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公開番号2025101994
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219132
出願日2023-12-26
発明の名称管理装置、管理システム、およびプログラム
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C12M 1/00 20060101AFI20250701BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】細胞培養システムの一部または全ての機器を停止した場合に、停止してからの経過時間をユーザに容易に認識させることができる管理装置を提供する。
【解決手段】管理装置は、ワークで細胞を培養する培養エリアを形成するインキュベータと、前記ワークに対して分注操作を行う液操作エリアを形成するクリーンベンチと、前記クリーンベンチで使用される前記ワークを保管するストッカと、を有する細胞培養システムの管理装置であって、ユーザの停止操作を受け付けて、前記インキュベータ、前記クリーンベンチ、および前記ストッカのうちいずれか一つまたは全ての機器を停止する停止指示を、前記細胞培養システムを制御するPLC(Programmable Logic Controller)に出力する指示部と、前記機器を停止してからの経過時間を表示する警告部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ワークで細胞を培養する培養エリアを形成するインキュベータと、前記ワークに対して分注操作を行う液操作エリアを形成するクリーンベンチと、前記クリーンベンチで使用される前記ワークを保管するストッカと、を有する細胞培養システムの管理装置であって、
ユーザの停止操作を受け付けて、前記インキュベータ、前記クリーンベンチ、および前記ストッカのうちいずれか一つまたは全ての機器を停止する停止指示を、前記細胞培養システムを制御するPLC(Programmable Logic Controller)に出力する指示部と、
前記機器を停止してからの経過時間を表示する警告部と、
を備える管理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記PLCから前記細胞培養システムの異常の有無を含む状態情報を取得する取得部をさらに備え、
前記警告部は、前記状態情報に前記細胞培養システムに異常が発生したことを示す情報が含まれていた場合に、メッセージを表示する、
請求項1に記載の管理装置。
【請求項3】
前記警告部は、前記状態情報に基づいて、前記細胞培養システムの構成図上に異常が発生した場所を示した情報を表示する、
請求項2に記載の管理装置。
【請求項4】
前記機器の停止により異常停止されたプロジェクトを特定して表示する管理部をさらに備える、
請求項1に記載の管理装置。
【請求項5】
前記管理部は、前記プロジェクトにおいて最後に細胞を凍結保管したタイミングを表示する、
請求項4に記載の管理装置。
【請求項6】
前記警告部は、前記経過時間が予め設定された許容時間以上となった場合に、許容時間を超えたこと示す第一警告を表示し、
前記指示部は、前記経過時間が前記許容時間以上となった場合に、異常停止されたプロジェクトの再開操作を制限する、
請求項4に記載の管理装置。
【請求項7】
前記警告部は、前記経過時間が前記許容時間以上となるまでの間、前記許容時間までの残り時間、およびプロジェクトの再開操作を促すメッセージを含む第二警告を表示する、
請求項6に記載の管理装置。
【請求項8】
前記ユーザのスケジュール変更操作を受け付けて、異常停止された前記プロジェクトの培養スケジュールを変更する変更部をさらに備える、
請求項4に記載の管理装置。
【請求項9】
前記指示部は、複数のユーザそれぞれに対して予め与えられた操作権限に基づいて、前記インキュベータ、前記クリーンベンチ、および前記ストッカの停止操作を許可または制限する、
請求項1から8のいずれか一項に記載の管理装置。
【請求項10】
ワークで細胞を培養する培養エリアを形成するインキュベータと、前記ワークに対して分注操作を行う液操作エリアを形成するクリーンベンチと、前記クリーンベンチで使用される前記ワークを保管するストッカと、を有する細胞培養システムの管理方法であって、
ユーザの停止操作を受け付けて、前記インキュベータ、前記クリーンベンチ、および前記ストッカのうちいずれか一つまたは全ての機器を停止する停止指示を、前記細胞培養システムを制御するPLC(Programmable Logic Controller)に出力するステップと、
前記機器を停止してからの経過時間を表示するステップと、
を有する管理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、管理装置、管理システム、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
