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公開番号2025101542
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218456
出願日2023-12-25
発明の名称口腔用組成物
出願人サンスター株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類A61K 8/67 20060101AFI20250630BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】dl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルアルカリ金属塩及びイソプロピルメチルフェノールを含有し、かつdl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルアルカリ金属塩の光分解が抑制された口腔用組成物の提供
【解決手段】dl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルアルカリ金属塩、イソプロピルメチルフェノール、並びにアスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体、エリソルビン酸、エリソルビン酸誘導体、フェノール系抗酸化剤、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種の抗酸化剤を含有する口腔用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)dl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルアルカリ金属塩、
(B)イソプロピルメチルフェノール、並びに
(C)アスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体、エリソルビン酸、エリソルビン酸誘導体、フェノール系抗酸化剤、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種の抗酸化剤
を含有する、ヒト用の口腔用組成物。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記成分(A)の含有量と前記成分(B)の含有量との質量比(A/B)が、0.05~20である、請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項3】
前記A/Bの値を、前記成分(C)の含有量(質量%)で除した値((A/B)/C)が、1~2000である、請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
【請求項4】
前記成分(A)の含有量が、0.001~1質量%である、請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
【請求項5】
前記成分(A)が、(a)dl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩である、請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
【請求項6】
ヒト用の口腔用組成物に、
(A)dl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルアルカリ金属塩、
(B)イソプロピルメチルフェノール、並びに
(C)アスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体、エリソルビン酸、エリソルビン酸誘導体、フェノール系抗酸化剤、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種の抗酸化剤
を含有させることを含む、
前記口腔用組成物における前記成分(B)による前記成分(A)の光分解促進を抑制する方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、dl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルアルカリ金属塩、イソプロピルメチルフェノール、並びにアスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体、エリソルビン酸 、エリソルビン酸誘導体、フェノール系抗酸化剤、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種の抗酸化剤を含有する口腔用組成物、前記口腔用組成物の製造方法、並びに、イソプロピルメチルフェノールによるdl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルアルカリ金属塩の光分解促進を抑制する方法等に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
dl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステル(本明細書において、「EPC」と称することがある)は、アスコルビン酸(ビタミンC)とトコフェロール(ビタミンE)とがリン酸を介してエステル結合した化合物であり、親水基と親油基を有する両親媒性の物質である。EPCのアルカリ金属塩は抗酸化作用及び保湿作用を有し、育毛剤等の化粧料に使用されている(特許文献1)。
【0003】
また、近年ではEPCアルカリ金属塩が抗歯周病作用等を発揮し得ることが見出され、EPCアルカリ金属塩の口腔用組成物への配合が検討されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/196852号
国際公開第2023/189061号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
イソプロピルメチルフェノールは殺菌作用を有する化合物であり、口臭や歯周病の原因菌の殺菌等を目的として口腔用組成物の分野で頻用される成分である。本発明者らはEPCアルカリ金属塩が有する抗歯周病作用と、イソプロピルメチルフェノールが有する殺菌作用がともに発揮されることを期待して、口腔用組成物においてEPCアルカリ金属塩及びイソプロピルメチルフェノールを併用することを検討した。
【0006】
しかし意外にも、後述するように、EPCアルカリ金属塩及びイソプロピルメチルフェノールを含有する口腔用組成物においては、EPCアルカリ金属塩の光分解が顕著に加速された(試験例1)。そこで本発明者らは、EPCアルカリ金属塩及びイソプロピルメチルフェノールを含有しつつも、EPCアルカリ金属塩の光分解が抑制された口腔用組成物の提供を主な目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、EPCアルカリ金属塩及びイソプロピルメチルフェノールに加え、さらにアスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体、エリソルビン酸、エリソルビン酸誘導体、フェノール系抗酸化剤、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種の抗酸化剤を含有する口腔用組成物によれば、上記課題が解決される可能性を見出した。そしてさらに改良を重ね、本開示を完成させるに至った。
【0008】
本開示は、例えば以下の項に記載の主題を包含する。
項1.
(A)dl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルアルカリ金属塩、
(B)イソプロピルメチルフェノール、並びに
(C)アスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体、エリソルビン酸、エリソルビン酸誘導体、フェノール系抗酸化剤、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種の抗酸化剤
を含有する、ヒト用の口腔用組成物。
項2.
前記成分(A)の含有量と前記成分(B)の含有量との質量比(A/B)が、0.05~20である、項1に記載の口腔用組成物。
項3.
前記A/Bの値を、前記成分(C)の含有量(質量%)で除した値((A/B)/C)が、1~2000である、項1又は2に記載の口腔用組成物。
項4.
前記成分(A)の含有量が、0.001~1質量%である、項1~3のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
項5.
前記成分(A)が、(a)dl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩である、項1~4のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
項6.
ヒト用の口腔用組成物に、
(A)dl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルアルカリ金属塩、
(B)イソプロピルメチルフェノール、並びに
(C)アスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体、エリソルビン酸、エリソルビン酸誘導体、フェノール系抗酸化剤、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種の抗酸化剤
を含有させることを含む、
前記口腔用組成物における前記成分(B)による前記成分(A)の光分解促進を抑制する方法。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、EPCアルカリ金属塩及びイソプロピルメチルフェノールを含有し、かつEPCアルカリ金属塩の光分解が抑制された口腔用組成物が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示に包含される各実施形態について、さらに詳細に説明する。本開示は、口腔用組成物、口腔用組成物の製造方法、イソプロピルメチルフェノールによるEPCアルカリ金属塩の光分解促進を抑制する方法等を好ましく包含するが、これらに限定されるわけではなく、本開示は本明細書に開示され当業者が認識できる全てを包含する。
(【0011】以降は省略されています)

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