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公開番号
2025108478
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2025061316,2023111953
出願日
2025-04-02,2018-05-04
発明の名称
ガラス物品の形成方法およびそれにより形成されたガラス物品
出願人
ピルキントン グループ リミテッド
代理人
個人
,
個人
主分類
C03B
27/044 20060101AFI20250715BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】ワイヤアセンブリまたはそれに電力を供給するために利用される別の部材を取り付けることによって損傷しない、フロントガラスまたは別のグレーズに使用され得るガラスシートを提供する。
【解決手段】第1のガラスシートを含む、ガラス物品200が提供される。第1のガラスシートは、圧縮領域42、引張領域44および移行部46を含み、移行部46が、圧縮領域42と引張領域44との間に位置し、圧縮領域42が、20~100MPaの圧縮領域応力を呈し、第1のガラスシートの縁部18に形成され、圧縮領域42が、第1の部分48および第2の部分50を含み、第1の部分48が、第2の部分50の幅W2より大きい幅W1を有し、圧縮領域42の第1の部分48が、圧縮領域42の第2の部分50と離間した関係にある、または、圧縮領域42の第1の部分48が、圧縮領域42の第2の部分50と隣接する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラス物品の形成方法であって、
第1のガラスシート(10)を提供することと、
前記第1のガラスシート(10)を成形に好適な温度に加熱することと、
前記第1のガラスシート(10)を第1の曲げツール(32)に堆積させることであっ
て、前記第1のガラスシート(10)の縁部(18)が前記第1の曲げツール(32)の
成形面(36)の上に配置され、前記第1の曲げツール(32)の前記成形面(36)が
前記第1のガラスシート(10)に圧縮領域(42)および張力領域(44)を提供する
ように構成された、堆積させることと、
前記第1のガラスシート(10)を前記第1の曲げツール(32)上で成形し、前記第
1のガラスシート(10)の前記縁部(18)に前記圧縮領域(42)を形成することで
あって、前記圧縮領域(42)が第1の部分(48)および第2の部分(50)を含み、
前記第1の部分(48)が、前記第2の部分(50)の幅(W
2
)より大きい幅(W
1
)
を有する、形成することと、を含む、方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記張力領域(44)が、前記第1のガラスシート(10)の前記縁部(18)の内側
に位置する前記第1のガラスシート(10)の第2の部分(38)に形成され、移行部(
46)が、前記第1のガラスシート(10)の第3の部分(40)に形成される、請求項
1に記載の方法。
【請求項3】
電気部品(206、206A)を前記圧縮領域(42)の前記第1の部分(48)の上
に位置決めすることと、前記電気部品(206、206A)を、はんだ付けプロセスによ
って前記第1のガラスシート(10)と機械的に連通させることと、をさらに含む、請求
項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の曲げツール(32)の前記成形面(36)が、前記第1のガラスシート(1
0)に、前記圧縮領域(42)と前記張力領域(44)との間の移行部(46)を提供す
るように構成される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のガラスシート(10)の前記縁部(18)が、第1の縁部(54)および第
2の縁部(56)を含み、前記圧縮領域(42)の前記第1の部分(48)が前記第1の
縁部(54)に形成され、前記圧縮領域(42)の前記第2の部分(50)が前記第2の
縁部(56)に形成される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のガラスシート(10)の前記縁部(18)が、前記第1の縁部(54)を含
み、前記圧縮領域(42)の前記第1の部分(48)および前記第2の部分(50)が、
各々、前記第1の縁部(54)に形成される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のガラスシート(10)を第2のガラスシート(12)に積層することをさら
に含む、請求項1記載の方法。
【請求項8】
