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公開番号
2025104365
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023214602
出願日
2023-12-20
発明の名称
液体洗浄剤組成物
出願人
株式会社ADEKA
,
ADEKAクリーンエイド株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/44 20060101AFI20250703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】皮膚刺激性が少なく、洗浄性及びすすぎ性が良好であり、かつ有機汚れ存在下でも殺菌効果、ウイルス不活化効果に優れる洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】本発明は、(A-α)成分としてアルキルトリメチルアンモニウム塩、(A-β)成分としてアルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、(B)成分としてpH調整剤、(C)成分として非イオン界面活性剤、両性界面活性剤より選ばれた少なくとも一種、(D)成分として多価アルコール(E)成分として水、を含有し、前記(A-α)成分と(A-β)成分の総量が0.6質量%未満であり、前記(A-α)成分の質量と、前記(A-β)成分の質量との質量比(A-α)/(A-β)の値が0.01以上、1未満であり、25℃におけるpHが8.0以上、12.0以下である皮膚用アルカリ液体洗浄剤組成物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A-α)成分としてアルキルトリメチルアンモニウム塩、
(A-β)成分としてアルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、
(B)成分としてpH調整剤、
(C)成分として非イオン界面活性剤、両性界面活性剤より選ばれた少なくとも一種、
(D)成分として多価アルコール
(E)成分として水、
を含有し、前記(A-α)成分と(A-β)成分の総量が0.6質量%未満であり、前記(A-α)成分の質量と、前記(A-β)成分の質量との質量比(A-α)/(A-β)の値が0.01以上、1未満であり、25℃におけるpHが8.0以上、12.0以下である皮膚用アルカリ液体洗浄剤組成物。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
(C)成分の質量と、(A)成分の質量との質量比(C)成分/(A)成分の値が、0.1以上、150以下である、請求項1に記載の皮膚用アルカリ液体洗浄剤組成物。
【請求項3】
(B)成分として、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属珪酸塩、アルカノールアミン、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属リン酸塩、および有機酸塩より選ばれた少なくとも一種を含有する含有する、請求項1又は2に記載の皮膚用アルカリ液体洗浄剤組成物。
【請求項4】
(C)成分として、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、アルキルポリグルコシドを含むアルキルグルコシド、アルキルベタイン型両性界面活性剤、アルキルイミダゾリニウムベタイン型両性界面活性剤、アルキルアミノ(モノ又はジ)プロピオン酸塩、アルキルジメチルアミンオキシドより選ばれた少なくとも一種を含有する、請求項1又は2に記載の皮膚用アルカリ液体洗浄剤組成物。
【請求項5】
(D)成分としてエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,5-ペンタンジオール、ヘキシレングリコール、グリセリン、ソルビトールより選ばれた少なくとも一種を含有する、請求項1又は2に記載の皮膚用アルカリ液体洗浄剤組成物。
【請求項6】
前記皮膚用アルカリ液体洗浄剤組成物が手指用液体洗浄剤である、請求項1又は2に記載の皮膚用アルカリ液体洗浄剤組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚用アルカリ液体洗浄剤組成物に関する。より具体的には主に手指の洗浄に用いられ、皮膚刺激性が少なく、洗浄性及びすすぎ性が良好であり、かつ有機汚れ存在下でも殺菌効果、ウイルス不活化効果に優れた洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【0002】
食肉、魚介の加工やレストランの調理場等、食品関連業界における従業員や、病院、保健所等の医師、看護婦、介護人、患者等の手指の洗浄・殺菌については、従来様々な方法がとられている。最も一般的な方法は、まず手指用の洗浄剤で手指をよく洗浄した後に、手指の消毒薬への浸漬あるいは噴霧等の殺菌処理を経るという方法である。これらの方法は、その洗浄、殺菌マニュアルどおりに忠実に行われた場合には、効果的な方法であるといえる。しかし、手指の洗浄が不十分であった場合は、その後の殺菌処理による殺菌力が極端に低下する問題点があり、食中毒の原因となる微生物を現場に持ち込む場合がある。
