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公開番号2025110877
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024220545,2024004638
出願日2024-12-17,2024-01-16
発明の名称屋根の排水構造
出願人三晃金属工業株式会社
代理人個人
主分類E04D 13/064 20060101AFI20250722BHJP(建築物)
要約【目的】雨水の排水性に優れ且つ施工が簡単である屋根の排水構造とすること。
【構成】水上側金属板屋根A1の水下側端部と、水下側金属板屋根A2の水上側端部は水平状に横切る方向に配置され、雨水ガイドBにて隙間部Sを覆うように構成されると共に、雨水ガイドBの水上側端及び水下側端は幅方向に
水平状に横切る方向に形成されてなること。中間樋1は、断面変形U字状であって、この水上側は水平状に横切る方向に形成され、この水下側のみが傾斜に沿って形成されており、水下側金属板屋根A2上に載置され、中間樋1の傾斜方向下位の端末が金属板屋根Aの側端まで設けられ、中間樋1は水下側金属板屋根A2の幅方向に設けられた樋下地部材2と山形状補強材3に固着され、雨水ガイドBから中間樋1に流入した雨水は、中間樋1の端末から排水されるように構成されること。
【選択図】 図16
特許請求の範囲【請求項1】
波形の水上側金属板屋根と該水上側金属板屋根と同一形状で且つ屋根傾斜方向に所定間隔の隙間部を設けた水下側金属板屋根とからなる金属板屋根とで既設屋根上に被覆され、軒樋又は谷樋を備えた屋根において、
前記水上側金属板屋根の水下側端部と屋根傾斜方向で対向する前記水下側金属板屋根の水上側端部とは前記金属板屋根の幅方向に水平状に横切る方向に載置され、
前記水上側金属板屋根と同一断面形状の別部材としての雨水ガイドにて前述の水平状に横切る方向の前記隙間部箇所の上面を覆うようにして構成され、前記雨水ガイドの傾斜度は前記水上側金属板屋根の傾斜角度より緩傾斜となるように形成されてなると共に、前記雨水ガイドの水上側端及び水下側端は、該雨水ガイドの幅方向に平行になるようにそれぞれ形成され、
中間樋は、雨水受け立上り部と底部と水上側取付部とで断面変形U字状であって、この長手方向に対して平面的にみて前記水上側取付部は水平状をなし、且つ前記雨水受け立上り部は傾斜状をなして構成され、前記中間樋の前記雨水受け立上り部が屋根水下側とされつつ且つ前記水上側取付部が水下側金属板屋根の幅方向に水平状に載置され、前記中間樋の前記雨水受け立上り部の傾斜方向下位の端末が前記金属板屋根の側端まで設けられ、
前記水下側金属板屋根の屋根傾斜方向を向く山形状補強材が前記水下側金属板屋根の幅方向に所定間隔をおいて前記水下側金属板屋根の下面に固定され、前記中間樋の前記水上側取付部上に前記雨水ガイドの下端寄りが載置されつつ前記水下側金属板屋根に固定された該水下側金属板屋根の幅方向に設けられた樋下地部材に固着され、該樋下地部材は前記山形状補強材にも固着されてなり、
前記中間樋の前記雨水受け立上り部を外面から支持する樋固定材の下端は前記水下側金属板屋根上で且つ前記山形状補強材に固着され、
前記雨水ガイドから前記中間樋に流入した雨水は、該中間樋の端末から排水されるように構成されてなることを特徴とする屋根の排水構造。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
請求項1に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイドの上端箇所は前記水上側金属板屋根の下端箇所の下方側に重合状態で取り付けられてなることを特徴とする屋根の排水構造。
【請求項3】
請求項2に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイドの緩傾斜部を凹凸によるジグザグ部を介して形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造。
【請求項4】
請求項3に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイドの緩傾斜部を前記雨水ガイドの水下側を上方に向かうように反らせて形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、雨水の排水性に優れ且つ施工が簡単である屋根の排水構造に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
大型建築物(倉庫又は工場等)には屋根として波形状のスレートが多く使用されている。このスレート屋根のスレート板屋根材の老朽化に伴い、屋根の改修を行わなくてはならない。その改修工事において、近年では、既設の屋根はそのままとし、この既設屋根の上に新設屋根を施工することが多くなっている。
【0003】
つまり、既設屋根がそのまま残るので、改修工事中においても建築物の室内を使用し続けることができる。例えば、建築物が工場であれば、改修作業がおこなわれている間でも、室内では作業員が作業を続けることができる。同様に建築物が倉庫であれば、改修作業中であっても、品物を収容しておくことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-209627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