細胞培養システムでは、プロジェクト毎の作業工程の管理が重要である。たとえば、特許文献1には、インキュベータでの試料観察におけるスケジュールの重複を未然に防止するための技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5531378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば細胞培養システムの機器の動作不良や、コンタミネーション等の異常が発生したときには、ユーザが細胞培養システムを停止する場合がある。例えばインキュベータの異常停止が長期化すると、温度や二酸化炭素濃度などの環境が適切に保たれなくなり、培養中の細胞が死滅する等の影響が生じる可能性がある。従って、このような異常に対応する必要があるユーザにとって、機器を停止してからの経過時間を把握することは非常に重要である。
【0005】
本開示の目的は、細胞培養システムの一部または全ての機器を停止した場合に、停止してからの経過時間をユーザに容易に認識させることができる管理装置、管理システム、およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によれば、管理装置は、ワークで細胞を培養する培養エリアを形成するインキュベータと、前記ワークに対して分注操作を行う液操作エリアを形成するクリーンベンチと、前記クリーンベンチで使用される前記ワークを保管するストッカと、を有する細胞培養システムの管理装置であって、ユーザの停止操作を受け付けて、前記インキュベータ、前記クリーンベンチ、および前記ストッカのうちいずれか一つまたは全ての機器を停止する停止指示を、前記細胞培養システムを制御するPLC(Programmable Logic Controller)に出力する指示部と、前記機器を停止してからの経過時間を表示する警告部と、を備える。
【0007】
本開示の一態様によれば、管理方法は、ワークで細胞を培養する培養エリアを形成するインキュベータと、前記ワークに対して分注操作を行う液操作エリアを形成するクリーンベンチと、前記クリーンベンチで使用される前記ワークを保管するストッカと、を有する細胞培養システムの管理方法であって、ユーザの停止操作を受け付けて、前記インキュベータ、前記クリーンベンチ、および前記ストッカのうちいずれか一つまたは全ての機器を停止する停止指示を、前記細胞培養システムを制御するPLC(Programmable Logic Controller)に出力するステップと、前記機器を停止してからの経過時間を表示するステップと、を有する。
【0008】
本開示の一態様によれば、プログラムは、ワークで細胞を培養する培養エリアを形成するインキュベータと、前記ワークに対して分注操作を行う液操作エリアを形成するクリーンベンチと、前記クリーンベンチで使用される前記ワークを保管するストッカと、を有する細胞培養システムの管理装置に、ユーザの停止操作を受け付けて、前記インキュベータ、前記クリーンベンチ、および前記ストッカのうちいずれか一つまたは全ての機器を停止する停止指示を、前記細胞培養システムを制御するPLC(Programmable Logic Controller)に出力するステップと、前記機器を停止してからの経過時間を表示するステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0009】
上記態様によれば、細胞培養システムの一部または全ての機器を停止した場合に、停止してからの経過時間をユーザに容易に認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の第一実施形態に係る細胞培養システムの概略構成を示す模式的な平面図である。
本開示の第一実施形態に係る管理システムの概略構成を示す図である。
本開示の第一実施形態に係る管理装置の機能構成を示すブロック図である。
本開示の第一実施形態に係る管理画面およびプロジェクト一覧の一例を示す図である。
本開示の第一実施形態に係る管理画面および管理メニューの一例を示す図である。
本開示の第一実施形態に係る管理画面および異常発生履歴の一例を示す図である。
本開示の第一実施形態に係る管理装置の処理の一例を示すフローチャートである。
本開示の第一実施形態に係る異常停止時の経過時間表示の一例を示す図である。
本開示の第一実施形態に係る異常停止時の再開メッセージの一例を示す図である。
本開示の第一実施形態に係る異常停止時の警告メッセージの一例を示す第1の図である。
本開示の第一実施形態に係る異常停止時の警告メッセージの一例を示す第2の図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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