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公開番号2025118002
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013045
出願日2024-01-31
発明の名称結束システム及び結束処理プログラム
出願人マックス株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類E04G 21/12 20060101AFI20250805BHJP(建築物)
要約【課題】結束に関連する情報を取得して、これを利用できるようにした結束装置を提供する。
【解決手段】複数の鉄筋Sと複数の鉄筋Sとが交差して複数の交点Pを形成するワークBに対して、移動する結束装置により複数の交点Pを結束体Wで結束する結束システム1Dであって、当該交点Poを形成する一方の鉄筋Sxと他方の鉄筋Syに対し、一方の鉄筋Sxにおける一方の鉄筋Sxと他方の鉄筋Syが形成する交点Poとは異なる他の少なくとも一つの交点Pと他方の鉄筋Syにおける一方の鉄筋Sxと他方の鉄筋Syが形成する交点Poとは異なる他の少なくとも一つの交点Pとが、一方の鉄筋Sxと他方の鉄筋Syが形成する交点Poと異なる方向に沿って結束体Wで結束する制御部77Dを備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
複数の鉄筋と複数の鉄筋とが交差して複数の交点を形成するワークに対して、移動する結束装置により前記複数の交点を結束体で結束する結束システムであって、
前記交点を形成する一方の鉄筋と他方の鉄筋に対し、前記一方の鉄筋における前記一方の鉄筋と前記他方の鉄筋が形成する前記交点とは異なる他の少なくとも一つの前記交点と前記他方の鉄筋における前記一方の鉄筋と前記他方の鉄筋が形成する前記交点とは異なる他の少なくとも一つの前記交点とが、前記一方の鉄筋と前記他方の鉄筋が形成する前記交点と異なる方向に沿って前記結束体で結束する制御部を備える結束システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記結束装置が移動可能な作業領域内の全ての前記交点の内、隣り合う他の前記交点を二つ有する前記交点を前記作業領域の角部に位置する交点とする場合に、
当該角部に位置する前記交点に対して、当該交点と前記作業領域の中心とを結ぶ直線に、より平行に近い方向に沿って前記結束体の結束を行う
請求項1に記載の結束システム。
【請求項3】
前記制御部は、
前記ワークに対する作業領域内の前記複数の交点の内、前記作業領域の角部に位置する前記交点に隣り合う二つの前記交点の少なくとも一方に対して、前記作業領域の角部に位置する前記交点と同じ方向に沿って前記結束体で結束する
請求項2に記載の結束システム。
【請求項4】
前記制御部は、
前記ワークに対する作業領域内の前記複数の交点の内、隣り合う他の前記交点が三つ以下となる前記交点を前記作業領域の外縁に位置する前記交点とする場合に、
当該作業領域の外縁に位置する前記交点に対して、当該交点と前記作業領域の中心とを結ぶ直線に、より平行に近い方向に前記結束体で結束する
請求項2に記載の結束システム。
【請求項5】
前記制御部は、
前記交点に対して、隣り合う他の全ての前記交点とは異なる方向に前記結束体で結束する
請求項1に記載の結束システム。
【請求項6】
前記交点を前記結束体で結束する結束装置と、
前記結束装置に併設され、前記交点に関する情報を取得する交点情報取得手段とを有する
請求項1に記載の結束システム。
【請求項7】
複数の鉄筋と複数の鉄筋とが交差して複数の交点を形成するワークに対して、移動する結束装置により前記複数の交点を結束体で結束する結束システムを制御するコンピュータに、
前記交点を形成する一方の鉄筋と他方の鉄筋に対し、前記一方の鉄筋における前記一方の鉄筋と前記他方の鉄筋が形成する前記交点とは異なる他の少なくとも一つの前記交点と前記他方の鉄筋における前記一方の鉄筋と前記他方の鉄筋が形成する前記交点とは異なる他の少なくとも一つの前記交点とが、前記一方の鉄筋と前記他方の鉄筋が形成する前記交点と異なる方向に沿って前記結束体で結束する制御を行う機能を実現させる結束処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
鉄筋をワイヤで結束する結束機を備えた結束システム及び結束処理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
コンクリート建造物には強度を向上させるために鉄筋が使用されており、コンクリート打設時に鉄筋が所定の位置からずれないように、結束機によってワイヤで結束されている。
