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公開番号2025107637
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024000970
出願日2024-01-09
発明の名称ビタミンC含有飲料
出願人サントリーホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A23L 2/52 20060101AFI20250714BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】本発明の課題は、高濃度のビタミンCを含有する飲料において飲用後の不快感を軽減することである。
【解決手段】本発明によって、タンニンの含有量が50~1000ppm、ビタミンCの含有量が1000ppm以上、γ-ノナラクトンの含有量が0.05ppm以上である飲料が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
タンニンの含有量が50~1000ppm、ビタミンCの含有量が1000ppm以上、γ-ノナラクトンの含有量が0.05ppm以上である飲料。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
茶抽出物を含有する、請求項1に記載の飲料。
【請求項3】
紅茶抽出物または烏龍茶抽出物を含有する、請求項1に記載の飲料。
【請求項4】
果汁を含む飲料である、請求項1に記載の飲料。
【請求項5】
バニリンを含有する、請求項1に記載の飲料。
【請求項6】
ナイアシンを含む、請求項1に記載の飲料。
【請求項7】
乳成分を含まない飲料である、請求項1に記載の飲料。
【請求項8】
タンニンの含有量を50~1000ppm、ビタミンCの含有量を1000ppm以上、γ-ノナラクトンの含有量を0.05ppm以上に調整することを含む、飲料の製造方法。
【請求項9】
タンニンの含有量が50~1000ppm、ビタミンCの含有量が1000ppm以上である飲料の香味を向上する方法であって、γ-ノナラクトンの含有量を0.05ppm以上にすることを含む、上記方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高濃度のビタミンCを含有する飲料およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年の健康志向に伴って、ビタミン類などの健康素材を比較的高濃度で配合した飲食品が多数開発されている。中でも、ビタミンCは代表的な健康素材であり、ビタミンCが強化された飲食品が数多く市販されている。
【0003】
ビタミンCを含む飲料の従来技術として、特許文献1には、ビタミンCを含む各種ビタミン類に由来する特有の不快臭(ビタミン臭)について、スクラロースを配合してマスキングする技術が記載されている。また、特許文献2には、アスコルビン酸又はその塩を含む茶飲料において、アストラガリンを含有させることによって鼻抜け香を強化する技術が開示されている。
【0004】
その一方、茶飲料のようなタンニンを含む飲料において、少量のビタミンCを酸化防止剤として配合することはあったものの、高濃度のビタミンCを配合した飲料は、市場には出回っていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開WO00/24273
特開2021-007414
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者らは、飲料の研究開発過程において、タンニンを含む飲料にビタミンCを配合した場合、ビタミンC含有量が少なければ香味への影響はほとんどないが、ビタミンCを飲料に多く配合すると飲用時に喉にひっかかるような不快感が生じることを見出した。具体的には、タンニンを含む飲料に1000ppm以上のビタミンCを含有させると、飲用時に、喉にひっかかるような不快感が顕在化する。
【0007】
このような状況に鑑み、本発明の課題は、タンニンを含む飲料において高濃度でビタミンCを含有させた場合に生じる、飲用時の喉の不快感を軽減する技術を開発することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ね、種々の成分を試験した結果、γ-ノナラクトンが、高濃度のビタミンCとタンニンが併存した場合に生じる不快感を効果的に抑制することを見出した。かかる知見に基づき、本発明者らは本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、これらに限定されないが、以下の態様を包含する。
[1] タンニンの含有量が50~1000ppm、ビタミンCの含有量が1000ppm以上、γ-ノナラクトンの含有量が0.05ppm以上である飲料。
[2] 茶抽出物を含有する、[1]に記載の飲料。
[3] 紅茶抽出物または烏龍茶抽出物を含有する、[1]に記載の飲料。
[4] 果汁を含む飲料である、[1]に記載の飲料。
[5] バニリンを含有する、[1]に記載の飲料。
[6] ナイアシンを含む、[1]に記載の飲料。
[7] 乳成分を含まない飲料である、[1]に記載の飲料。
[8] タンニンの含有量を50~1000ppm、ビタミンCの含有量を1000ppm以上、γ-ノナラクトンの含有量を0.05ppm以上に調整することを含む、飲料の製造方法。
[9] タンニンの含有量が50~1000ppm、ビタミンCの含有量が1000ppm以上である飲料の香味を向上する方法であって、γ-ノナラクトンの含有量を0.05ppm以上にすることを含む、上記方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、タンニンを含む飲料に高濃度のビタミンCを配合した場合に生じる、飲用時の喉の不快感を軽減することができる。本発明の技術を利用することにより、例えば、美味しく手軽にビタミン補給できる飲料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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