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公開番号2025114990
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009268
出願日2024-01-25
発明の名称容器詰めゆで卵含有加工食品及びその製造方法
出願人キユーピー株式会社
代理人
主分類A23L 15/00 20160101AFI20250730BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】ゆで卵と具材含有調味液を一体的に喫食ことのでき、また、加工食品としての製造適性を有する、容器詰めゆで卵含有加工食品及びその製造方法を提供
【解決手段】本発明の、具材含有調味液及びゆで卵を含有する、容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法は、丸のままの殻剥きゆで卵を用意する工程と、具材を具材含有調味液全量に対し10質量%以上含む、具材含有調味液を用意する工程と、前記具材含有調味液を容器に充填する工程と、前記ゆで卵を容器に充填する工程と、前記具材含有調味液及びゆで卵を含む容器を脱気する工程と、前記脱気された容器を加熱殺菌する工程と、を含み、前記容器がスタンディングパウチであり、前記具材含有調味液は澱粉を、具材含有調味液全量に対し0.5質量%以上5質量%以下含むものであり、ゆで卵含有加工食品における具材含有調味液の粘度(25℃)が2000mPa・s以上30000mPa・s以下であることを特徴とするものである。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
具材含有調味液及びゆで卵を含有する、容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法であって、
丸のままの殻剥きゆで卵を用意する工程と、
具材を具材含有調味液全量に対し10質量%以上含む、具材含有調味液を用意する工程と、
前記具材含有調味液を容器に充填する工程と、
前記ゆで卵を容器に充填する工程と、
前記具材含有調味液及びゆで卵を含む容器を脱気する工程と、
前記脱気された容器を加熱殺菌する工程と、を含み、
前記容器がスタンディングパウチであり、
前記具材含有調味液は澱粉を、具材含有調味液全量に対し0.5質量%以上5質量%以下含むものであり、
ゆで卵含有加工食品における具材含有調味液の粘度(25℃)が2000mPa・s以上30000mPa・s以下であることを特徴とする、
容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記具材含有調味液が、少なくとも食酢、胡麻、玉葱、及び白葱から選ばれる1種以上を含むことを特徴とする、
請求項1に記載の容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法
【請求項3】
前記具材含有調味液が、食用油脂を含有すること特徴とする、
請求項1または2に記載の容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法
【請求項4】
前記具材含有調味液が、キサンタンガムをさらに含むことを特徴とする、
請求項1または2に記載の容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法
【請求項5】
前記容器詰めゆで卵含有加工食品におけるゆで卵の数が、1個又は2個である、
請求項1または2に記載の容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法
【請求項6】
前記具材含有調味液が、卵黄により乳化されたものでないことを特徴とする、
請求項1または2に記載の容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法
【請求項7】
前記スタンディングパウチが、縦の長さが70mm以上250mm以下、横の長さが60mm以上250mm以下であることを特徴とする、
請求項1または2に記載の容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法
【請求項8】
前記具材含有調味液を容器に充填する工程において、具材含有調味液の充填量が、ゆで卵1個に対し5g以上80g以下であることを特徴とする、
請求項1または2に記載の容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法
【請求項9】
具材含有調味液及びゆで卵を含有する、容器詰めゆで卵含有加工食品であって、
前記ゆで卵は丸のままの殻剥きゆで卵であり、
前記容器がスタンディングパウチであり、
前記具材含有調味液は、以下の(A)~(C)の特徴を有することを特徴とする、容器詰めゆで卵含有加工食品
(A)具材含有調味液全量に対し、具材を10質量%以上含む
(B)具材含有調味液全量に対し、澱粉を0.5質量%以上5質量%以下含む
(C)粘度(25℃)が2000mPa・s以上30000mPa・s以下

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器詰めゆで卵含有加工食品及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、ゆで卵をタマネギやネギ、ニンニク等の具材と共に醤油等を含むたれにつけた卵料理が、家庭で食されており、これは具材、たれ、ゆで卵を容器に入れ、しばらく寝かせることによって作られる。しかし、家庭で作るには手間がかかるうえ、殻を剥いた丸のままのゆで卵は表面が非常に滑らかであるため、喫食時にゆで卵と具材、たれが分かれてしまい、具材、たれを充分に味わうことが難しかった。従って、このような課題が解決された加工食品が望まれてきた。
【0003】
