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公開番号2025102063
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219265
出願日2023-12-26
発明の名称放水ノズル及びそれを用いた放水方法
出願人一般財団法人海上災害防止センター,東京サイレン株式会社
代理人彩雲弁理士法人
主分類A62C 31/05 20060101AFI20250701BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】火災の要因となったコンテナの周囲に局所的に放水可能な放水ノズルを提供する。
【解決手段】複数のパイプ体5が伸縮可能に連結された放水ノズル1において、パイプ体5を、扁平筒状、例えば、扁平四角筒状、に形成すると共に少なくとも周壁4に放水口1を形成する。又、パイプ体5を、放水ノズル1を伸長した際に、隣接するパイプ体5とパイプ体5との間にラップ部9が形成される様に連結し、ラップ部9を、放水口5を兼ねるものとする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数のパイプ体が伸縮可能に連結された放水ノズルであって、
該パイプ体は、扁平筒状に形成されると共に少なくとも周壁に放水口が形成されていることを特徴とする放水ノズル。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記パイプ体は、前記放水ノズルを伸長した際に、隣接する該パイプ体と該パイプ体との間にラップ部が形成される様に連結されており、
該ラップ部は、放水口を兼ねていることを特徴とする請求項1に記載の放水ノズル。
【請求項3】
前記パイプ体は、扁平四角筒状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の放水ノズル。
【請求項4】
前記パイプ体は、前記周壁の各面に前記放水口が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の放水ノズル。
【請求項5】
前記パイプ体は、高さが30 mm以下に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の放水ノズル。
【請求項6】
前記放水ノズルは、該放水ノズルに供給される水の水圧によって、収縮状態から伸長可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の放水ノズル。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の放水ノズルを用いた放水方法であって、
少なくとも2本の該放水ノズルを、火元コンテナの近傍まで運搬する工程と、
該2本の放水ノズルの内、一方の該放水ノズルを、火元コンテナとその上部にあるコンテナとの間の隙間に差し入れる工程と、
該2本の放水ノズルの内、他方の該放水ノズルを、該火元コンテナとその下部にあるコンテナとの間の隙間に差し入れる工程と、
各該放水ノズルに水を供給し、各該放水ノズルを伸長させると共に前記放水口より放水する工程と、を含むことを特徴とする放水方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放水ノズル及びそれを用いた放水方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
コンテナ船において、甲板にコンテナが段積みで蔵置される。コンテナが蔵置された甲板は、水平方向及び鉛直方向共に最小限の隙間でコンテナが段積みされており、コンテナの周囲には、殆どスーペースないのが通常である。
【0003】
そのため、コンテナ内で火災が発生した場合、コンテナ船に備え付けられた設備、例えば、消火ホース、では、蔵置されたコンテナ、特に、内方に蔵置されたコンテナ、に対して放水を行うことが困難であり、自然鎮火を待つしかないのが実情である。自然鎮火には、時間が掛かるため、その間にコンテナが熱で変形し、それによって、その上に積み上げられたコンテナの荷崩れが発生し、コンテナの損失のみならず、コンテナ船自体の堪航性が失われ、最悪の場合、船が転覆する等して、莫大な損害が発生してしまうこととなる。
【0004】
そのため、この様なコンテナ船の火災に対しては、消防艇(例えば、特許文献1を参照)の様な外部の船舶から、出火箇所に向かって放水を行うこともある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3043012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
消防艇の様な外部の船舶からの放水は、火災の要因となったコンテナに対して、局所的に放水できるものではなく、放水の対象となる船舶の外から広範囲に放水することとなり、積載状態で表面に露出しているコンテナへの放水しかできず、奥にあるコンテナで火災が発生した場合は、十分な放水が見込めない。
【0007】
そこで、本発明においては、火災の要因となったコンテナの周囲に局所的に放水可能であり且つ狭く奥まった所へ搬送して放水可能な放水ノズル及びそれを用いた放水方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、複数のパイプ体が伸縮可能に連結された放水ノズルであって、該パイプ体は、扁平筒状に形成されると共に周壁に放水口が形成されていることを特徴とする放水ノズルである。
【0009】
又、本発明は、前記放水ノズルを用いた放水方法であって、少なくとも2本の該放水ノズルを、火元コンテナの近傍まで運搬する工程と、該2本の放水ノズルの内、一方の該放水ノズルを、火元コンテナとその上部にあるコンテナとの間の隙間に差し入れる工程と、該2本の放水ノズルの内、他方の該放水ノズルを、該火元コンテナとその下部にあるコンテナとの間の隙間に差し入れる工程と、各該放水ノズルに水を供給し、各該放水ノズルを伸長させると共に前記放水口より放水する工程と、を含むことを特徴とする放水方法である。
【0010】
そして、本発明は、前記パイプ体を、前記放水ノズルを伸長した際に、隣接する該パイプ体との間にラップ部が形成される様に連結し、該ラップ部が、放水口を兼ねるものとすることが可能である。又、本発明は、前記パイプ体を、扁平四角筒状に形成することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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