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公開番号2025108068
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024001716
出願日2024-01-10
発明の名称ロータリバルブ
出願人株式会社東海理機
代理人個人,個人
主分類F16K 11/085 20060101AFI20250715BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】パッキンによって液体の漏れを規制する性能を高める。
【解決手段】ロータリバルブ10におけるパッキン55は、弁体41の弁本体部42の外周面43と、ボディ本体部15の内周面22との間に配置されたシート状のパッキン本体部56を骨格部分として有する。パッキン本体部56には、それぞれ径方向に貫通する複数の貫通孔57が、少なくとも周方向に隣接した状態で形成される。複数の貫通孔57は、上記内周面22に形成された内周開口25に対し径方向に対向する貫通孔57を含む。パッキン本体部56の内周面のうち、少なくとも各貫通孔57の周りには、径方向における内方へ突出して上記外周面43に接触する環状の内周リップ部61が形成されている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
筒状のボディを有するハウジングと、前記ボディ内に収容された弁本体部を有し、かつ軸方向に延びる軸部により前記ハウジングに回転可能に支持された弁体と、前記弁本体部の外周面及び前記ボディの内周面の間に配置されたシート状のパッキン本体部を骨格部分として有するパッキンと、を備え、
前記弁本体部の周方向における前記ボディの前記内周面の一部の領域には、液体が流れる複数の内周開口が、少なくとも前記周方向に隣接した状態で開口され、
前記弁体には、それぞれ前記液体の流れる複数の可動流路が形成され、
各可動流路は、前記弁本体部の前記外周面において開口する外周開口を有し、
複数の前記外周開口は、少なくとも前記周方向に隣接した状態で形成され、
前記軸部を中心とする前記弁本体部の回転により、前記外周開口及び前記内周開口の連通状態が変更されて、前記液体の流路が切り替えられるロータリバルブであって、
前記パッキン本体部には、それぞれ前記弁本体部の径方向に貫通する複数の貫通孔が、少なくとも前記周方向に隣接した状態で形成され、前記複数の前記貫通孔は、前記内周開口に対し前記径方向に対向する前記貫通孔を含み、
前記パッキン本体部の内周面のうち、少なくとも各貫通孔の周りには、前記径方向における内方へ突出して前記弁本体部の前記外周面に接触する環状の内周リップ部が形成されているロータリバルブ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記周方向に隣り合う前記内周リップ部のそれぞれにおいて、隣の前記内周リップ部との境界部分を周方向リップ境界部とし、
前記パッキン本体部のうち、前記周方向に隣り合う前記内周リップ部のそれぞれにおいて、前記周方向に隣り合う前記周方向リップ境界部が形成された部分を周方向本体中間部とした場合、
前記ボディの前記内周面のうち、前記周方向本体中間部を前記周方向における両側から挟み込む箇所には、前記径方向における内方へ突出する一対の周方向中間壁部が形成されており、
前記周方向本体中間部は、前記一対の前記周方向中間壁部の間に配置されている、請求項1に記載のロータリバルブ。
【請求項3】
前記周方向に隣り合う前記内周リップ部のそれぞれにおいて、隣の前記内周リップ部との境界部分を周方向リップ境界部とし、
前記パッキン本体部のうち、前記周方向に隣り合う前記内周リップ部のそれぞれにおいて、前記周方向に隣り合う前記周方向リップ境界部が形成された部分を周方向本体中間部とした場合、
前記周方向に隣り合う前記内周リップ部のそれぞれにおいて、前記周方向に隣り合う前記周方向リップ境界部は、前記周方向本体中間部において前記軸方向に延びる共通の周方向リップ境界部により構成されている、請求項1又は請求項2に記載のロータリバルブ。
【請求項4】
前記周方向に隣り合う前記内周リップ部のそれぞれにおいて、隣の前記内周リップ部との境界部分を周方向リップ境界部とし、
前記パッキン本体部のうち、前記周方向に隣り合う前記内周リップ部のそれぞれにおいて、前記周方向に隣り合う前記周方向リップ境界部が形成された部分を周方向本体中間部とした場合、
