙束を支持して前記搬送方向に沿って案内する案内面を形成する用紙束案内部を備え、前記第2移動機構は、前記第1刃が前記非断裁位置にある場合に前記用紙束案内部の前記搬送方向の下流側端部が前記対向位置に近接する第1位置に配置され、前記第1刃が前記断裁位置にある場合に前記用紙束案内部の前記搬送方向の下流側端部が前記第1位置よりも前記搬送方向の上流側の第2位置に配置されるよう前記用紙束案内部を前記第2駆動力により前記搬送方向に沿って移動させる構成としてもよい。
【0010】
上記構成の断裁装置によれば、第1刃が非断裁位置にある場合に用紙束案内部の搬送方向の下流側端部が対向位置に近接する第1位置に配置されるため、搬送部により搬送される用紙束を案内面により支持して用紙束を確実に搬送することができる。また、第1刃が断裁位置にある場合に用紙束案内部の搬送方向の下流側端部が第1位置よりも搬送方向の上流側の第2位置に配置されるため、第1刃が非断裁位置から断裁位置に移動する際に用紙束案内部に接触することを確実に回避することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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