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公開番号
2025101635
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218612
出願日
2023-12-25
発明の名称
複合ラスおよび複合ラスの製造方法ならびにテープ材
出願人
株式会社ニッケンビルド
代理人
弁理士法人山名国際特許事務所
主分類
E04F
13/04 20060101AFI20250630BHJP(建築物)
要約
【課題】ラスと力骨と裏打ち材とを一体化することが可能なテープ材であって、モルタルのノロはもとより細骨材(砂)やセメントの通過を許容するような材質、構成のテープ材を実現することにより、施工性、経済性に優れていることはもとより、品質性に優れたモルタル壁を構築できる複合ラスおよび複合ラスの製造方法ならびにテープ材を提供する。
【解決手段】ラス1と、前記ラス1の一の面1aに並列配置された力骨2と、前記ラス1と前記力骨2との間に挿入される帯状のテープ材3と、前記テープ材3に、前記力骨2を介して貼り合わされる裏打ち材4とを備え、前記テープ材3は、モルタルの細骨材及び/又はモルタルのセメントの通過を許容するメッシュテープ3とされている。前記力骨2は、前記ラス1に対して縦方向に並列配置され、前記テープ材3は、前記力骨2に対して略直交する横方向に並列配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ラスと、前記ラスの一の面に並列配置された力骨と、前記ラスと前記力骨との間に挿入される帯状のテープ材と、前記テープ材に、前記力骨を介して貼り合わされる裏打ち材とを備え、
前記テープ材は、モルタルの細骨材及び/又はモルタルのセメントの通過を許容するメッシュテープとされていることを特徴とする、複合ラス。
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【請求項2】
前記力骨は、前記ラスに対して縦方向に並列配置され、前記テープ材は、前記力骨に対して略直交する横方向に並列配置されていることを特徴とする、請求項1に記載した複合ラス。
【請求項3】
前記ラスの他の面にも力骨が、前記ラスの一の面に並列配置した力骨と直交する方向に並列配置されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載した複合ラス。
【請求項4】
前記メッシュテープの材質は、ガラス繊維製、樹脂製、又は糸製であることを特徴とする、請求項1又は2に記載した複合ラス。
【請求項5】
前記メッシュテープは、メッシュ目の大きさが、2×2mm~10×10mmであることを特徴とする、請求項1又は2に記載した複合ラス。
【請求項6】
前記メッシュ目のうち、幅方向左右端部の2つのメッシュ目はそれぞれ、テープ延長方向に長い長方形状に区画された形状を呈することを特徴とする、請求項5に記載した複合ラス。
【請求項7】
請求項1又は2に記載した複合ラスに用いられることを特徴とする、帯状のテープ材。
【請求項8】
ラスの上にモルタルの細骨材及び/又はモルタルのセメントの通過を許容する帯状のテープ材を載置し、前記テープ材の上に、前記テープ材に対して略直交する方向へ力骨を並列配置する工程と、
前記力骨を前記ラスに固定させる工程と、
さらに前記テープ材に、前記力骨を介して裏打ち材を貼り合わせる工程と、
からなることを特徴とする、複合ラスの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、建物の外壁通気構造を実現するために用いられるモルタル壁構築用のラスの技術分野に属し、更にいえば、ラスと力骨と裏打ち材とを一体化してなる複合ラスに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
建物の外壁通気構造を実現するために用いられるモルタル壁構築用のラスは種々開示され、実施に供されている。近年では、ラスと力骨と裏打ち材とを一体化することにより作業効率を飛躍的に高めることができる複合ラスが好適に用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
前記特許文献1に係る複合ラスは、同文献1の図2が分かりやすいように、ラス11と、当該ラス11の一の面11aに並列配置された第1の力骨12と、当該ラス11の他の面11bに、上記第1の力骨12に対して略直交する方向へ並列配置された第2の力骨13と、前記第2の力骨13と、前記ラス11との間に挿入される裏打ち用紙(以下、テープ材という。)14と、当該テープ材14に対して、前記第2の力骨13を介して貼り合わされる防水紙(以下、裏打ち材という。)15とを備えた構造で実施されている(請求項1等の記載参照)。
このような構造の複合ラスによれば、裏打ち材を野地板に貼付けた後に力骨付きラスを更に重ねて貼り付けていた従来技術と比し、一度(一回的)に纏めて野地板に貼り付けることができるので、作業効率を飛躍的に高めることができる等、施工性、経済性に優れている。
【0004】
ちなみに、前記テープ材14には、クラフト紙が用いられている(同文献1の段落[0022]参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-240365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記特許文献1に係る複合ラスは、今でも施工性、経済性に優れた有益な技術である。 しかしながら、仮に、前記テープ材に用いるクラフト紙(クラフトテープ)に代えて、モルタルのノロはもとより細骨材(砂)やセメントの通過を許容するような材質、構成のテープ材で実施することができれば、クラフト紙では回り込まなかった縦力骨周辺にもモルタルが回り込みやすくなり、品質性に優れたモルタル壁を構築することができる等、より有益であることは明らかである。
【0007】
本発明は、上述した課題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、従来同様、ラスと力骨と裏打ち材とを一体化することが可能なテープ材であって、今般新たにモルタルのノロはもとより細骨材(砂)やセメントの通過を許容するような材質、構成のテープ材を実現することにより、施工性、経済性に優れていることはもとより、品質性に優れたモルタル壁を構築できる複合ラスおよび複合ラスの製造方法ならびにテープ材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記背景技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る複合ラスは、ラスと、前記ラスの一の面に並列配置された力骨と、前記ラスと前記力骨との間に挿入される帯状のテープ材と、前記テープ材に、前記力骨を介して貼り合わされる裏打ち材とを備え、
前記テープ材は、モルタルの細骨材及び/又はモルタルのセメントの通過を許容するメッシュテープとされていることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した複合ラスにおいて、前記力骨は、前記ラスに対して縦方向に並列配置され、前記テープ材は、前記力骨に対して略直交する横方向に並列配置されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載した複合ラスにおいて、前記ラスの他の面にも力骨が、前記ラスの一の面に並列配置した力骨と直交する方向に並列配置されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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