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公開番号
2025101949
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219062
出願日
2023-12-26
発明の名称
内視鏡下血腫除去術に用いる目盛を付与した透明ガイド管の製造方法
出願人
個人
代理人
主分類
A61M
25/06 20060101AFI20250701BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】脳神経外科領域での内視鏡下血腫除去術において、穿頭された内腔を通じて、脳深部病変の近傍まで、内視鏡、吸引管等の手術器具を挿入する際に使用する透明ガイド管の製造方法を提供する。
【解決手段】内視鏡下血腫除去術に用いる円筒型の外筒7と円筒型の内筒とで構成される透明ガイド管において、外筒の内側に長さ方向に沿って位置目盛8と数字目盛9を付与した構造とする外筒7、内筒の外側に長さ方向に沿って位置目盛と数字目盛を付与した構造とする内筒とで構成される。透明ガイド管において、円筒型の外筒7をハサミ等で切断可能な構造とし、さらに、円筒型の外筒7は押し潰されず、かつ外筒7に挿入された手術器具の変形に応じて変形する程度の硬さを持つことを特徴とする。またさらに、円筒型の外筒に芯棒を円周方向4箇所に設置し、芯棒を外筒先端部より外部に押し出して、この領域の外筒の面積を拡大することを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
内視鏡下血腫除去術に用いる円筒型の外筒と円筒型の内筒とで構成される透明ガイド管において、外筒の内側に長さ方向に沿って位置目盛と数字目盛を付与した構造とする外筒、及び外筒に円滑に挿入・装着・引き抜きが可能な内筒の外側に長さ方向に沿って位置目盛と数字目盛を付与した構造とする内筒とで構成されることを特徴とする透明ガイド管の製造方法
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
請求項1記載の透明ガイド管において、円筒型の外筒を必要に応じてハサミ等で切断可能な構造とすることを特徴とする透明ガイド管の製造方法
【請求項3】
請求項1記載の透明ガイド管において、円筒型の外筒は押し潰されず、かつ外筒に挿入された手術器具の変形に応じて変形する程度の硬さを持つことを特徴とする透明ガイド管の製造方法
【請求項4】
請求項1記載の透明ガイド管において、円筒型の外筒に軟らかい透明シートを巻き付けた芯棒を円周方向4箇所に設置し、必要に応じて芯棒を外筒先端部より外部に押し出して、この領域の外筒の面積を拡大することを特徴とする透明ガイド管の製造方法
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、脳神経外科領域での内視鏡下血腫除去術において、穿頭された内腔を通じて、脳深部病変の近傍まで、内視鏡、吸引管等の手術器具を挿入する際に使用する透明ガイド管の製造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
脳内出血が起きた場合、低侵襲手術である内視鏡下血腫除去術を行うことが近年多くなっている。この施術方法は、頭皮を数cm程度切開して、頭蓋骨に小さな穴をあけ、そこから内視鏡と出血(血腫)を取り除くための吸引管を入れるための、透明なチューブ型のガイド管を出血部まで挿入する。そこから血腫を取り除き、出血の原因となった切れた血管を見つけて止血する。
【0003】
この施術は、オリンパス株式会社が販売している商品名「ニューロポート」と呼ばれる樹脂製の透明ガイド管を用いて行われることが多い。この機器は、円筒型の外筒と内筒から構成されるガイド管で、内筒に10mm程度の間隔で目盛が付与されているが、同じ樹脂を用いて成形され、色が付いているだけなので、内筒を外筒に挿入・装着した状態で、頭蓋骨に開けた穴より挿入する際に、外部から外筒を通して目盛が見える間は、挿入位置が確認できる。
【0004】
ガイド管が出血した患部に到達した後、内筒を引き抜き、内視鏡と吸引管を挿入するが、外筒には目盛が無いため、内視鏡と吸引管の挿入位置は分からず、施術者の記憶に頼らざるを得ない。
【0005】
この問題を解決するために、特許文献1では、内筒に加えて外筒にも目盛を付けているが、この目盛はX線造影性が無い(X線を透過する)ため、X線照射により脳内をガイド管を含めて立体的に把握しようとしても、目盛が無いためそれができず、目視による挿入位置の確認だけである。
【0006】
X線造影性のある目盛を付与するために、特許文献2では、外筒にX線造影性のある(X線不透過性を持つ)金属製リングを装着している。しかし、円筒型の薄いチューブに金属製リングを固定する環状溝部を切削加工で作製する方法を採用しているため、加工が難しく加工精度も不良で、量産ができず、未だに実用化されていない。
【0007】
加工方法の改善による加工精度良好、量産化が可能な方法として、特許文献3では、透明ガイド管において、外筒の2層間に挟む位置目盛は、金属製薄膜をリング状に曲げたものを、2層のうちの内層表面に溝部を形成せずに2層の密着だけで固定し、数字目盛は、樹脂製薄膜に数字を印刷したものを、2層のうちの内層表面に貼り付けることで対応した。これにより、X線照射下で、脳内の目盛を付与したガイド管を含めた立体的な把握が可能となり、患者に負荷をかけずに低侵襲な手術を施し、適正な内視鏡、吸引管を求めるべき位置まで正確に挿入でき、血腫吸引、止血が可能となり、患者の治療が効果的に行われる。しかし、製造コストが極めて高く、試作による性能評価は完璧であるが、未だ実用化されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2000-325356号
特許第5680251号
特開2019-76411号
【0009】
ところが、最近の内視鏡下血腫除去術の進歩により、目盛を付与したガイド管において、位置目盛、数字目盛ともにX線造影性を持つ材料を使用する必然性がなくなった。これにより、特許文献3に示されている加工精度が良好で、量産化が可能な方法において、製造コストを大幅に低減することが可能となったことになる。すなわち、内視鏡下血腫除去術において、脳内の目盛を付与したガイド管を含めた立体的な把握を可能とするために、加工精度が良好で、量産化が可能な安価な方法での製造方法が求められるようになった。またさらに、多くの機能を持つガイド管が求められるようになった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
内視鏡下血腫除去術においては、脳内の目盛を付与したガイド管を含めた立体的な把握を可能とするために、ガイド管に、加工精度が良好で、量産化が可能な方法で、目盛を安価に付与するという課題がある。また目盛として、位置を示す等間隔の帯状の目盛に加えて、位置目盛の長さ方向に沿った具体的な位置を示す数字目盛を付与するという課題も存在する。目盛としてX線造影性を持つ材料を使用する必要はなくなったが、多くの機能を持つガイド管が求められるようになった。多くの機能とは、ガイド管の径を色々と変更し、血腫除去のほかに、生体組織採取、脳腫瘍にも対応できることに加えて、施術中にガイド管の長さを変更する機能、脳内でガイド管の面積を拡大する機能も求められている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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