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公開番号
2025105293
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223751
出願日
2023-12-29
発明の名称
大型テントおよびその設営方法
出願人
株式会社ゼインアーツ
代理人
個人
,
個人
主分類
E04H
15/64 20060101AFI20250703BHJP(建築物)
要約
【課題】容易に設営することが可能な大型テントを提供する。
【解決手段】大型テント1は、設営形態において内部の居室空間に人が立ち上がることが可能な大型テントであって、テント設営面に立設される複数本のポール21を含み構成され、中心となる骨格を形成するメインフレーム2と、メインフレーム2に吊り下げられて内側に居室空間を画定し、開閉可能な開口部31を有するテントシート3と、テントシート3の下縁となる部位にポール21の接地端部に対応させて取り付けられており、それぞれが対応するポール21の接地端部を固定可能な複数個のメインフレーム固定部品4と、テントシート3のメインフレーム2に沿う部位に所定の間隔で取り付けられており、ポール21に引掛け可能なフック形状を有する複数個の吊り下げ用フック部品5と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
持ち運び可能な収納形態とテント設営面に設営された設営形態との間で変形可能であり、前記設営形態において内部の居室空間に人が立ち上がることが可能な大型テントであって、
前記テント設営面に立設される複数本のポールを含み構成され、前記設営形態において中心となる骨格を形成するメインフレームと、
前記設営形態において前記メインフレームに吊り下げられて内側に前記居室空間を画定する面体を形成し、前記面体の一部に前記居室空間への出入口となる開閉可能な開口部を有するテントシートと、
前記テントシートの前記設営形態において下縁となる部位に前記メインフレームを構成する前記ポールの接地端部に対応させて取り付けられており、それぞれが対応する前記ポールの接地端部を固定可能な複数個のメインフレーム固定部品と、
前記テントシートの前記設営形態において前記メインフレームに沿う部位に所定の間隔で取り付けられており、設営時に前記メインフレームを構成する前記ポールに引掛け可能なフック形状を有する複数個の吊り下げ用フック部品と、
を備える、ことを特徴とする大型テント。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の大型テントにおいて、
前記メインフレームは、前記設営形態において、前記メインフレームを構成する前記ポールが中央に行くに従って高さ位置が高くなるとともに、外側に膨らむよう湾曲状態とされる大型テント。
【請求項3】
請求項1に記載の大型テントにおいて、
前記吊り下げ用フック部品は、前記ポールに引掛けられた際、前記ポールに沿わせてスライド可能である大型テント。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の大型テントにおいて、
前記テント設営面に立設されるサブフレーム用ポールを含み構成され、前記設営形態において、前記メインフレームを補強する骨格を形成する1または複数のサブフレームと、
前記テントシートの前記設営形態における下縁となる部位に前記サブフレームを構成する前記サブフレーム用ポールの接地端部に対応させて取り付けられており、それぞれが対応する前記サブフレーム用ポールの接地端部を固定可能な複数個のサブフレーム固定部品と、
前記テントシートの前記設営形態における前記サブフレームに沿う部位に取り付けられており、前記サブフレーム用ポールを挿通可能な袋形状を有するスリーブと、
を更に備える、大型テント。
【請求項5】
持ち運び可能な収納形態とテント設営面に設営された設営形態との間で変形可能であり、複数本のポールを含み構成されて前記設営形態において中心となる骨格を形成するメインフレームに、前記設営形態において内側に人が立ち上がることが可能な居室空間を画定する面体を形成するとともに、前記面体の一部に前記居室空間への出入口となる開閉可能な開口部を有するテントシートを架け渡して緊張状態に張ることで設営される大型テントの設営方法であって、
前記メインフレームを構成する前記ポールの接地端部を固定可能な複数個のメインフレーム固定部品を、前記テントシートの前記設営形態において下縁となる部位に前記ポールの接地端部に対応させて取り付けておき、
フック形状を有する複数個の吊り下げ用フック部品を、前記テントシートの前記設営形態において前記メインフレームに沿う部位に所定の間隔で取り付けておき、
前記テントシートを前記テント設営面に固定する複数のアンカー部材を用意しておき、
前記テント設営面に前記テントシートを広げて敷設するテントシート敷設工程と、
前記メインフレームを組み立て、組み立てた前記メインフレームを、撓ませて湾曲させるとともに、前記テントシート敷設工程で敷設した前記テントシートに取り付けた前記メインフレーム固定部品に前記メインフレームを構成する前記ポールの接地端部を固定して前記メインフレームを立設するメインフレーム立設工程と、
前記テントシートを持ち上げて、前記テントシートに取り付けた前記吊り下げ用フック部品それぞれを、前記メインフレーム立設工程で立設した前記メインフレームを構成する対応する前記ポールに引掛けて、前記テントシートを前記メインフレームに吊り下げるテントシート吊り下げ工程と、
前記テントシート吊り下げ工程より後に、1回または複数回に分けて、前記テントシートを緊張状態に張るテントシート張り工程と、
前記テントシート敷設工程より後に、複数の前記アンカー部材を用い、1回または複数回に分けて、前記テントシートを前記テント設営面に固定するテントシート固定工程と、
を行うことを特徴とする大型テントの設営方法。
【請求項6】
請求項5記載の大型テントの設営方法において、
前記テントシート吊り下げ工程では、前記テントシート敷設工程で敷設した前記テントシートの前記開口部が閉じている場合には前記開口部を開いておいてから前記テントシートを持ち上げる、大型テントの設営方法。
【請求項7】
請求項5記載の大型テントの設営方法において、
前記テントシート吊り下げ工程では、前記吊り下げ用フック部品を、手が届きにくい場合には前記メインフレームを傾けてもよく、前記メインフレームを構成する前記ポールの手が届く位置に所定の配置順序となるように引掛けてから、所定の高さ位置まで前記ポールに沿わせてスライドさせて移動させる、大型テントの設営方法。
