TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025106746
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2024000326
出願日2024-01-04
発明の名称医用画像診断装置、制御方法、及びプログラム
出願人キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A61B 6/03 20060101AFI20250709BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】呼吸停止を伴うスキャンの開始タイミングを患者に応じて調整すること。
【解決手段】実施形態に係る医用画像診断装置は、第1取得部と、推定部と、制御部と、を備える。前記第1取得部は、被検体の呼吸の経時的変化を示す呼吸情報を取得する。前記推定部は、前記呼吸情報に基づいて、呼吸停止の通知から呼吸停止までの期間を示す待機時間を推定する。前記制御部は、前記被検体に対する呼吸停止の通知から前記待機時間が経過した場合に、前記被検体に対するスキャンを開始する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被検体の呼吸の経時的変化を示す呼吸情報を取得する第1取得部と、
前記呼吸情報に基づいて、呼吸停止の通知から呼吸停止までの期間を示す待機時間を推定する推定部と、
前記被検体に対する呼吸停止の通知から前記待機時間が経過した場合に、前記被検体に対するスキャンを開始する制御部と、
を備える医用画像診断装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
被検体の呼吸状態を検出する呼吸検出部と、
前記被検体に対する前記スキャンにおいて、呼吸停止の通知から呼吸停止までの期間に、前記呼吸検出部により検出された前記被検体の呼吸の経時的変化を含む前記呼吸情報を記憶部に記憶させる記憶制御部を更に備える、
請求項1に記載の医用画像診断装置。
【請求項3】
被検体を特定するための被検体識別情報を取得する第2取得部を更に備え、
前記記憶制御部は、前記被検体識別情報と、前記呼吸情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させ、
前記推定部は、前記被検体識別情報により特定される前記呼吸情報に基づいて、前記待機時間を推定する、
請求項2に記載の医用画像診断装置。
【請求項4】
被検体の属性を示す被検体属性情報を取得する第3取得部を更に備え、
前記記憶制御部は、前記被検体属性情報と、前記呼吸情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させ、
前記推定部は、前記被検体属性情報により特定される前記呼吸情報に基づいて、前記待機時間を推定する、
請求項2に記載の医用画像診断装置。
【請求項5】
前記被検体に呼吸停止を通知する通知部を更に備え、
前記制御部は、前記通知部による呼吸停止の通知から、前記待機時間が経過した場合に、前記被検体に対する前記スキャンを開始する、
請求項1に記載の医用画像診断装置。
【請求項6】
前記推定部は、前記呼吸情報に基づいて、呼吸停止の通知から呼吸停止までの期間を示す前記待機時間と、前記被検体が規定期間継続して呼吸を停止可能な呼吸状態とを推定し、
前記通知部は、前記呼吸状態の場合に呼吸停止を通知し、
前記制御部は、前記通知部による呼吸停止の通知から、前記待機時間が経過した場合に、前記被検体に対する前記スキャンを開始する、
請求項5に記載の医用画像診断装置。
【請求項7】
前記スキャンにより取得された医用画像に、呼吸停止の通知から呼吸停止までの期間を示す前記待機時間と、前記被検体が規定期間継続して呼吸を停止可能な前記呼吸状態とを含める追加部を更に備える、
請求項6に記載の医用画像診断装置。
【請求項8】
前記被検体の呼吸の経時的変化を表示する表示制御部を更に備える、
請求項1から請求項7の何れか一項に記載の医用画像診断装置。
【請求項9】
被検体の呼吸の経時的変化を示す呼吸情報を取得し、
前記呼吸情報に基づいて、呼吸停止の通知から呼吸停止までの期間を示す待機時間を推定し、
前記被検体に対する呼吸停止の通知から前記待機時間が経過した場合に、前記被検体に対するスキャンを開始する、
ことを含む制御方法。
【請求項10】
コンピュータに、
被検体の呼吸の経時的変化を示す呼吸情報を取得し、
前記呼吸情報に基づいて、呼吸停止の通知から呼吸停止までの期間を示す待機時間を推定し、
前記被検体に対する呼吸停止の通知から前記待機時間が経過した場合に、前記被検体に対するスキャンを開始する、
ことを実現させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、医用画像診断装置、制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【0002】
従来、X線CT(Computed Tomography)装置などの医用画像診断装置において、胸腹部をスキャンする場合、医療従事者は、呼吸に伴う動作により医用画像が不鮮明になってしまうことを防止するために、患者に呼吸を止めてもらう必要がある。
【0003】
そこで、医療従事者は、音声などにより呼吸停止を通知したタイミングで、医用画像診断装置に患者のスキャンを開始させる。
【0004】
しかしながら、患者は、呼吸停止の通知を通知したタイミングで呼吸を停止することが困難な場合がある。この場合、医用画像診断装置は、呼吸が停止されていないため、呼吸に伴う動作により不鮮明な医用画像を取得してしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-119449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、呼吸停止を伴うスキャンの開始タイミングを患者に応じて調整することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態に係る医用画像診断装置は、第1取得部と、推定部と、制御部と、を備える。前記第1取得部は、被検体の呼吸の経時的変化を示す呼吸情報を取得する。前記推定部は、前記呼吸情報に基づいて、呼吸停止の通知から呼吸停止までの期間を示す待機時間を推定する。前記制御部は、前記被検体に対する呼吸停止の通知から前記待機時間が経過した場合に、前記被検体に対するスキャンを開始する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施形態に係るX線CT装置の構成の一例を示す図である。
図2は、呼吸情報が示す被検体の呼吸の経時的変化の一例を示すグラフである。
図3は、第1の実施形態に係るX線CT装置が実行するスキャン処理の一例を示すフローチャートである。
図4は、第2の実施形態に係るX線CT装置の構成の一例を示す図である。
図5は、呼吸情報が示す被検体の呼吸の経時的変化の一例を示すグラフである。
図6は、第2の実施形態に係るX線CT装置が実行するスキャン処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本実施形態に関する医用画像診断装置、制御方法、及びプログラムについて説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をおこなうものとして、重複する説明を適宜省略する。
【0010】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るX線CT装置1の構成の一例を示す図である。図1に示すように、X線CT装置1は、架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とを有する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
健康器具
5か月前
個人
鼾防止用具
5か月前
個人
短下肢装具
1日前
個人
歯茎みが品
6か月前
個人
嚥下鍛錬装置
16日前
個人
脈波測定方法
5か月前
個人
白内障治療法
4か月前
個人
導電香
5か月前
個人
洗井間専家。
3か月前
個人
塗り薬塗り具
7か月前
個人
脈波測定方法
5か月前
個人
マッサージ機
5か月前
個人
前腕誘導装置
5日前
個人
矯正椅子
1か月前
個人
健康器具
7か月前
個人
歯の修復用材料
1か月前
個人
バッグ式オムツ
1か月前
個人
片足歩行支援具
6か月前
個人
収納容器
7か月前
個人
クリップ
6か月前
個人
ホバーアイロン
3か月前
三生医薬株式会社
錠剤
4か月前
個人
シャンプー
3か月前
個人
陣痛緩和具
16日前
個人
車椅子持ち上げ器
4か月前
個人
眼科診療車
6か月前
個人
歯の保護用シール
1か月前
個人
口内洗浄具
5か月前
個人
避難困難者救出台車
6か月前
株式会社大野
骨壷
20日前
株式会社コーセー
美爪料
6か月前
株式会社八光
剥離吸引管
1か月前
株式会社コーセー
化粧料
6か月前
株式会社結心
手袋
4か月前
個人
除菌システム
6か月前
株式会社 MTG
浴用剤
5か月前
続きを見る