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公開番号
2025106144
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-14
出願番号
2024031742
出願日
2024-03-01
発明の名称
二重周波数帯域を備えた耳鏡
出願人
廣州立景創新科技有限公司
代理人
個人
主分類
A61B
1/227 20060101AFI20250707BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明は、可視光周波数帯域と赤外光周波数帯域の両方における光学検査を同時に提供することができる二重周波数帯域を備えた耳鏡を提供する。
【解決手段】複数の第1の光源と、複数の第2の光源と、光学感知装置と、を備える二重周波数帯域を備えた耳鏡。第1の光源及び第2の光源は、第1の周波数帯域及び第2の周波数帯域をそれぞれ放射する。ここで、第2の周波数帯域の少なくとも一部は、第1の周波数帯域と重ならない。光学感知装置は、第1の感知素子と、第2の感知素子と、を含む。第1の感知素子は、第3の周波数帯域を有する光を感知するためのものである。第2の感知素子は、第4の周波数帯域を有する光を感知するためのものである。第3の周波数帯域は、第1の周波数帯域を含み、第4の周波数帯域は、第2の周波数帯域を含む。
【選択図】図3A
特許請求の範囲
【請求項1】
感知部を備える耳鏡であって、
前記感知部は、
光入射孔と、前記光入射孔を取り囲む先端平面と、を含むケ-ス本体と、
前記先端平面上に配置され、第1の周波数帯域を有する第1の光を放射する複数の第1の光源と、
前記先端平面上に配置され、第2の周波数帯域を有する第2の光を放射する複数の第2の光源であって、前記第2の周波数帯域の少なくとも一部は、前記第1の周波数帯域と重ならず、前記第1の光及び前記第2の光は、検出対象を照射して検出光を生成するためのものである、前記複数の第2の光源と、
前記ケ-ス本体の内部に配置され、
ダイクロイックミラ-であって、前記検出光が前記光入射孔を通過し、前記ダイクロイックミラ-によって分離され、それぞれ第3の光と第4の光を形成する、前記ダイクロイックミラ-と、
前記第3の光の経路上に配置され、第3の周波数帯域を有する光を感知する第1の感知素子と、
前記第4の光の経路上に配置され、第4の周波数帯域を有する光を感知する第2の感知素子と、
をさらに含み、
前記第3の周波数帯域は、前記第1の周波数帯域を含み、前記第4の周波数帯域は、前記第2の周波数帯域を含む、
光学感知装置と、
を備えた、耳鏡。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記第1の周波数帯域は、赤外光周波数帯域であり、第2の周波数帯域は、可視光周波数帯域である、
請求項1に記載の耳鏡。
【請求項3】
前記複数の第1の光源は、1400nm~1500nmの範囲の波長において極大光度を有する、
請求項1に記載の耳鏡。
【請求項4】
前記複数の第1の光源の数は3以上であり、前記複数の第2の光源の数は3以上である、
請求項1に記載の耳鏡。
【請求項5】
前記第1の感知素子は、ヒ化インジウムガリウムを含む、
請求項1に記載の耳鏡。
【請求項6】
処理部を含む制御部をさらに備え、前記処理部は、前記第1の感知素子及び前記第2の感知素子に電気的に接続され、それぞれ第1の画像デ-タ及び第2の画像デ-タを生成する、
請求項1に記載の耳鏡。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1の画像デ-タ及び前記第2の画像デ-タにそれぞれ対応する第1の画像及び第2の画像を表示する表示パネルをさらに備える、
請求項6に記載の耳鏡。
【請求項8】
前記制御部は、前記第1の画像及び前記第2の画像を解析するための画像解析モジュ-ルをさらに備える、
請求項7に記載の耳鏡。
【請求項9】
前記制御部は、前記第1の画像及び前記第2の画像を保存するための画像保存モジュ-ルをさらに備える、
請求項7に記載の耳鏡。
【請求項10】
前記制御部は、前記第1の画像及び第2の画像を送信する通信モジュ-ルをさらに備える、
請求項7に記載の耳鏡。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学感知装置に関し、特に二重周波数帯域を備えた耳鏡に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
人間の耳に異物が入ると、外耳道感染症、中耳炎、難聴を引き起こす可能性がある。臨床的には、耳鏡を外耳道に挿入して観察することが最も早くて直接的な方法である。原理的には、外耳道や鼓膜の状態を観察することができる。近年では、耳鏡もデジタル耳鏡へと発展し、観察中のリアルタイム画像を記録したり、医師が患者と適切な距離を保つことも可能となっている。
【0003】