交差した鉄筋の交点に対しては、いずれの鉄筋に対しても斜めとなる方向に沿うようにワイヤを結束させることができる。例えば、前後方向に沿った一方の鉄筋と左右方向に沿った他方の鉄筋が交差する場合、ワイヤを左斜め前方向に沿わせて結束することと右斜め前方向に沿わせて結束することができる。
【0003】
従来の結束システムは、結束方向が交互に異なるように一列に並べた複数の結束機により、同時に複数の交点に対して結束を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の他の結束システムは、ガントリー型の移動装置のヘッドに結束機を搭載し、ワークの複数の交点に対して順番に結束を行っていた(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-35052号公報
特開平6-219420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の結束システムは、いずれも、一方の方向に沿った鉄筋の交点に対しては、交互に異なる方向を向いてワイヤの結束が行われるが、他方の方向に沿った鉄筋の交点に対しては、一様に同じ方向を向いてワイヤの結束が行われる。
このため、鉄筋の結束強度に低下を生じる余地があった。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するためなされたもので、強度の高い結束を行う結束システム及び結束プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するため、本発明の結束システムは、
複数の鉄筋と複数の鉄筋とが交差して複数の交点を形成するワークに対して、移動する結束装置により前記複数の交点を結束体で結束する結束システムであって、
前記交点を形成する一方の鉄筋と他方の鉄筋に対し、前記一方の鉄筋における前記一方の鉄筋と前記他方の鉄筋が形成する前記交点とは異なる他の少なくとも一つの前記交点と前記他方の鉄筋における前記一方の鉄筋と前記他方の鉄筋が形成する前記交点とは異なる他の少なくとも一つの前記交点とが、前記一方の鉄筋と前記他方の鉄筋が形成する前記交点と異なる方向に沿って前記結束体で結束する制御部を備えている。
【0008】
また、本発明の結束処理プログラムは、
複数の鉄筋と複数の鉄筋とが交差して複数の交点を形成するワークに対して、移動する結束装置により前記複数の交点を結束体で結束する結束システムを制御するコンピュータに、
前記交点を形成する一方の鉄筋と他方の鉄筋に対し、前記一方の鉄筋における前記一方の鉄筋と前記他方の鉄筋が形成する前記交点とは異なる他の少なくとも一つの前記交点と前記他方の鉄筋における前記一方の鉄筋と前記他方の鉄筋が形成する前記交点とは異なる他の少なくとも一つの前記交点とが、前記一方の鉄筋と前記他方の鉄筋が形成する前記交点と異なる方向に沿って前記結束体で結束する制御を行う機能を実現させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ワークを構成するそれぞれの鉄筋における複数の交点が同じ方向のみに結束体で結束されることを回避し、鉄筋同士の隙間を低減させて強固な結束を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る結束システムの装置本体の斜視図である。
実施形態に係る結束システムの概略の制御構成を示すブロック図である。
結束装置が結束動作を行う際の姿勢での側面図である。
ワーク保持部の保持台上のワークを上側から見た概略図である。
結束方向の第1方向で結束を行った交点を示す平面図である。
結束方向の第2方向で結束を行った交点を示す平面図である。
「角部に位置する交点」と「外縁に位置する交点」とそれ以外の交点との区別を示した説明図である。
結束方向の決定処理における条件(1)に従って行われたワークの平面図である。
結束方向の決定処理における条件(2)に従って行われたワークの平面図である。
結束方向の決定処理における条件(3)に従って行われたワークの平面図である。
結束方向の決定処理における条件(4)に従って行われたワークの平面図である。
結束方向の決定処理における条件(4)に従って行われたワークの交点における拡大平面図である。
結束方向の決定処理における条件(5)に従って行われたワークの平面図である。
図3の結束装置を旋回軸の一方から見た平面図である。
装置本体の一部の構成を省略した平面図である。
結束システムが結束処理を実行するときの手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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