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公開番号2025110572
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004473
出願日2024-01-16
発明の名称紙管切断装置
出願人株式会社堀江・設計事務所
代理人弁理士法人真明センチュリー
主分類B26D 3/16 20060101AFI20250722BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】回転刃やチャック爪の破損を抑制しつつ、紙管を適切に切断できる紙管切断装置を提供すること。
【解決手段】主軸側回転刃2及び従動側回転刃3は、紙管100の切断時に溝73,83a,83bに向けて切り込むので、紙管100の内周側まで各回転刃2,3が切り込んだ場合に、各回転刃2,3の刃先を溝73,83a,83bの内側に受け入れることができる。よって、各回転刃2,3がチャック爪70,80に接触することを防止できるので、各回転刃2,3やチャック7,8の破損を抑制できる。また、チャック爪70,80の溝73,83a,83bに向けた各回転刃2,3の切り込みによって紙管100が切断されるため、切断後の紙管100がチャック爪70,80から切り離されることが無い。よって、各回転刃2,3によって切断される間際においても紙管100を安定して回転させることができるので、紙管100を適切に切断できる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
主軸の軸心回りに回転し、紙管の内周面を把持するチャック爪と、そのチャック爪によって回転させた前記紙管を切断する第1回転刃と、を備え、
前記チャック爪の外周面には、前記軸心回りの方向に延びる溝が形成され、
前記第1回転刃は、前記紙管の切断時に前記溝に向けて切り込むことを特徴とする紙管切断装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1回転刃よりも前記軸心方向における前記紙管の中央側を切断する第2回転刃と、その第2回転刃を挟んだ前記軸心方向両側に配置され、前記紙管を回転可能に支持する支持ローラーと、を備えることを特徴とする請求項1記載の紙管切断装置。
【請求項3】
前記第1回転刃は、前記溝に向けて切り込むことで前記紙管を切断する第1切断位置と、前記チャック爪よりも前記軸心方向における前記紙管の中央側を切断する第2切断位置と、に移動可能に構成され、
前記紙管切断装置は、前記支持ローラーの上方側に配置され、前記紙管の上面を回転可能に押さえつける押さえローラーを備えることを特徴とする請求項2記載の紙管切断装置。
【請求項4】
前記第2回転刃は、水平方向に変位することによって前記紙管を切断し、
前記支持ローラーは、前記第2回転刃とは反対側で前記紙管の側面を支持する側部ローラーと、前記紙管を下方側から支持する下部ローラーと、を備え、
前記側部ローラーの回転軸は、前記軸心と一致する高さ、又は前記軸心よりも上方側に位置し、
前記下部ローラーの回転軸は、前記軸心よりも前記第2回転刃側に位置することを特徴とする請求項2記載の紙管切断装置。
【請求項5】
比較的内径が小さい前記紙管を小径管とし、その小径管よりも内径が大きい前記紙管を大径管とした場合に、
前記小径管の切断時に前記支持ローラーで前記小径管を支持する支持状態と、前記大径管の切断時に前記支持ローラーで前記大径管を支持しない非支持状態と、を形成可能であることを特徴とする請求項2記載の紙管切断装置。
【請求項6】
前記チャック爪には、第1の前記溝と第2の前記溝とが前記軸心方向に並んで形成され、
前記チャック爪および前記第1回転刃の少なくとも一方は、第1の前記溝に向けて前記第1回転刃が切り込む第1位置と、第2の前記溝に向けて前記第1回転刃が切り込む第2位置と、に移動可能に構成されることを特徴とする請求項1記載の紙管切断装置。
【請求項7】
前記軸心方向と直交する水平方向に延びるガイドと、そのガイドに沿ってスライド可能に構成され、前記第1回転刃を支持する支持体と、その支持体のスライド方向前方側に配置される規制壁と、その規制壁および前記支持体の間に挟まれることにより、前記支持体のスライド方向前方側に向けたスライドを規制する規制部材と、を備え、
前記支持体のスライド方向における前記規制部材の厚みは、前記紙管の内径に応じた厚みに形成されることを特徴とする請求項1記載の紙管切断装置。
【請求項8】
前記支持体と前記規制壁との間に前記規制部材が配置されているか否かを検出する第1検出手段を備え、
前記第1検出手段で前記規制部材が検出されていない場合に、前記紙管の切断が不能になることを特徴とする請求項7記載の紙管切断装置。
【請求項9】
