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公開番号
2025105398
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2024079698
出願日
2024-05-15
発明の名称
長葱の処理機
出願人
株式会社マツモト
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
A23N
7/00 20060101AFI20250703BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】長葱の皮剥ぎ処理を自動的に行うことができ、長葱の出荷処理に必要な人数を削減できる長葱の処理機を提供する。
【解決手段】長葱Nの処理機1であって、長葱Nから付着物を除去する皮剥ぎ装置40と、制御装置100と、を備えている。皮剥ぎ装置40は、長葱Nに対して根側に向けて空気を吹き付けるノズル装置50と、長葱Nの葉部N2を挟み込むクランプ部材61を有する把持部60と、を有している。クランプ部材61は、長葱Nの長手方向に往復動可能である。制御装置100は、ノズル装置50から空気を噴出させるとともに、長葱Nの葉部N2を把持したクランプ部材61を根側から葉側の方向に移動させる。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
処理対象の長葱を、前記長葱の長手方向に交差する方向に搬送する搬送装置と、
前記長葱の表皮に空気を吹き付けて、前記長葱から付着物を除去する皮剥ぎ装置と、
前記皮剥ぎ装置を制御する制御装置と、を備え、
前記皮剥ぎ装置は、
前記搬送装置によって皮剥ぎ処理領域まで配置された前記長葱に対して根側に向けて空気を吹き付けるノズル装置と、
前記皮剥ぎ処理領域に配置された前記長葱の葉部を挟み込むクランプ部材を有する把持部と、を有し、
前記クランプ部材は、前記長葱の長手方向に往復動可能であり、
前記制御装置は、
前記ノズル装置から空気を噴出させるとともに、前記長葱の葉部を把持した前記クランプ部材を、前記長葱の根側から葉側の方向に移動させることを特徴とする長葱の処理機。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の長葱の処理機であって、
前記把持部は、前記長葱の長手方向に延在しているレール部材を備え、
前記クランプ部材は、前記レール部材に連結され、前記レール部材に沿って前記長葱の長手方向に往復動可能であることを特徴とする長葱の処理機。
【請求項3】
請求項1に記載の長葱の処理機であって、
前記ノズル装置は、
前記皮剥ぎ処理領域に対して搬送方向の下流側に配置された第一ノズルと、
前記皮剥ぎ処理領域に対して搬送方向の上流側で昇降可能であるとともに、搬送方向に往復動可能な第二ノズルと、を備え、
前記制御装置は、
前記皮剥ぎ処理領域に前記長葱が配置されると、前記第二ノズルを下降させた後に、前記第二ノズルを搬送方向の下流側に移動させることを特徴とする長葱の処理機。
【請求項4】
請求項3に記載の長葱の処理機であって、
前記皮剥ぎ処理領域の上方には、前記長葱に対して根側に向けて空気を吹き付ける第三ノズルが設けられており、
前記制御装置は、
前記第一ノズルおよび前記第二ノズルから空気を噴出させた後に、前記第三ノズルから空気を噴出させることを特徴とする長葱の処理機。
【請求項5】
請求項1に記載の長葱の処理機であって、
前記クランプ部材は、上下方向から前記長葱の葉部を挟み込むように構成され、
前記皮剥ぎ処理領域よりも搬送方向の上流側には、ガイド部材が設けられ、
前記ガイド部材の上面は、前記皮剥ぎ処理領域に向かうに連れて上方に向けて傾斜し、
搬送方向に移動する前記長葱の葉部が、前記ガイド部材の上面をスライドするように構成されていることを特徴とする長葱の処理機。
【請求項6】
請求項1に記載の長葱の処理機であって、
前記長葱の根部の太さを検出する太さ検出部が設けられており、
前記制御装置は、
前記ノズル装置から空気を噴出させながら、前記長葱の葉部を把持した前記クランプ部材を、前記長葱の根側から葉側の方向に移動させる回数を、前記太さ検出部が検出した前記長葱の根部の太さに応じて設定することを特徴とする長葱の処理機。
【請求項7】
請求項1に記載の長葱の処理機であって、
前記長葱の根部の太さを検出する太さ検出部が設けられており、
前記制御装置は、
前記ノズル装置から空気を噴出させながら、前記長葱の葉部を把持した前記クランプ部材を、前記長葱の根側から葉側の方向に移動させる速度を、前記太さ検出部が検出した前記長葱の根部の太さに応じて設定することを特徴とする長葱の処理機。
【請求項8】
請求項1に記載の長葱の処理機であって、
