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公開番号2025110018
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024003696
出願日2024-01-15
発明の名称樹脂補強網状構造物
出願人ナスクナノテクノロジー株式会社
代理人
主分類E04H 1/12 20060101AFI20250718BHJP(建築物)
要約【課題】
高気圧酸素治療法においては、1.3気圧から2気圧程度と言う高い内部気圧に耐えられる強固な構造物が必要であるが、鋼鉄製の構造物で壁面を構成すると非常に重いという課題がある。
【解決手段】
網状に編んだ基材に、強度と柔軟性を備えた樹脂をコーティングし、強固な密閉構造を得ることで課題を解決した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
帯状の材料を編み上げた網状の構造物と、強度と柔軟性のある樹脂材からなり、先の網状の構造物の表面に、先の樹脂材がコーティングされていることを特徴とする樹脂補強網状構造物。
続きを表示（約 220 文字）【請求項２】
帯状の材料を編み上げた網状の構造物を所望の立体構造物の形状に組み上げたのちに強度と柔軟性のある樹脂材をコーティングすることを特徴とする請求項１の樹脂補強網状構造物。
【請求項３】
樹脂材をとして、ポリウレアを用いたことを特徴とする請求項１、および２の樹脂補強網状構造物。
【請求項４】
帯状の材料をとして、竹材を用いたことを特徴とする請求項１、２および３の樹脂補強網状構造物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、樹脂補強された網状構造物に関するものである。
続きを表示（約 920 文字）【背景技術】
【０００２】
高気圧酸素治療法においては、１．３気圧から２気圧程度と言う高気圧の中で高い濃度の酸素を呼吸することで、血液中の酸素濃度を通常の１０～２０倍にし、この原理を利用し、患部に血液を介して多くの酸素を送り、障害組織の再生、炎症の早期沈静化を促す。
【０００３】
しかし、内部の圧力を２気圧とした場合、約０．２ＭＰｓの力がかかるため、治療室の壁は一般的に鋼鉄製のものが使われる。従って、非常に重い。
【０００４】
特許文献１は、高気圧酸素カプセルに係る特許の例である。密閉状円筒体のカプセルの外壁には剛性材料が使われている。
【０００５】
特許文献２は、同様な酸素ルームに係る特許の例である。ここでも、収容部は金属製と限定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特願２０１７－１１２０５６
【０００７】
特願２０１９－０７８０３０
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
解決しようとする課題は、内部の気圧が２気圧以上でも破壊されない、軽量で強固な密閉構造を得ることである。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本発明は、網状に編んだ基材に、強度と柔軟性を備えた樹脂をコーティングすることで、強固な密閉構造を得る。
【発明の効果】
【００１０】
本発明では、網状に編んだ基材に、強度と柔軟性を備えた樹脂をコーティングすることで、内部の圧力が高くなる過程では、樹脂が若干の伸びるとともに強い引張強度により断裂せず、かつ基材も網状に編んであるため樹脂の伸びに追従し、破壊されない構造を得る。また、内部の圧力が元に戻る過程では、樹脂の柔軟性により元の形状に戻り、かつ基材も網状に編んであるため樹脂の収縮に追従し、元の形状に戻る構造を得る。従って、繰り返し内部が高圧になっても破壊されず、元の形状に戻る効果がある。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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