前記規制部材の種類を検出可能な前記第1検出手段と、前記チャック爪に把持されている前記紙管の内径を検出可能な第2検出手段と、を備え、
前記第1検出手段で検出された前記規制部材の厚みと、前記第2検出手段で検出された前記紙管の内径とが対応するものである場合に、前記紙管の切断が許容されることを特徴とする請求項8記載の紙管切断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、紙管切断装置に関し、特に、回転刃やチャックの破損を抑制しつつ、紙管を適切に切断できる紙管切断装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、手筒花火の火薬を詰める筒として紙パイプ1(紙管)を使用する技術が記載されている。この技術によれば、例えば竹に火薬を詰めて手筒花火を製造する場合とは異なり、竹の油抜きや節抜きなどの作業を省略できるので、手筒花火の製造工程を簡素化できる。また、手筒花火を上げる際には、竹が割れることによる暴発も防止できるので、安全性を向上できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平02-036800号公報(例えば、第3頁4行目~第5頁5行目、第1,2図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
手筒花火には、片手で持つ比較的短い手筒(所謂、ヨウカン)や、両手で抱える手筒等、様々な種類が存在する。このため、手筒花火の種類に応じた長さで紙管を切断する必要があるが、従来は、手作業で紙管を切断していた。よって、手筒花火用の紙管を容易に切断できる技術が求められている。
【0005】
そこで、本願出願人は、紙管の長手方向両端側の内周面をチャック爪で把持して回転させると共に、その回転状態の紙管に回転刃を押し当てることによって紙管を切断する装置を想到した(本願出願時において未公知)。しかしながら、このような切断装置の場合、チャック爪に把持されている領域で紙管を切断すると、紙管の内周側まで切り込んだ回転刃がチャック爪に接触し、回転刃やチャック爪が破損し易くなる。
【0006】
一方、チャック爪の把持部分よりも紙管の長手方向中央側で切断を行うと、切断後の紙管がチャック爪から切り離されるため、切り終わりの間際に紙管の回転が不安定になる。よって、紙管を適切に切断できない。
【0007】
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものであり、回転刃やチャック爪の破損を抑制しつつ、紙管を適切に切断できる紙管切断装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的を達成するために本発明の紙管切断装置は、主軸の軸心回りに回転し、紙管の内周面を把持するチャック爪と、そのチャック爪によって回転させた前記紙管を切断する第1回転刃と、を備え、前記チャック爪の外周面には、前記軸心回りの方向に延びる溝が形成され、前記第1回転刃は、前記紙管の切断時に前記溝に向けて切り込む。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の紙管切断装置によれば、チャック爪の外周面には、軸心回りの方向に延びる溝が形成され、第1回転刃は、紙管の切断時に溝に向けて切り込むので、紙管の内周側まで第1回転刃が切り込んだ場合に、その第1回転刃の刃先を溝の内側に受け入れることができる。よって、第1回転刃がチャック爪に接触することを防止できるので、回転刃やチャック爪の破損を抑制できるという効果がある。また、チャック爪の溝に向けた第1回転刃の切り込みによって紙管が切断されるため、切断後の紙管がチャック爪から切り離されることが無い。よって、第1回転刃による切り終わりの間際においても紙管を安定して回転させることができるので、紙管を適切に切断できるという効果がある。
【0010】
請求項2記載の紙管切断装置によれば、請求項1記載の紙管切断装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。第1回転刃よりも軸心方向における紙管の中央側を切断する第2回転刃と、その第2回転刃を挟んだ軸心方向両側に配置され、紙管を回転可能に支持する支持ローラーと、を備えるので、第2回転刃によって切断された切断後の紙管を支持ローラーで支えることができる。これにより、第2回転刃によって紙管の中央側を切断する場合であっても、紙管の回転を安定させることができるので、紙管を適切に切断できるという効果がある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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