前記圧縮領域(42)が、前記第1のガラスシート(10)の前記縁部(18)を、前
記第1のガラスシート(10)の前記縁部(18)と前記第1の曲げツール(32)との
間の接触を介して冷却することによって形成される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の曲げツール(32)の前記成形面(36)が、第1の区分(58)を含み、
前記圧縮領域(42)の前記第1の部分(48)の内側端部(92)が、前記第1の区分
(58)の内側縁部(86)に隣接し、その結果、移行部(46)が、前記第1の区分(
58)の前記内側縁部(86)の内側に位置する前記第1のガラスシート(10)の部分
(40)に形成されるようになる、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の曲げツール(32)の前記成形面(36)が、第1の区分(58)を含み、
前記第1の区分(58)が、前記圧縮領域(42)の前記第1の部分(48)の前記幅よ
り大きい第1の幅(W
FS
)を含む、請求項1に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、米国特許法119(e)条の下、第62/501,432号を付与され、2
017年5月4日に出願された米国仮特許出願の利益を主張するものであり、その全開示
が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
本発明は、ガラス物品の形成方法にも関する。本発明はまた、本方法により形成される
ガラス物品に関する。
【0003】
ガラスのシートを成形するまたは曲げるための様々なプロセスが知られている。典型的
には、ガラスシートは、ガラスシートが変形可能な温度に加熱され、その後、曲げプロセ
スが実行される。ある特定の曲げプロセスでは、加熱されたガラスシートは、リング部材
上で支持され、重力の影響下で、追加の押圧力に補助されてまたは補助されずに、たるむ
。別の既知のガラスシート曲げプロセスは、プレス曲げプロセスであり、これにおいて、
ガラスシート(または入れ子になった対)は、通常は離間した垂直の関係で、一対の相補
的な成形部材の間で曲げられる。
【0004】
成形後、電子機器および/または他のデバイスをガラスシート上に配置してもよい。典
型的には、前述のものに電力を供給するために、電力を機器およびデバイスに確実に供給
する必要がある。多くの場合、ワイヤアセンブリが電気の供給に使用される。しかしなが
ら、ワイヤアセンブリのある特定の部分をガラスシートに取り付けると、ガラスシートが
損傷する可能性がある。ガラスシートがフロントガラスに含まれている場合、この損傷に
より、フロントガラスの破損またはその上に堆積されたものの破損が生じ得る。このため
、ワイヤアセンブリまたはそれに電力を供給するために利用される別の部材を取り付ける
ことによって損傷しない、フロントガラスまたは別のグレーズに使用され得るガラスシー
トを提供することが望ましいだろう。
【発明の概要】
【0005】
ガラス物品の形成方法の実施形態が提供される。ある実施形態では、本方法は、第1の
ガラスシートを提供することを含む。第1のガラスシートは、成形に好適な温度に加熱さ
れる。第1のガラスシートは、第1の曲げツール上に堆積される。第1のガラスシートの
縁部は、第1の曲げツールの成形面の上に配置される。第1の曲げツールの成形面は、第
1のガラスシートに圧縮領域および張力領域を提供するように構成される。第1のガラス
シートは第1の曲げツール上で成形され、圧縮領域は第1のガラスシートの縁部18に形
成される。圧縮領域は、第1の部分および第2の部分を含む。第1の部分の幅は、第2の
部分の幅より大きい。
【0006】
好ましくは、張力領域が、第1のガラスシートの縁部の内側に位置する第1のガラスシ
ートの第2の部分に形成され、移行部が、第1のガラスシートの第3の部分に形成される
。
【0007】
好ましくは、圧縮領域が、引張領域と、第1のガラスシートに形成された移行部とを囲
繞する。
【0008】
好ましくは、本方法は、電気部品を圧縮領域の第1の部分の上に位置決めすることと、
電気部品を、はんだ付けプロセスによって第1のガラスシートと機械的に連通させること
と、をさらに含む。
【0009】
好ましくは、第1の曲げツールの成形面は、第1のガラスシートに、圧縮領域と張力領
域との間の移行部を提供するように構成される。
【0010】
好ましくは、第1のガラスシートの縁部は、第1の縁部および第2の縁部を含み、圧縮
領域の第1の部分は第1の縁部に形成され、圧縮領域の第2の部分は第2の縁部に形成さ
れる。
(【0011】以降は省略されています)
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