容器詰めゆで卵含有加工食品としては例えば、調味液を所定量充填し、特定の圧力で脱気され、保管後の前記調味液のpHやBrix値が特定範囲であることで、保存性がありながら、保管後も卵白部が柔らかい食感を維持することができる容器詰め殻剥き茹卵が提案されている(特許文献1参照)。しかし、具材を多量に含むものではなく、上記課題を有すものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許7332526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、ゆで卵と具材含有調味液を一体的に喫食でき、また、加工食品としての製造適性を有する、容器詰めゆで卵含有加工食品及びその製造方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題の解決を達成すべく誠意検討した結果、少なくとも、丸のままの殻剥きゆで卵を用意する工程と、具材を具材含有調味液全量に対し10質量%以上含む、具材含有調味液を用意する工程と、前記具材含有調味液を容器に充填する工程と、前記ゆで卵を容器に充填する工程と、前記具材含有調味液及びゆで卵を含む容器を脱気する工程と、前記脱気された容器を加熱殺菌する工程と、を含み、前記容器がスタンディングパウチであり、前記具材含有調味液は澱粉を特定量含むものであり、ゆで卵含有加工食品における具材含有調味液の粘度が特定の範囲にすることで、上記の技術的課題を解決できることを知見し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明の一態様によれば、
(1)
具材含有調味液及びゆで卵を含有する、容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法であって、
丸のままの殻剥きゆで卵を用意する工程と、
具材を具材含有調味液全量に対し10質量%以上含む、具材含有調味液を用意する工程と、
前記具材含有調味液を容器に充填する工程と、
前記ゆで卵を容器に充填する工程と、
前記具材含有調味液及びゆで卵を含む容器を脱気する工程と、
前記脱気された容器を加熱殺菌する工程と、を含み、
前記容器がスタンディングパウチであり、
前記具材含有調味液は澱粉を、具材含有調味液全量に対し0.5質量%以上5質量%以下含むものであり、
ゆで卵含有加工食品における具材含有調味液の粘度(25℃)が2000mPa・s以上30000mPa・s以下であることを特徴とする、
容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法。
(2)
前記具材含有調味液が、少なくとも食酢、胡麻、玉葱、及び白葱から選ばれる1種以上を含むことを特徴とする、
(1)に記載の容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法。
(3)
前記具材含有調味液が、食用油脂を含有すること特徴とする、
(1)または(2)に記載の容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法。
(4)
前記具材含有調味液が、キサンタンガムをさらに含むことを特徴とする、
(1)~(3)のいずれかに記載の容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法。
(5)
前記容器詰めゆで卵含有加工食品におけるゆで卵の数が、1個又は2個である、
(1)~(4)のいずれかに記載の容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法。
(6)
前記具材含有調味液が、卵黄により乳化されたものでないことを特徴とする、
(1)~(5)のいずれかに記載の容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法。
(7)
前記スタンディングパウチが、縦の長さが70mm以上250mm以下、横の長さが60mm以上250mm以下であることを特徴とする、
(1)~(6)のいずれかに記載の容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法。
(8)
前記具材含有調味液を容器に充填する工程において、具材含有調味液の充填量が、ゆで卵1個に対し5g以上80g以下であることを特徴とする、
(1)~(7)のいずれかに記載の容器詰めゆで卵含有加工食品の製造方法。
(9)
具材含有調味液及びゆで卵を含有する、容器詰めゆで卵含有加工食品であって、
前記ゆで卵は丸のままの殻剥きゆで卵であり、
前記容器がスタンディングパウチであり、
前記具材含有調味液は、以下の(A)~(C)の特徴を有することを特徴とする、容器詰めゆで卵含有加工食品。
(A)具材含有調味液全量に対し、具材を10質量部以上含む
(B)具材含有調味液全量に対し、澱粉を0.5質量%以上5質量%以下含む
(C)粘度(25℃)が2000mPa・s以上30000mPa・s以下
である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ゆで卵と具材含有調味液を一体的に喫食でき、また、加工食品としての製造適性を有する、容器詰めゆで卵含有加工食品及びその製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下本発明を詳細に説明する。なお、本発明において、特に明示した場合を除き、「%」とは「質量%」、「部」とは「質量部」を意味する。
【0010】
<容器詰めゆで卵含有加工食品>
本発明の容器詰めゆで卵含有加工食品は、丸のままの殻剥きゆで卵と、具材含有調味液を含むものであり、スタンディングパウチに充填されているものを指す。
(【0011】以降は省略されています)

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