前記皮剥ぎ装置よりも搬送方向の上流側で前記長葱の根部および葉部を切断する切断装置を備えていることを特徴とする長葱の処理機。
【請求項9】
請求項8に記載の長葱の処理機であって、
前記切断装置よりも搬送方向の上流側には、搬送方向に延在している板状のマーカー部材が立設されており、
前記マーカー部材の上縁部に前記長葱の根部を載置可能であることを特徴とする長葱の処理機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、長葱の処理機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
出荷用の長葱を整えるための処理機としては、長葱を搬送する搬送装置と、搬送方向に移動する長葱の根部および葉部を切断する切断装置と、切断装置よりも下流側で、長葱に空気を吹き付けて古い皮や土を除去する皮剥ぎ装置と、を備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3863892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記した従来の皮剥ぎ処理装置では、皮剥ぎ処理領域に搬送された長葱の葉部を作業者が把持し、ノズルから空気を噴出させつつ、作業者が長葱を手前側に引くことで、長葱全体に空気を吹き付けている。
したがって、従来の処理機では、切断装置よりも搬送方向の上流側で、長葱を搬送装置に載せる作業者と、切断装置よりも搬送方向の下流側で、長葱の皮剥ぎ処理を行う作業者との二名の作業者が必要になる。
【0005】
本発明は、長葱の皮剥ぎ処理を自動的に行うことができ、長葱の出荷処理に必要な人数を削減できる長葱の処理機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明は、長葱の処理機であって、処理対象の長葱を、前記長葱の長手方向に交差する方向に搬送する搬送装置と、前記長葱の表皮に空気を吹き付けて、前記長葱から付着物を除去する皮剥ぎ装置と、前記皮剥ぎ装置を制御する制御装置と、を備えている。前記皮剥ぎ装置は、前記搬送装置によって皮剥ぎ処理領域まで配置された前記長葱に対して根側に向けて空気を吹き付けるノズル装置と、前記皮剥ぎ処理領域に配置された前記長葱の葉部を挟み込むクランプ部材を有する把持部と、を有している。前記クランプ部材は、前記長葱の長手方向に往復動可能である。前記制御装置は、前記ノズル装置から空気を噴出させるとともに、前記長葱の葉部を把持した前記クランプ部材を、前記長葱の根側から葉側の方向に移動させるように構成されている。
【0007】
本発明の長葱の処理機では、長葱の皮剥ぎ処理を行うときに、作業者が長葱を把持して手前に引く必要がなくなるため、長葱の皮剥ぎ処理を自動的に行うことができる。これにより、長葱の出荷処理に必要な人数を削減することができ、ひいては、長葱の出荷に係るコストを低減できる。
また、本発明の長葱の処理機では、エアホースが接続されたノズル装置を長葱の長手方向に大きく移動させる構成に比べて、皮剥ぎ装置の構造を簡素化することができ、製造コストを低減できる。
【0008】
前記した長葱の処理機において、前記長葱の長手方向に延在しているレール部材を前記把持部に設け、前記クランプ部材を前記レール部材に連結し、前記クランプ部材が前記レール部材に沿って前記長葱の長手方向に往復動するように構成してもよい。
この構成では、長葱の葉部を保持したクランプ部材をスムーズに移動させることができる。
【0009】
前記した長葱の処理機において、前記ノズル装置には、前記皮剥ぎ処理領域に対して搬送方向の下流側に配置された第一ノズルと、前記皮剥ぎ処理領域に対して搬送方向の上流側で昇降可能であるとともに、搬送方向に往復動可能な第二ノズルと、を設ける。そして、前記制御装置は、前記皮剥ぎ処理領域に前記長葱が配置されると、前記第二ノズルを下降させた後に、前記第二ノズルを搬送方向の下流側に移動させることが好ましい。
【0010】
この構成では、長葱を皮剥ぎ処理領域に移動させるときには、第二ノズルを上昇させておき、長葱が皮剥ぎ処理領域に配置された後に、第二ノズルを下降させるとともに、第二ノズルを搬送方向の下流側に移動させることで、皮剥ぎ処理領域内の長葱の両側に第一ノズルおよび第二ノズルを配置できる。また、皮剥ぎ処理後には、第二ノズルを上昇させることで、次に処理する長葱を皮剥ぎ処理領域に向けて移動させることができる。
また、第一ノズルおよび第二ノズルを長葱の両側に配置することで、長葱が皮剥ぎ処理領域に位置決めされるため、把持部によって長葱の葉部を確実に把持できる。
(【0011】以降は省略されています)
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