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公開番号
2025110675
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004638
出願日
2024-01-16
発明の名称
屋根の排水構造
出願人
三晃金属工業株式会社
代理人
個人
主分類
E04D
13/064 20060101AFI20250722BHJP(建築物)
要約
【目的】雨水の排水性に優れ且つ施工が簡単である屋根の排水構造とすること。
【構成】水上側金属板屋根A1の水下側端部と、水下側金属板屋根A2の水上側端部は水平状に横切る方向に配置され、雨水ガイドBにて隙間部Sを覆うように構成されること。中間樋1は、断面変形U字状であって、長手方向に対して同等幅になるように形成され、中間樋1の雨水ガイドBの先端箇所下側で且つ先端の傾斜に沿って水下側金属板屋根A2上に載置され、中間樋1の傾斜方向下位の端末が金属板屋根Aの側端まで設けられ、中間樋1は水下側金属板屋根A2の幅方向に設けられた樋下地部材2と山形状補強材3に固着され、雨水ガイドBから中間樋1に流入した雨水は、中間樋1の端末から排水されるように構成されること。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
波形の水上側金属板屋根と該水上側金属板屋根と同一形状で且つ屋根傾斜方向に所定間隔の隙間部を設けた水下側金属板屋根とからなる金属板屋根とで既設屋根上に被覆され、軒樋又は谷樋を備えた屋根において、
前記水上側金属板屋根の水下側端部と屋根傾斜方向で対向する前記水下側金属板屋根の水上側端部とは前記金属板屋根の幅方向に水平状に横切る方向に配置され、
前記水上側金属板屋根と同一断面形状の雨水ガイドにて前述の水平状に横切る方向の前記隙間部箇所の上面を覆うようにして構成され、前記雨水ガイドの傾斜度は前記水上側金属板屋根の傾斜角度より緩傾斜となるように形成されてなると共に、前記雨水ガイドの水下側端は、該雨水ガイドの幅方向に斜めに横切るように形成されてなり、
中間樋は、雨水受け立上り部と底部と水上側取付部とで断面変形U字状であって、この長手方向に対して同等幅になるように形成され、前記中間樋の前記雨水ガイドの先端箇所下側で且つ該雨水ガイドの先端の傾斜に沿って前記水下側金属板屋根上に載置され、前記中間樋の傾斜方向下位の端末が前記金属板屋根の側端まで設けられ、
前記水下側金属板屋根の屋根傾斜方向を向く山形状補強材が前記水下側金属板屋根の幅方向に所定間隔をおいて前記水下側金属板屋根に固定され、前記中間樋の前記水上側取付部上に前記雨水ガイドの下端寄りが載置されつつ前記水下側金属板屋根に固定された該水下側金属板屋根の幅方向に設けられた樋下地部材に固着され、該樋下地部材は前記山形状補強材にも固着されてなり、前記中間樋の前記雨水受け立上り部を外面から支持する樋固定材の下端は前記水下側金属板屋根上で且つ前記山形状補強材に固着され、
前記雨水ガイドから前記中間樋に流入した雨水は、該中間樋の端末から排水されるように構成されてなることを特徴とする屋根の排水構造。
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【請求項2】
請求項1に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイドの幅方向に斜めに横切るように形成された前記雨水ガイドの水下側端は、前述した斜め方向に合致するように水平辺と垂直辺とで階段状端部とされてなることを特徴とする屋根の排水構造。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイドは雨水ガイド体からなり、前記雨水ガイドの上端箇所は前記水上側金属板屋根の下端箇所の下方側に重合状態で取り付けられてなることを特徴とする屋根の排水構造。
【請求項4】
請求項3に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイド体の緩傾斜部を凹凸によるジグザグ部を介して形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造。
【請求項5】
請求項3に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイド体の緩傾斜部を前記雨水ガイド体の水下側を上方に向かうように反らせて形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の屋根の排水構造において、前記水上側金属板屋根はその下端と前記雨水ガイドである雨水ガイド部とが一体化した構造とされてなることを特徴とする屋根の排水構造。
【請求項7】
請求項6に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイド部の緩傾斜部を凹凸によるジグザグ部を介して形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造。
【請求項8】
請求項6に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイド部の緩傾斜部を前記雨水ガイド部の水下側を上方に向かうように反らせて形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造。
【請求項9】
波形の水上側金属板屋根と該水上側金属板屋根と同一形状で且つ屋根傾斜方向に所定間隔の隙間部を設けた水下側金属板屋根とからなる金属板屋根とで既設屋根上に被覆され、軒樋又は谷樋を備えた屋根において、
前記水上側金属板屋根の水下側端部と屋根傾斜方向で対向する前記水下側金属板屋根の水上側端部とは前記金属板屋根の幅方向に水平状に横切る方向に載置され、
前記水上側金属板屋根と同一断面形状の雨水ガイドにて前述の水平状に横切る方向の前記隙間部箇所の上面を覆うようにして構成され、前記雨水ガイドの傾斜度は前記水上側金属板屋根の傾斜角度より緩傾斜となるように形成されてなり、
中間樋は、雨水受け立上り部と底部と水上側取付部とで断面変形U字状であって、この長手方向に対して平面的にみて前記水上側取付部は水平状をなし、且つ前記雨水受け立上り部は傾斜状になして構成され、前記中間樋の前記雨水受け立上り部が屋根水下側とされつつ且つ前記水上側取付部が水下側金属板屋根の幅方向に水平状に載置され、前記中間樋の前記雨水受け立上り部の傾斜方向下位の端末が前記金属板屋根の側端まで設けられ、