【0003】
また近年、食中毒発生状況においてノロウイルスによる食中毒の発生件数及び患者数が増加しており、その感染力の高さからも大きな問題となっている。ノロウイルスによる食中毒の原因はカキなどの二枚貝を喫食する要因だけでなく、ヒトの糞便、嘔吐物に接触することやノロウイルスに感染した調理者を介して汚染した食品等を喫食することによる二次感染も大きな要因である。
【0004】
食中毒菌の持ち込み及びノロウイルスによる二次汚染を防ぐためには、手洗いの徹底が求められ、食品製造従事者や調理担当者が現場に微生物及びウイルスを持ち込まないことが重要である。
【0005】
更に、有機汚れ存在時には殺菌剤等による殺菌効果が低下することが一般的に知られている。食品製造従事者及び調理担当者は食品由来の有機汚れが付着することもあり、手指用洗浄剤の殺菌効果及びウイルス不活化効果が発揮しづらくなるおそれがある。このため、手指用の洗浄剤は有機汚れ存在下でも殺菌効果及びウイルス不活化効果が得られることが求められている。
【0006】
従来の手指洗浄用途として使用される洗浄剤としては、脂肪酸、アルキルアミノカルボン酸型両性界面活性剤、キレート剤を含有し、pH9.5~11である液体洗浄剤組成物(特許文献1)、(A)成分として特定の構造を有するアニオン界面活性剤、(B)成分として炭素数4~22の炭化水素基を有するグリセリルエーテル、(C)成分としてトリクロサン、イソプロピルメチルフェノール、パラクロロメタキシレノールからなる群から選ばれる少なくとも1種の殺菌剤、(D)成分としてアルキルグリコシド、(E)成分として炭素数1~3の飽和1価アルコールを含有し、成分(E)に対する成分(B)の質量割合(B)/(E)が、0.10~5である皮膚洗浄剤組成物(特許文献2)、(A)成分として第四級アンモニウム塩型界面活性剤、(B)成分としてpH調整剤、(C)成分として非イオン界面活性剤、両性界面活性剤より選ばれた少なくとも一種、(D)成分として水、(E)成分として多価アルコールを含有し、(A)成分と(B)成分の質量比が、(A)/(B)の値で0.002以上、100以下であり、(A)成分と(E)成分の質量比が、(A)/(E)の値で0.001以上、1以下であり、25℃におけるpHが8.1以上、12.0以下であることを特徴とする皮膚用液体洗浄剤組成物(特許文献4)が挙げられる。
また、ウイルス不活化効果に関する技術として、第四級アンモニウム塩、非イオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤、アルカリ剤を含み、pHが25℃で11以上である抗ウイルス洗浄剤組成物(特許文献3)が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開2013/141118号
特開2020-026407号公報
特開2019-052118号公報
特許第6860734号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1の液体洗浄剤組成物は、pHがアルカリ域であるため一定の洗浄性は認められるが、殺菌効果が十分でなく、ウイルス不活化効果も得られなかった。特許文献2の皮膚洗浄剤組成物は、殺菌効果及び洗浄性は認められたものの、pHが中性域であるためウイルス不活化効果は得られなかった。特許文献3の抗ウイルス洗浄剤組成物は、調理台、冷蔵庫、便器や床といった硬質面を有する被洗浄物に対し、不織布へ含侵させた抗ウイルス洗浄材を用いてふき取る又はスプレーを用いて噴霧後水ですすぐことにより、ウイルスの不活化及び被洗浄物の洗浄を行うことが可能だが、皮膚への刺激性が強いため作業者は手袋を着用し作業する必要がある。特許文献4の液体洗浄剤組成物は、手指の洗浄用として使用することができ、皮膚刺激性が少なく、洗浄性、殺菌効果、ウイルス不活化効果いずれも優れるものの、有機汚れ存在下での殺菌効果及びウイルス不活化効果において改良の余地があった。
【0009】
本発明は上記課題を解決すべく見出された発明である。即ち、本発明は皮膚刺激性が少なく、洗浄性及びすすぎ性が良好であり、かつ有機汚れ存在下でも殺菌効果、ウイルス不活化効果に優れる洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明者は鋭意検討した結果、(A-α)成分としてアルキルトリメチルアンモニウム塩、(A-β)成分としてアルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、(B)成分としてpH調整剤、(C)成分として非イオン界面活性剤、両性界面活性剤より選ばれた少なくとも一種、(D)成分として多価アルコール、(E)成分として水を含有し、更に、(A-α)成分と(A-β)成分の総量を特定範囲内で含有するとともに、(A-α)成分と(A-β)成分を特定範囲の比率とした組成物が、皮膚への低刺激性、洗浄性に優れ、有機汚れ存在下でも良好な殺菌効果、ウイルス不活化効果が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
(【0011】以降は省略されています)
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