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公開番号2025107072
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-17
出願番号2024000819
出願日2024-01-05
発明の名称視認性評価システム
出願人学校法人 中央大学
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250710BHJP(計算;計数)
要約【課題】被験者の周辺視野における標章の視認性を評価する。
【解決手段】視認性評価システム1は、視線検出装置10と、情報処理装置20とを備える。情報処理装置20は、表示部24と、制御部25とを備える。制御部25は、視認性試験の結果に基づいて、ターゲット標章を被験者が正しく認識した割合である正答率を判定し、視線検出装置10から、視認性試験を実行しているときの表示部24における被験者の中心視野の位置の情報を取得し、ターゲット標章と中心視野に重複する部分がある場合は、被験者が中心視野でターゲット標章を見ていたと判定し、ターゲット標章と中心視野に重複する部分がない場合は、被験者が周辺視野でターゲット標章を見ていたと判定し、被験者が中心視野でターゲット標章を見ていた場合と、被験者が周辺視野でターゲット標章を見ていた場合とで、別々に正答率を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被験者の視線方向を検出する視線検出装置と、情報処理装置とを備える視認性評価システムであって、
前記情報処理装置は、
表示部と、
複数の標章を前記表示部に表示させて前記被験者に回答させる視認性試験を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記視認性試験の結果に基づいて、視認性評価の対象となる標章であるターゲット標章を前記被験者が正しく認識した割合である正答率を判定し、
前記視線検出装置から、前記視認性試験を実行しているときの前記表示部における前記被験者の中心視野の位置の情報を取得し、
前記ターゲット標章と前記中心視野に重複する部分がある場合は、前記被験者が前記中心視野で前記ターゲット標章を見ていたと判定し、前記ターゲット標章と前記中心視野に重複する部分がない場合は、前記被験者が周辺視野で前記ターゲット標章を見ていたと判定し、
前記被験者が前記中心視野で前記ターゲット標章を見ていた場合と、前記被験者が前記周辺視野で前記ターゲット標章を見ていた場合とで、別々に前記正答率を算出する、視認性評価システム。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
請求項1に記載の視認性評価システムにおいて、
前記制御部は、前記視認性試験において、前記複数の標章が前記表示部に表示されてから前記被験者が回答するまでの応答時間を検出し、
前記被験者が前記中心視野で前記ターゲット標章を見ていた場合と、前記被験者が前記周辺視野で前記ターゲット標章を見ていた場合とで、別々に前記応答時間の平均値を算出する、視認性評価システム。
【請求項3】
請求項1に記載の視認性評価システムにおいて、
前記制御部は、前記視認性試験を実行する際、前記表示部に注視点を表示させた後に、前記注視点と重複しない位置に前記複数の標章を同時に表示させる、視認性評価システム。
【請求項4】
請求項1に記載の視認性評価システムにおいて、
前記視認性試験は、Go/No-go課題、オドボール課題及びN-back課題のうちのいずれかの課題を含む試験である、視認性評価システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、視認性評価システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、企業のブランドロゴのような標章が、看板及び商品パッケージなどに付されていることが多い。なお、本明細書において、「標章」との用語は、デザインされた文字、図形、記号及び色彩などが結合したものを意味することとする。
【0003】
標章の視認性が高いと、企業、ブランド及び商品などのイメージを消費者に効果的にアピールすることができる。また、標章の視認性が高いと、消費者が標章に注意を向けやすくなり、その結果、商品の購入及びサービスの利用などを促進することができる。したがって、標章の視認性を的確に評価できることが望ましい。
【0004】
標章の視認性を評価する方法としては、例えばアンケート調査がある。
【0005】
また、標章の視認性を評価する方法として、ユーザの視線解析を用いる方法も考えられる。例えば特許文献1は、ユーザの視線方向を検出し、検出した視線方向に基づいて、画面に表示された映像に対するユーザの関心度を推定する関心度推定装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5841538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
アンケート調査による標章の視認性の評価は、あくまで被験者の主観的な評価である。また、アンケート調査によって標章の視認性を評価すると、被験者ごとの基準の違い、被験者の気分及び体調などによって評価がばらつくという問題があった。また、定量的に視認性を評価するためには、多数の被験者に対してアンケート調査を行う必要があった。
【0008】
また、視線解析を用いる方法は、通常、被験者が中心視野で見ているものだけを評価している。すなわち、被験者の顕在的な意識のみを反映した評価となっている。そのため、被験者が周辺視野で標章を見て、潜在的に標章を認識している場合については、標章の視認性を評価することができない。
【0009】
かかる観点に鑑みてなされた本発明の目的は、被験者の周辺視野における標章の視認性を評価することができる視認性評価システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態に係る視認性評価システムは、
被験者の視線方向を検出する視線検出装置と、情報処理装置とを備える視認性評価システムであって、
前記情報処理装置は、
表示部と、
複数の標章を前記表示部に表示させて前記被験者に回答させる視認性試験を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記視認性試験の結果に基づいて、視認性評価の対象となる標章であるターゲット標章を前記被験者が正しく認識した割合である正答率を判定し、
前記視線検出装置から、前記視認性試験を実行しているときの前記表示部における前記被験者の中心視野の位置の情報を取得し、
前記ターゲット標章と前記中心視野に重複する部分がある場合は、前記被験者が前記中心視野で前記ターゲット標章を見ていたと判定し、前記ターゲット標章と前記中心視野に重複する部分がない場合は、前記被験者が周辺視野で前記ターゲット標章を見ていたと判定し、
前記被験者が前記中心視野で前記ターゲット標章を見ていた場合と、前記被験者が前記周辺視野で前記ターゲット標章を見ていた場合とで、別々に前記正答率を算出する。
(【0011】以降は省略されています)

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