【請求項8】
請求項5~7のいずれか一項に記載の大型テントの設営方法において、
前記大型テントは、前記テント設営面に立設されるサブフレーム用ポールを含み構成され、前記設営形態において、前記メインフレームを補強する骨格を形成する1または複数のサブフレームを備えるものであり、
前記サブフレームを構成する前記サブフレーム用ポールの接地端部を固定可能なサブフレーム固定部品を、前記テントシートの前記設営形態において下縁となる部位に前記サブフレーム用ポールの接地端部に対応させて取り付けておき、
前記サブフレーム用ポールを挿通可能な袋形状を有するスリーブを、前記テントシートの前記設営形態において前記サブフレームに沿う部位に取り付けておき、
前記テントシート張り工程は、前記サブフレームを対応する前記スリーブに挿通して、前記サブフレーム用ポールの接地端部を前記サブフレーム固定部品に固定する手順を含む、
大型テントの設営方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、大型テントおよびその設営方法に関し、更に詳しくは、設営形態において内部に人が立ち上がることが可能な居室空間が画定されるような大型のテントおよび、その設営方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、キャンプ等のアウトドアブームに伴い、アウトドア初心者が気軽にアウトドアを楽しむ際にも用いられ、内部に人が屈まずに立ち上がることが可能なサイズの居室空間が画定されるような大型テントの人気も高まっている。このような大型テントとして、ポールにより構成されるフレームでテントシートを支持するための骨格を形成し、フレームの撓みやフレームの復元力によってテントシートを張り立たせて設営されるフレーム構造型の大型テント(以降、単に「大型テント」という。)が知られている。例えば、非特許文献1には、そのような大型テントの設営方法を含む取り扱い方法が記載されている。
【0003】
図6は、従来の大型テントの設営手順の一部を模式的に図示した設営手順図であり、従来の大型テントが、設営開始時に近い状態の図6(a)から最終的な設営形態を示す図6(d)にいくに従って、段階的に設営されていく手順を示している。
【0004】
非特許文献1に記載されているような従来の大型テント(601)は、設営形態において、図6(d)に示すように、ポール(621)により構成されるメインフレーム(602)と、メインフレーム(602)に支持されるテントシート(603)とを備えている。テントシート(603)には、設営形態におけるメインフレーム(602)に沿う部位に、袋形状を有するスリーブ(608)が取り付けられており、大型テント(601)は、テントシート(603)が設営形態においてスリーブ(608)に通されるメインフレーム(602)によって持ち上げられて支持され、内部に人が屈まずに立ち上がることが可能な広い居室空間を画定する。
【0005】
このような従来の大型テント(601)は、大まかには、次のような手順で設営される。まず、図6(a)に示すように、テント設営面にテントシート(603)を広げて敷設する。次に、図6(b)に示すようにテントシート(603)に取り付けられているスリーブ(608)にメインフレーム(602)を構成するポール(621)を通し、メインフレーム(602)を立設させる手前の状態とする。次に、図6(c)に示すように、メインフレーム(602)を撓ませて接地端部をテントシート(603)の下縁となる部位に固定して立設させるとともに、メインフレーム(602)の立ち上げによりスリーブ(608)を介してテントシート(603)の中央部を持ち上げる。その後、図6(d)に示すように、サブフレーム(606)、およびアンカー部材、等を用いて、テントシート(603)をテント設営面に固定するとともに、所定の緊張状態に張ることで設営を完了させる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
LANDER6取扱説明書(https://www.goldwin.co.jp/static/full/ec/img/banner/nv22100_lander6.pdf)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述のように従来の大型テントでは、テントシートを持ち上げる作業をスリーブに通したメインフレームを撓ませながら立設させる作業とともに行う。しかしながら、このような大型テントにおいて、テントシートは、生地面積が比較的広く、重量感がある。そして、従来、大型テントを設営する際には、スリーブに通したメインフレームでテントシートを持ち上げる作業において、テントシート自体の重量および大気圧によりテントシートの外から加わる負荷により大きな力を必要とするため、テント設営経験の少ない利用者や非力な利用者は、設営が困難であった。
【0008】
本発明の目的は、この点に鑑みてなされたものであり、容易に設営することが可能な大型テントを提供することにある。また、本発明の目的は、かかる大型テントの設営方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決すべく、本発明に係る大型テントは、持ち運び可能な収納形態とテント設営面に設営された設営形態との間で変形可能であり、設営形態において内部の居室空間に人が立ち上がることが可能な大型テントであって、
テント設営面に立設される複数本のポールを含み構成され、設営形態において中心となる骨格を形成するメインフレームと、
設営形態においてメインフレームに吊り下げられて内側に居室空間を画定する面体を形成し、面体の一部に居室空間への出入口となる開閉可能な開口部を有するテントシートと、
設営形態においてテントシートの下縁となる部位にメインフレームを構成するポールの接地端部に対応させて取り付けられており、それぞれが対応するポールの接地端部を固定可能な複数個のメインフレーム固定部品と、
設営形態においてテントシートのメインフレームに沿う部位に所定の間隔で取り付けられており、設営時にメインフレームを構成するポールに引掛け可能なフック形状を有する複数個の吊り下げ用フック部品と、
を備える、ことを特徴とする。
【0010】
この大型テントにおいては、メインフレームは、設営形態において、メインフレームを構成するポールが中央に行くに従って高さ位置が高くなるとともに、外側に膨らむよう湾曲状態とされている。
(【0011】以降は省略されています)
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