前記周方向に隣り合う前記内周リップ部のそれぞれにおいて、前記周方向に隣り合う前記周方向リップ境界部は、互いに前記周方向に離間した状態で、前記周方向本体中間部に形成されている、請求項1又は請求項2に記載のロータリバルブ。
【請求項5】
前記周方向本体中間部であって、前記周方向に隣り合う前記周方向リップ境界部の間となる箇所には、前記径方向における前記周方向本体中間部の外側の面から、同径方向における内方へ凹んだ状態で、前記軸方向に延びる溝部が形成されている、請求項4に記載のロータリバルブ。
【請求項6】
前記ボディの前記内周面には、前記径方向における内方へ突出した状態で前記軸方向に延びる突部が形成されており、
前記突部が前記溝部に挿入されている、請求項5に記載のロータリバルブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、弁体を回転させて液体の流路を切り替えるロータリバルブに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
弁体を回転させることにより、液体の流路を切り替えるロータリバルブが知られている(例えば、特許文献1参照)。図19は、ロータリバルブの一形態を示している。ロータリバルブ100は、弁体105を備えるとともに、筒状のボディ101を有するハウジング104を備えている。弁体105は、ボディ101内に収容された弁本体部106を備えている。弁体105は、軸線ALに沿って延びる軸部により、ハウジング104に回転可能に支持されている。
【0003】
ボディ101の内周面102であって、弁本体部106の周方向における複数箇所には、液体の流れる内周開口103が形成されている。弁体105には、液体の流れる複数の可動流路107が形成されている。各可動流路107は、弁本体部106の外周面において開口する外周開口109を有している。
【0004】
上記構成のロータリバルブ100では、軸線ALを中心とする弁本体部106の回転により、外周開口109及び内周開口103の連通状態が変更されて、液体の流路が切り替えられる。
【0005】
上記ロータリバルブ100では、ボディ101の内周面102と、弁本体部106の外周面との間にパッキン113が配置されている。パッキン113の骨格部分は、パッキン本体部114によって構成されている。パッキン本体部114には、それぞれ弁本体部106の径方向に貫通する複数の貫通孔116が形成されている。複数の貫通孔116は、内周開口103に対し、径方向に対向する貫通孔116を含んでいる。
【0006】
さらに、上記ロータリバルブ100では、複数の内周開口103は、周方向における内周面102の一部の領域に集約された状態で形成されている。ボディ101における複数の内周開口103、弁本体部106における複数の外周開口109、パッキン本体部114における複数の貫通孔116は、いずれも少なくとも周方向に隣接した状態で形成されている。
【0007】
さらに、上記ロータリバルブ100では、図19及び図20に示すように、弁本体部106の外周部のうち、周方向に隣り合う外周開口109の間に、径方向における外側ほど細くなる先細部分111が形成されている。これに対し、パッキン本体部114の内周面115は、平滑に形成されている。そして、上記先細部分111が内周面115に接触することで、その接触に伴い生ずる面圧を高められている。なお、図20中の118は、パッキン113と弁本体部106との間の摩擦を小さくするために、パッキン本体部114に貼り付けられた低摩擦シートである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2021-105412号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところが、上記図19及び図20に示す従来のロータリバルブ100では、パッキン本体部114の内周面115のうち、先細部分111と接触する箇所が、径方向における外方へ押し付けられる。内周面115に微小な凹状の押し付け痕117が形成される。
【0010】
流路の切り替えのために弁本体部106が回転し、パッキン本体部114に対する接触箇所が変化した場合、すなわち、先細部分111が押し付け痕117から周方向へ遠ざかった後にも、内周面115に押し付け痕117が形成された(残った)状態が続く。この現象は、弁体105が回転される前に停止されていた期間、すなわち、先細部分111が押し付けられていた期間が長いほど起こりやすい。
(【0011】以降は省略されています)

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