TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025116252
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2025094112,2020217721
出願日
2025-06-05,2020-12-25
発明の名称
椅子及びその背もたれ
出願人
株式会社イトーキ
代理人
個人
,
個人
主分類
A47C
7/40 20060101AFI20250731BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】背板を柔軟なエラストマー製として高いクッション性・フィット性を確保しつつ
、保形性を保持して身体の安定性も確保する。
【解決手段】背板2は多数の抜き穴21を備えて柔軟性に富んでおり、使用者の動きに追
従して変形する。背板2の後面上端部には上補強部材13が固着されて、背板2の後面下
端部には下補強部材16が固着されている。上補強部材13はバックフレーム3のアッパ
サポート11に連結されて、下補強部材16はバックフレーム3のロアサポート12に固
定されている。アッパサポート11は、弾性に抗して水平旋回可能である。背板2は全体
の形態を保形しつつ、使用者の動きに追従して変形する。従って、身体の安定性を確保し
つつ高いフィット性・クッション性を確保できる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
着座者の押圧力で撓み変形する軟質材製の背板と、
前記背板が取り付く背フレームと、
を備え、
前記背板は、相対向した上辺部と下辺部である上下2辺部と、相対向した左側辺部と右
側辺部である左右2辺部と、を含み、
前記上下2辺部および前記左右2辺部のうち、一方が前記背フレームに取り付く保持辺
部であり、他方が着座者の押圧力によって伸び変形し得る自由変形部であり、
前記保持辺部には後側から左右長手の補強部材が重なっている、
椅子の背もたれ。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記上下2辺部が前記保持辺部であり、
前記上辺部には上補強部材が後側から重なって、
前記下辺部には下補強部材が後側から重なっており、
前記下辺部と前記下補強部材とは、その全長にわたって変形しない状態で前記背フレー
ムに固定され、
前記上辺部と前記上補強部材とは、後ろ向きの撓み変形が許容されるように前記背フレ
ームに両端支持の状態で取付けられている、
請求項1に記載した椅子の背もたれ。
【請求項3】
前記背フレームは、左右中間部に位置した背支柱と、その上端から左右に張り出したア
ーム部と、を有し、
前記アーム部の左右両端に前記背板の前記上辺部が連結されており、
前記アーム部は、弾性に抗して水平旋回可能な状態で前記背支柱に取り付いている、
請求項2に記載した椅子の背もたれ。
【請求項4】
前記上補強部材の左右両端部には下向き突出部を設け、
前記下補強部材の左右両端には上向き突出部を設けている、
請求項2又は3に記載した椅子の背もたれ。
【請求項5】
前記背板には、上下長手で前後に開口したスリットの群が左右方向と上下方向とに多列
、多段に形成されており、
前記上補強部材が重なる前記背板の上部では、前記スリットに連続した凹溝が形成され
、前記凹溝の箇所において前記背板は薄くなっている、
請求項2~4のうちのいずれかに記載した椅子の背もたれ。
【請求項6】
着座者に着座される座と、
前記座を支持する脚と、
請求項1~5のうちのいずれかに記載した椅子の背もたれと、
を備える椅子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、椅子及びその背もたれに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
椅子は様々な形態があり、オフィスで多用されている回転椅子は、キャスタを備えた脚
装置、座、背もたれを主要要素としており、オプション品として肘掛け装置やヘッドレス
ト、ハンガーなどが取付けられている。
【0003】
また、回転椅子では、背もたれが後傾可能なリクライニング機能を備えていることが多
い。このようなリクライニング機能により、着座者は身体をリラックスさせて長時間の使
用を継続することができる。
【0004】
椅子において快適性を保持する重要な要素は、背もたれのフィット性やクッション性、
当たりの柔らかさであり、そこで、背もたれの前面をクッション材で構成したり、メッシ
ュ材で身体を支持したりしている。メッシュ材は、通気性に優れているため蒸れを防止で
きる利点もある。
【0005】
さて、着座者が背もたれにもたれる場合、上半身の中心線を背もたれの中心線に揃えて
いるとは限らず、上半身を右又は左に倒した状態でもたれたり、背もたれにもたれつつ身
体を捩じって後ろを向いたりすることがあるが、これらの場合、着座者のもたれ掛かりに
よる押圧力(体圧)は、背もたれの左側部又は右側部に偏って強く作用する。
【0006】
そして、椅子の背もたれは、基本的には、着座者の押圧力によっては殆ど変形しない剛
性を有していることが多いが、背もたれが剛性構造であると、着座者の身体の一部が背も
たれの一部に強く当たることになって、快適性が損なわれてしまう。
【0007】
そこで、背もたれが着座者の押圧力によって曲がり変形(捩じれ変形)することを許容
する椅子が提案されており、その一例が特許文献1に開示されている。特許文献1は本願
出願人の先願に係るもので、背支柱の上端に、左右長手のアッパーサポートがばねに抗し
て水平旋回するように取付けられて、アッパーサポートの左右両端に背もたれの左右両端
部が連結されており、使用者の荷重が左右いずれかに偏って作用すると、アッパーサポー
トが水平旋回することによって背もたれが捩れ変形する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2020-58759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1では、背もたれは着座者の押圧力によって曲がり変形(捩じれ変形)するた
め、上半身を右又は左にずらして背もたれにもたれ掛かった場合に、背もたれが追従して
変形する。従って、着座者の身体の動きを許容できると共に、身体に対する背もたれの当
たりを柔らかくすることができる。その結果、快適性を向上できると云える。
【0010】
ここで、背もたれのクッション性・フィット性を高めるためには、背板をエラストマー
のような軟質材で構成することが有益であるが、エラストマーのような軟質材は腰が弱い
ため、特許文献1の背もたれを単にエラストマーに置き換えただけでは、背もたれの保形
性を担保できないおそれがある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社イトーキ
椅子
1か月前
株式会社イトーキ
扉構造
1か月前
株式会社イトーキ
荷物置き
1か月前
株式会社イトーキ
放射線遮蔽扉
1か月前
株式会社イトーキ
家具、解析システム
15日前
株式会社イトーキ
椅子用張地及び椅子
1か月前
株式会社イトーキ
リクライニング椅子
1か月前
株式会社イトーキ
椅子、椅子管理システム
15日前
株式会社イトーキ
椅子及びその身体支持要素
1か月前
株式会社イトーキ
家具のハンドル装置及び椅子
1か月前
株式会社イトーキ
移動台車システム及び自動倉庫
1か月前
株式会社イトーキ
椅子及びその背もたれ
5日前
株式会社イトーキ
椅子の管理装置、椅子の管理システム、椅子の管理方法、及び椅子の管理プログラム
15日前
個人
家具
1か月前
個人
鍋蓋
11か月前
個人
掃除機
5か月前
個人
自助箸
3か月前
個人
枕
2か月前
個人
ハンガー
3か月前
個人
屋外用箒
4か月前
個人
掃除用具
14日前
個人
耳拭き棒
7か月前
個人
枕
5か月前
個人
体洗い具
7か月前
個人
掃除道具
5か月前
個人
乾燥器具
10か月前
個人
収納型額縁
10か月前
個人
省煙消臭器
5か月前
個人
掃除シート
6か月前
個人
エコ掃除機
8か月前
個人
組立式棚板
4か月前
個人
片手代替具
8か月前
個人
開閉トング
3か月前
個人
学童机
10か月前
個人
シャワー装置
2か月前
個人
経典表示装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る