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公開番号2025101042
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217595
出願日2023-12-25
発明の名称キャビネット
出願人株式会社LIXIL
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類A47B 77/08 20060101AFI20250630BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】電気工事の必要なくして設置できるキャビネットを提供すること。
【解決手段】本開示技術に係るキャビネットは、収納空間に対して奥側に配置された背面板2と、収納空間より上方に配置された組み込み電気機器と、収納空間に差し込み口を向けて背面板2に取り付けられたキャビネット内電源部6とを有し、背面板2における収納空間に面する範囲内には、点検開口部14が形成されており、組み込み電気機器は、入力プラグ10と、出力コネクタ11とを有し、キャビネット内電源部6は、背面板2の背後側に延びる入力コード12と、入力コード12の先端に取り付けられ出力コネクタ11に結合される入力コネクタ13とを有し、入力コード12は、入力コネクタ13を収納空間側から見て点検開口部14と重なる位置に配置することができる長さのものである。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
収納空間に対して前面側から見て奥側に配置された背面板と、
前記収納空間より上方に配置された組み込み電気機器と、
前記収納空間に差し込み口を向けて前記背面板に取り付けられたキャビネット内電源部とを有し、
前記背面板における前記収納空間に面する範囲内には開口部が形成されており、
前記組み込み電気機器は、
建築物のコンセントに差し込まれて電力の供給を受ける入力プラグと、
前記入力プラグから供給された電力の一部を出力する出力コネクタとを有し、
前記キャビネット内電源部は、
前記背面板の背後側に延びるとともに電力の供給を受ける入力コードと、
前記入力コードの先端に取り付けられるとともに、前記出力コネクタに結合された入力コネクタとを有し、
前記入力コードは、前記入力コネクタを前記収納空間側から見て前記開口部と重なる位置または前記開口部の縁辺の近傍の位置に配置することができる長さのものであるキャビネット。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記入力コードにおける前記入力コネクタと前記キャビネット内電源部との間の位置に固定して設けられている突出部と、
前記背面板に取り付けられているとともに、前記入力コードにおける前記入力コネクタと前記突出部との間に位置し、前記突出部が前記キャビネット内電源部から離れる動きを規制する引っ掛かり部材とを有する請求項1に記載のキャビネット。
【請求項3】
前記キャビネット内電源部が前記開口部より下方に取り付けられており、
前記入力コードは、前記入力コネクタを前記収納空間側から見て前記開口部と重なる位置に配置することができる長さのものであり、
前記引っ掛かり部材は、少なくともその一部分が前記収納空間側から見て前記開口部と重なる位置に取り付けられている請求項2に記載のキャビネット。
【請求項4】
前記組み込み電気機器は、出力コードを有し、
前記出力コネクタは前記出力コードの先端に取り付けられており、
前記出力コードは、前記出力コネクタを前記収納空間側から見て前記開口部と重なる位置または前記開口部の縁辺の近傍の位置に配置することができる長さのものである請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載のキャビネット。
【請求項5】
前記組み込み電気機器は、前記収納空間の水蒸気を外部へ排出する蒸気排出装置である請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載のキャビネット。
【請求項6】
前記開口部を開いた状態と閉じた状態とを切り替える開閉部材を有する請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載のキャビネット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示技術は、キャビネットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
住宅用のコンセント付きのキャビネットについての従来技術として、特許文献1を挙げることができる。同文献は、「蒸気排出ユニット」の発明に係るものである。同文献には、蒸気排出ユニットを組み込んだ「収納棚」が開示されている。当該収納棚にはコンセントが設けられる。このコンセントから、収納棚に収納された電気器具に電力が供給されるようになっている。このコンセントへの電力供給は、組み込まれている蒸気排出ユニットからなされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-161432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記した従来の技術では、収納棚の設置時の作業性に問題があった。蒸気排出ユニットからコンセントへの配線作業を現場合わせで行う必要があるからである。このため、電気工事の範疇に含まれる作業が必要である。電気工事については、法規制による資格が必要な場合がある。このことは、作業者の人選における制約事項である。
【0005】
本開示技術の課題とするところは、電気工事の必要なくして設置できるキャビネットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示技術の一態様におけるキャビネットは、収納空間に対して前面側から見て奥側に配置された背面板と、収納空間より上方に配置された組み込み電気機器と、収納空間に差し込み口を向けて背面板に取り付けられたキャビネット内電源部とを有し、背面板における収納空間に面する範囲内には開口部が形成されており、組み込み電気機器は、建築物のコンセントに差し込まれて電力の供給を受ける入力プラグと、入力プラグから供給された電力の一部を出力する出力コネクタとを有し、キャビネット内電源部は、背面板の背後側に延びるとともに電力の供給を受ける入力コードと、入力コードの先端に取り付けられるとともに、出力コネクタに結合された入力コネクタとを有し、入力コードは、入力コネクタを収納空間側から見て開口部と重なる位置または開口部の縁辺の近傍の位置に配置することができる長さのものである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施の形態に係る住宅用コンセント付きキャビネットの正面図である。
図1の住宅用コンセント付きキャビネットの側視断面図である。
蒸気排出装置の斜視図である。
キャビネット内コンセントの正面図である。
背面板の一部分を示す部分正面図である。
開いた状態の点検開口部を示す正面図である。
点検開口部の下辺付近を後方から見て示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示技術を具体化した実施の形態に係る住宅用コンセント付きキャビネット1を図1および図2に示す。図2は、図1中のA-A位置における側視断面図である。住宅用コンセント付きキャビネット1は、全体として略直方体形状のキャビネットである。住宅用コンセント付きキャビネット1は、右側面板90、左側面板91、上面板92、背面板2を有している。これらの板状部材により住宅用コンセント付きキャビネット1のおよその外形が構成されている。
【0009】
住宅用コンセント付きキャビネット1はさらに、水平板3を有している。水平板3は、水平に配置されている。水平板3は、住宅用コンセント付きキャビネット1の全高に対する半ばほどの高さ位置に設けられている。水平板3は、右側面板90から左側面板91までの全範囲にわたって設けられている。
【0010】
水平板3の上には、スライド板93が配置されている。スライド板93は、水平板3の上で前後方向にスライド移動可能な板状部材である。図2におけるスライド板93は、スライド移動の移動範囲内の最も奥側に位置している状態でのものである。この状態では、スライド板93の全体が水平板3の上の範囲内にある。この状態でのスライド板93は、住宅用コンセント付きキャビネット1の前端94の前方へ突出していない。住宅用コンセント付きキャビネット1では、スライド板93のスライド移動によって、スライド板93の奥行き長のうち前側の半分程度を前端94の前方へ突出させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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