しかし、現在の耳鏡の撮影光源は可視光であるため、中耳(鼓膜の反対側の部分)からの情報を明確に得ることができない。具体的には、中耳の最も一般的な病気は、中耳の炎症によって引き起こされる滲出性中耳炎(又は中耳炎)である。それは、耳管と3つの耳小骨を含む中耳腔に水が蓄積する。中耳に水が蓄積すると、鼓膜と3つの耳小骨の振動が影響を受け、聴覚と平衡感覚に影響を与える。水の蓄積は実際には炎症に由来する組織液である。蓄積した水が組織液が黄色くなった間質液である場合、従来の耳鏡で鼓膜を通して観察することができる。しかし、中耳内の組織液が多すぎて、組織液が透明に近い場合、医師は、肉眼又は既存の可視光耳鏡で水が蓄積しているのかを区別することは困難である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、可視光周波数帯域と赤外光周波数帯域の両方における光学検査を同時に提供することができる二重周波数帯域を備えた耳鏡を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施形態によれば、本発明の一実施形態によれば、感知部を含む耳鏡が提供される。感知部は、ケ-ス本体と、複数の第1の光源と、複数の第2の光源と、光学感知装置と、を含む。ケ-ス本体は、光入射孔と、光入射孔を取り囲む先端平面と、を含む。先端平面には、第1の周波数帯域を有する第1の光を放射する第1の光源が配置される。先端平面には、第2の周波数帯域を有する第2の光を放射する第2の光源が配置される。ここで、第2の周波数帯域の少なくとも一部は、第1の周波数帯域と重ならず、第1の光及び第2の光は、検出対象を照射して検出光を生成するためのものである。光学感知装置は、ケ-ス本体の内部に配置され、ダイクロイックミラ-と、第1の感知素子と、第2の感知素子と、を含む。検出光は、光入射孔を通過し、ダイクロイックミラ-によって分離され、それぞれ第3の光と第4の光を形成する。第1の感知素子は、第3の光の経路上に配置され、第3の周波数帯域を有する光を感知するために用いられる。第2の感知素子は、第4の光の経路上に配置され、第4の周波数帯域を含む第4の光を感知するために用いられる。第3の周波数帯域は、第1の周波数帯域を含み、第4の周波数帯域は、第2の周波数帯域を含む。
【発明の効果】
【0006】
上記に基づいて、本発明の実施形態による耳鏡は、可視光で耳を照明する以外に、赤外光でも耳を照明する。したがって、可視光周波数帯域の吸収係数が低い物質や、水のように透明な物質については、耳に赤外光を照射することで、耳に水が蓄積しているかどうかを判断することができる。
【0007】
前述の内容をより理解しやすくするために、図面を参照していくつかの実施形態を以下に詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
近赤外線及び短波長赤外線の周波数帯域における水の吸収係数の曲線図である。
本発明の実施形態による中耳内の水の蓄積のシミュレ-ションの可視光及び赤外光の写真である。
本発明の実施形態による中耳内の水の蓄積のシミュレ-ションの可視光及び赤外光の写真である。
本発明の実施形態による耳鏡の正面及び背面図である。
本発明の実施形態による感知部の概略図である。
本発明の実施形態による感知部の概略図である。
本発明の実施形態による感知部の先端の概略図である。
本発明の実施形態による耳鏡のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1Aを参照すると、図1Aは近赤外線及び短波長赤外線の周波数帯域における水の吸収係数の曲線図である。赤外光範囲の約1460nmで、水分子の吸収係数は極大値となる。臨床的には、水の蓄積を伴う中耳炎による液体は間質液であり、間質液の主成分は水である。つまり、水の蓄積を伴う中耳炎の場合、赤外光を照射して臨床検査を行うことができる。
【0010】
詳細には、図1B及び図1Cを参照されたい。シリコ-ンチュ-ブは外耳道を模擬するものであり、生体膜は鼓膜を模擬するものであり、生体膜はシリコ-ンチュ-ブの両端を封止して、密閉空間を形成するものである。次に、上記装置に波長1460nmの可視光又は赤外光源を照射し、可視光カメラ又は赤外光カメラで画像を取得して、図1B及び図1Cの画像を生成する。図1Bの上の写真は、密閉空間に水を入れず、上記の装置を可視光で照明したときに可視光カメラで得られた画像である。図1Bの下の写真は、密閉空間を水で満たし、上記の装置を可視光で照明したときに可視光カメラで得られた画像である。図1Cの上の写真は、密閉空間に水を入れず、上記装置を波長1460nmの赤外光で照射したときに赤外光カメラで得られた画像である。図1Cの下の写真は、密閉空間を水で満たし、上記の装置を波長1460nmの赤外光で照射したときに赤外光カメラで得られた画像である。図1Cに示すように、波長1460nmの赤外光と赤外光カメラにより、シリコンチュ-ブ内に水が存在するかどうかを明確に区別できることが観察できる。対照的に、水は可視光周波数帯域では透明であるため、図1Bに示すように、水を可視光で照射して可視光カメラを使用しても、シリコンチュ-ブ内に水が存在するかどうかを正確に判断することはできない。
(【0011】以降は省略されています)
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