前記水下側金属板屋根の屋根傾斜方向を向く山形状補強材が前記水下側金属板屋根の幅方向に所定間隔をおいて前記水下側金属板屋根に固定され、前記中間樋の前記水上側取付部上に前記雨水ガイドの下端寄りが載置されつつ前記水下側金属板屋根に固定された該水下側金属板屋根の幅方向に設けられた樋下地部材に固着され、該樋下地部材は前記山形状補強材にも固着されてなり、
前記中間樋の前記雨水受け立上り部を外面から支持する樋固定材の下端は前記水下側金属板屋根上で且つ前記山形状補強材に固着され、
前記雨水ガイドから前記中間樋に流入した雨水は、該中間樋の端末から排水されるように構成されてなることを特徴とする屋根の排水構造。
【請求項10】
請求項9に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイドの幅方向に斜めに横切るように形成された前記雨水ガイドの水下側端は、前述した斜め方向に合致するように水平辺と垂直辺とで階段状端部とされてなることを特徴とする屋根の排水構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、雨水の排水性に優れ且つ施工が簡単である屋根の排水構造に関する。
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【背景技術】
【0002】
大型建築物(倉庫又は工場等)には屋根として波形状のスレートが多く使用されている。このスレート屋根のスレート板屋根材の老朽化に伴い、屋根の改修を行わなくてはならない。その改修工事において、近年では、既設の屋根はそのままとし、この既設屋根の上に新設屋根を施工することが多くなっている。
【0003】
つまり、既設屋根がそのまま残るので、改修工事中においても建築物の室内を使用し続けることができる。例えば、建築物が工場であれば、改修作業がおこなわれている間でも、室内では作業員が作業を続けることができる。同様に建築物が倉庫であれば、改修作業中であっても、品物を収容しておくことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-209627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
改修屋根において、その屋根面積が大きい場合では、雨水が当たる面積が大きくなり、そのため大雨が集中的にかかると、屋根の勾配により水上側から水下側に流れる雨による水量も大量となり、軒樋では、雨量の許容量を超えてしまい軒樋から雨水があふれ出だし、これによって建築物の壁面等に大量の水分がかかり、このようなことが長期に渡ることで、建築物を劣化させる原因となる。
【0006】
このような事態を防止するために、特許文献1(特開2010-209627号公報)が存在する。この特許文献1によって、屋根に補助樋が設けられ雨水の排水が軒先樋と共に、良好に排水することができるようになっている。しかしながら、特許文献1に開示された発明に対してさらに改善すべき点が見出された。そこで、本発明が解決しようとする目的は、さらに良好なる改修屋根における屋根の排水構造を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで発明者は、前記課題を解決すべく鋭意、研究を重ねた結果、請求項1の発明を、波形の水上側金属板屋根と該水上側金属板屋根と同一形状で且つ屋根傾斜方向に所定間隔の隙間部を設けた水下側金属板屋根とからなる金属板屋根とで既設屋根上に被覆され、軒樋又は谷樋を備えた屋根において、前記水上側金属板屋根の水下側端部と屋根傾斜方向で対向する前記水下側金属板屋根の水上側端部とは前記金属板屋根の幅方向に水平状に横切る方向に配置され、前記水上側金属板屋根と同一断面形状の雨水ガイドにて前述の水平状に横切る方向の前記隙間部箇所の上面を覆うようにして構成され、前記雨水ガイドの傾斜度は前記水上側金属板屋根の傾斜角度より緩傾斜となるように形成されてなると共に、前記雨水ガイドの水下側端は、該雨水ガイドの幅方向に斜めに横切るように形成されてなり、中間樋は、雨水受け立上り部と底部と水上側取付部とで断面変形U字状であって、この長手方向に対して同等幅になるように形成され、前記中間樋の前記雨水ガイドの先端箇所下側で且つ該雨水ガイドの先端の傾斜に沿って前記水下側金属板屋根上に載置され、前記中間樋の傾斜方向下位の端末が前記金属板屋根の側端まで設けられ、前記水下側金属板屋根の屋根傾斜方向を向く山形状補強材が前記水下側金属板屋根の幅方向に所定間隔をおいて前記水下側金属板屋根に固定され、前記中間樋の前記水上側取付部上に前記雨水ガイドの下端寄りが載置されつつ前記水下側金属板屋根に固定された該水下側金属板屋根の幅方向に設けられた樋下地部材に固着され、該樋下地部材は前記山形状補強材にも固着されてなり、前記中間樋の前記雨水受け立上り部を外面から支持する樋固定材の下端は前記水下側金属板屋根上で且つ前記山形状補強材に固着され、前記雨水ガイドから前記中間樋に流入した雨水は、該中間樋の端末から排水されるように構成されてなることを特徴とする屋根の排水構造としたことにより、上記課題を解決した。
【0008】
請求項2の発明を、請求項1に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイドの幅方向に斜めに横切るように形成された前記雨水ガイドの水下側端は、前述した斜め方向に合致するように水平辺と垂直辺とで階段状端部とされてなることを特徴とする屋根の排水構造としたことにより、上記課題を解決した。
【0009】
請求項3の発明を、請求項1又は2に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイドは雨水ガイド体からなり、前記雨水ガイドの上端箇所は前記水上側金属板屋根の下端箇所の下方側に重合状態で取り付けられてなることを特徴とする屋根の排水構造としたことにより、上記課題を解決した。
【0010】
請求項4の発明を、請求項3に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイド体の緩傾斜部を凹凸によるジグザグ部を介して形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造としたことにより、上記課題を解決した。請求項5の発明を、請求項3に記載の屋根の排水構造において、前記雨水ガイド体の緩傾斜部を前記雨水ガイド体の水下側を上方に向かうように反らせて形成されてなることを特徴とする屋根の排水構造としたことにより、上記課題を解決した。
(【0011】以降は省略されています)
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