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公開番号
2025101070
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023217644
出願日
2023-12-25
発明の名称
ガイドワイヤ
出願人
朝日インテック株式会社
代理人
弁理士法人アルファ国際特許事務所
主分類
A61M
25/09 20060101AFI20250630BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】芯線と、被覆層とが互いに接合されたクラッド材であるコアシャフトを備えるガイドワイヤにおいて、ガイドワイヤの通過性を向上させる。
【解決手段】ガイドワイヤは、コアシャフトを備える。コアシャフトは、金属製の芯線と、芯線とは異種の金属製であって、芯線の外周を覆う被覆層と、が互いに接合されたクラッド材であり、芯線の横断面の外形は、真円形でない。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ガイドワイヤであって、
コアシャフトを備え、
前記コアシャフトは、
金属製の芯線と、
前記芯線とは異種の金属製であって、前記芯線の外周を覆う被覆層と、が互いに接合されたクラッド材であり、
前記芯線の横断面の外形は、真円形でない、ガイドワイヤ。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のガイドワイヤであって、
前記芯線の横断面の外形は、楕円形である、ガイドワイヤ。
【請求項3】
請求項1に記載のガイドワイヤであって、
前記芯線の横断面の外形は、直線部を有する、ガイドワイヤ。
【請求項4】
請求項3に記載のガイドワイヤであって、
前記芯線の横断面の外形は、矩形である、ガイドワイヤ。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のガイドワイヤであって、
前記芯線は、放射線不透過性の材料により構成される、ガイドワイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、ガイドワイヤに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ガイドワイヤは、血管等の生体管腔内に挿入して使用される医療機器である。ガイドワイヤは、例えばカテーテルを用いた生体管腔内の診断または治療において、カテーテルを生体管腔内の病変部まで案内するために用いられる。従来、第1の合金を含む内層部と、第1の合金とは組成の異なる第2の合金を含む外層部と、を有し、内層部と外層部とがクラッド加工された傾斜機能合金素子の本体部(コアシャフト)を用いたガイドワイヤが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-57159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ガイドワイヤは、生体管腔内に挿入する前に、予め先端部を屈曲させることにより、ガイドワイヤの進行方向を定めることが容易となり、生体管腔内における屈曲した箇所での通過性が向上する。このとき、例えばガイドワイヤにおけるコアシャフトの曲げ剛性の異方性が低い(つまり、コアシャフトの曲がりやすさが、コアシャフトの長手方向に直交する各方向で略一定である)場合、ガイドワイヤの先端部が予め屈曲させた方向と異なる方向に捩じれることがあるため、ガイドワイヤの通過性が低下するおそれがある。
【0005】
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示される技術は、例えば以下の形態として実現することが可能である。
【0007】
(1)本明細書に開示されるガイドワイヤは、コアシャフトを備える。前記コアシャフトは、金属製の芯線と、前記芯線とは異種の金属製であって、前記芯線の外周を覆う被覆層と、が互いに接合されたクラッド材である。前記芯線の横断面の外形は、真円形でない。
【0008】
本ガイドワイヤによれば、芯線の横断面の外形が真円形でないため、コアシャフトの曲げ剛性の異方性が高くなる。そのため、コアシャフトにおける比較的曲がりやすい方向と、比較的曲がりにくい方向とが規定され、ガイドワイヤの先端部が予め屈曲させた方向と異なる方向に捩じれることを抑制することにより、ガイドワイヤの通過性を向上することができる。
【0009】
また、本ガイドワイヤによれば、コアシャフトにおける比較的曲がりやすい方向を規定することができるため、ガイドワイヤのシェイプ性(ガイドワイヤの先端部分の屈曲のしやすさ)を向上することができる。
【0010】
(2)上記ガイドワイヤにおいて、前記芯線の横断面の外形は、楕円形である構成としてもよい。本構成によれば、芯線の横断面の外形が楕円形であるため、コアシャフトの曲げ剛性の異方性が高くなる。そのため、コアシャフトにおける比較的曲がりやすい方向と、比較的曲がりにくい方向とが規定され、ガイドワイヤの先端部が予め屈曲させた方向と異なる方向に捩じれることを抑制することにより、ガイドワイヤの通過性をより効果的に向上することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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