改修屋根において、その屋根面積が大きい場合では、雨水が当たる面積が大きくなり、そのため大雨が集中的にかかると、屋根の勾配により水上側から水下側に流れる雨による水量も大量となり、軒樋では、雨量の許容量を超えてしまい軒樋から雨水があふれ出だし、これによって建築物の壁面等に大量の水分がかかり、このようなことが長期に渡ることで、建築物を劣化させる原因となる。
【0006】
このような事態を防止するために、特許文献1(特開2010-209627号公報)が存在する。この特許文献1によって、屋根に補助樋が設けられ雨水の排水が軒先樋と共に、良好に排水することができるようになっている。しかしながら、特許文献1に開示された発明に対してさらに改善すべき点が見出された。そこで、本発明が解決しようとする目的は、さらに良好なる改修屋根における屋根の排水構造を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで発明者は、前記課題を解決すべく鋭意、研究を重ねた結果、請求項1の発明を、波形の水上側金属板屋根と該水上側金属板屋根と同一形状で且つ屋根傾斜方向に所定間隔の隙間部を設けた水下側金属板屋根とからなる金属板屋根とで既設屋根上に被覆され、軒樋又は谷樋を備えた屋根において、
前記水上側金属板屋根の水下側端部と屋根傾斜方向で対向する前記水下側金属板屋根の水上側端部とは前記金属板屋根の幅方向に水平状に横切る方向に載置され、前記水上側金属板屋根と同一断面形状の別部材としての雨水ガイドにて前述の水平状に横切る方向の前記隙間部箇所の上面を覆うようにして構成され、前記雨水ガイドの傾斜度は前記水上側金属板屋根の傾斜角度より緩傾斜となるように形成されてなると共に、前記雨水ガイドの水上側端及び水下側端は、該雨水ガイドの幅方向に平行になるようにそれぞれ形成され、中間樋は、雨水受け立上り部と底部と水上側取付部とで断面変形U字状であって、この長手方向に対して平面的にみて前記水上側取付部は水平状をなし、且つ前記雨水受け立上り部は傾斜状をなして構成され、前記中間樋の前記雨水受け立上り部が屋根水下側とされつつ且つ前記水上側取付部が水下側金属板屋根の幅方向に水平状に載置され、前記中間樋の前記雨水受け立上り部の傾斜方向下位の端末が前記金属板屋根の側端まで設けられ、前記水下側金属板屋根の屋根傾斜方向を向く山形状補強材が前記水下側金属板屋根の幅方向に所定間隔をおいて前記水下側金属板屋根の下面に固定され、前記中間樋の前記水上側取付部上に前記雨水ガイドの下端寄りが載置されつつ前記水下側金属板屋根に固定された該水下側金属板屋根の幅方向に設けられた樋下地部材に固着され、該樋下地部材は前記山形状補強材にも固着されてなり、前記中間樋の前記雨水受け立上り部を外面から支持する樋固定材の下端は前記水下側金属板屋根上で且つ前記山形状補強材に固着され、前記雨水ガイドから前記中間樋に流入した雨水は、該中間樋の端末から排水されるように構成されてなることを特徴とする屋根の排水構造としたことにより、上記課題を解決した。
【0008】
請求項2の発明を、請求項1に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイドの上端箇所は前記水上側金属板屋根の下端箇所の下方側に重合状態で取り付けられてなることを特徴とする屋根の排水構造としたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、請求項2に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイドの緩傾斜部を凹凸によるジグザグ部を介して形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造としたことにより、上記課題を解決した。請求項4の発明を、請求項2に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイドの緩傾斜部を前記雨水ガイドの水下側を上方に向かうように反らせて形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造としたことにより上記課題を解決したものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の発明では、中間樋の水上側箇所を覆う雨水ガイドの水上側箇所を水上側金属板屋根が覆うように配置された構成により、水上側金属板屋根を流れる雨水が、そのまま水上側金属板屋根の裏面に漏れることなく、雨水ガイドに移り、雨水ガイドが確実に流下する雨水を受け取り、そのまま中間樋に雨水を流出させることができる。さらに、雨水ガイドの水上側端部の上方に水上側金属板屋根の水下側端部が位置するものであり、雨水と共流下するゴミや枯れ葉等が円滑に雨水ガイドに移り、水上側金属板屋根及び雨水ガイドの裏面側を汚すことも防止することができる。
【0010】
さらに、水上側金属板屋根の水下側端部と、水下側金属板屋根の水上側端部との間に隙間部が設けられることで、金属板屋根の重量を減減らすことで、雨水ガイドとの重量と相殺することができ、雨水ガイドによる重量の増加を抑えることができる。さらに、水上側金属板屋根と水下側金属板屋根との間に隙間部が存在することで、水上側金属板屋根と水下側金属板屋根との間に連続性はなく、水上側金属板屋根又は水下側金属板屋根の何れからでも施工することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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