TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025104926
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223114
出願日
2023-12-28
発明の名称
シート材の治具及びシート材の製造方法
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B05C
13/02 20060101AFI20250703BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】MPL片の剥落に起因するコンタミネーションを防止し、ガス拡散層及び電極触媒層を有するシート材を精度良く製造できるシート材の治具及びシート材の製造方法を提供すること。
【解決手段】シート材60の治具10は、シート材60の塗工領域61の外側の端部62を当該シート材60の厚み方向の一側から支持する支持部材としてのSUS治具40と、シート材60の端部62を厚み方向の他側からSUS治具40とともに挟み込んで固定する固定部材としてのマグネット50と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ガス拡散層を有するシート材に電極触媒層を塗工する塗工装置で前記シート材の固定に用いられる治具であって、
前記シート材の塗工領域の外側の端部を当該シート材の厚み方向の一側から支持する支持部材と、
前記シート材の前記端部を厚み方向の他側から前記支持部材とともに挟み込んで固定する固定部材と、
を備える、シート材の治具。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記シート材の前記塗工領域の裏側を前記厚み方向の一側から支持する支持台を更に備える、請求項1に記載のシート材の治具。
【請求項3】
前記支持台の支持面に配置され、前記シート材の裏側に接着する粘着シートを更に備える、請求項2に記載のシート材の治具。
【請求項4】
前記支持部材における前記端部を支持する部位は、その前記厚み方向の長さが前記支持台の高さに前記粘着シートの厚みを加えた長さに設定される、請求項3に記載のシート材の治具。
【請求項5】
前記固定部材はマグネットにより構成され、
前記支持部材は磁力によって前記固定部材と引き合う金属により構成される、請求項1から4の何れかに記載のシート材の治具。
【請求項6】
ガス拡散層及び電極触媒層を有するシート材の製造方法であって、
前記ガス拡散層を有するシート材の塗工領域の外側の端部を当該シート材の厚み方向の一側から支持する支持部材と、前記シート材の前記端部を厚み方向の他側から前記支持部材とともに挟み込んで固定する固定部材と、によって前記シート材を固定した状態で前記電極触媒層を塗工するステップと、
前記電極触媒層を塗装した前記シート材を前記支持部材と前記固定部材の固定状態を維持したまま塗工位置から上方に移動させ、乾燥炉に配置するステップと、
を含む、シート材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート材の治具及びシート材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電解質膜・電極構造体を構成する材料として、シート状の触媒被覆拡散媒体(CCDM)が用いられている。この種のシート状の触媒被覆拡散媒体が記載されるものとして例えば特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-101481号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、シート状の触媒被覆拡散媒体を枚葉で製造する場合、ガス拡散層が形成されたシート材(GDL)を卓上ダイコーダにセットした状態で、当該シート材(GDL)の表面に電極触媒層が塗工によって形成される。
【0005】
GDLは、ポーラスセラミック治具を利用したエア吸引と粘着シートによってポーラスセラミック治具上に固定される。そのため、GDLに電極触媒層が形成されたシート状の触媒被覆拡散媒体を塗工後に卓上ダイコーダから剥がす際に、シート状の触媒被覆拡散媒体が斜めとなり、MPL(Micro Porous Layer)片の剥落が生じる。MPL片の剥落は、触媒被覆拡散媒体の表面でコンタミネーションの原因となる。
【0006】
本発明は、MPL片の剥落に起因するコンタミネーションを防止し、ガス拡散層及び電極触媒層を有するシート材を精度良く製造できるシート材の治具及びシート材の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1) 本発明は、ガス拡散層を有するシート材(例えば、後述するシート材60)に電極触媒層を塗工する塗工装置(例えば、後述する塗工装置1)で前記シート材の固定に用いられる治具(例えば、後述する治具10)であって、前記シート材の塗工領域(例えば、後述する塗工領域61)の外側の端部(例えば、後述する端部62)を当該シート材の厚み方向の一側から支持する支持部材(例えば、後述するSUS治具40)と、前記シート材の前記端部を厚み方向の他側から前記支持部材とともに挟み込んで固定する固定部材(例えば、後述するマグネット50)と、を備える、シート材の治具である。
【0008】
(2)上記(1)にシート材の治具は、前記シート材の前記塗工領域の裏側を前記厚み方向の一側から支持する支持台(例えば、後述する支持台22)を更に備えてもよい。
【0009】
(3)上記(2)にシート材の治具は、前記支持台の支持面に配置され、前記シート材の裏側に接着する粘着シート(例えば、後述する粘着シート25)を更に備える。
【0010】
(4)上記(3)にシート材の治具において、前記支持部材における前記端部を支持する部位は、その前記厚み方向の長さが前記支持台の高さに前記粘着シートの厚みを加えた長さに設定される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ベック株式会社
被膜形成方法
1か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
3か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
1か月前
株式会社吉野工業所
キャップ
1か月前
中外炉工業株式会社
塗布装置
4か月前
ベック株式会社
装飾被膜の形成方法
7日前
プルガティオ株式会社
噴霧装置
1か月前
プルガティオ株式会社
噴霧装置
1か月前
プルガティオ株式会社
噴霧装置
1か月前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
3か月前
株式会社吉野工業所
ポンプ式吐出器
1か月前
中外炉工業株式会社
塗工装置
11日前
株式会社吉野工業所
吐出器
1か月前
株式会社吉野工業所
吐出器
1か月前
株式会社マキタ
グリース吐出装置
3か月前
トヨタ自動車東日本株式会社
塗料調色方法
4か月前
株式会社大関
塗装用ローラとその製造方法
1か月前
積水ハウス株式会社
接着剤塗布装置
8日前
三菱鉛筆株式会社
多液混合型塗布具
11日前
株式会社吉野工業所
ノズル部材
1か月前
個人
ホースやノズルの長尺部の挟持具
4か月前
ヤマホ工業株式会社
液体散布杆
3か月前
リンテック株式会社
機能性層の製造方法
2か月前
株式会社吉野工業所
吐出器
1か月前
株式会社吉野工業所
吐出器
1か月前
ライオン株式会社
吐出用器具
1か月前
ライオン株式会社
吐出用器具
1か月前
鈴健興業株式会社
流体放出ユニット及び作業機械
4日前
日産自動車株式会社
インクジェットヘッド
1か月前
菊水化学工業株式会社
塗装方法
3か月前
株式会社カネカ
積層体の製造方法、及び成形体の製造方法
3か月前
株式会社IEC
補助装置
2か月前
株式会社カーメイト
超音波型ミスト発生装置
2か月前
株式会社JVCケンウッド
噴霧装置、及び噴霧方法
3か月前
本田技研工業株式会社
電極インクの塗工方法
12日前
株式会社熊谷組
ノズル
13日前
続きを見る
他の特許を見る