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公開番号2025100988
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-04
出願番号2025071260,2023211924
出願日2025-04-23,2023-12-15
発明の名称拘束型人工膝
出願人ジンマー,インコーポレイティド
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61F 2/38 20060101AFI20250627BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】拘束型人工膝を提供する。
【解決手段】脛骨ベースプレート、可動ベアリング及び固定ベアリングを含む、拘束型膝用プロテーゼアセンブリを含むシステムである。脛骨ベースプレートは、ヒンジポストを収容するように構成され得る遠位表面と近位表面を含むことができる。可動ベアリングは、脛骨ベースプレートと結合し、ヒンジポストの中心線によって近似される少なくとも第1の軸周りに回転するように構成し得る。少なくとも第1の軸周りの回転を、少なくとも第1の係合機構によって制限することができる。固定ベアリングは、脛骨ベースプレートに結合されるように構成し得る。固定ベアリングは、脛骨ベースプレートの少なくとも第1の係合機構によって第1の軸周りに回転しないよう抑制可能である。脛骨ベースプレートは、可動ベアリング又は固定ベアリングの何れかと組立てられるように構成し得る。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
拘束型膝用のプロテーゼアセンブリを含むシステムであって、
大腿骨コンポーネントと、
第1の端部と第2の端部との間で延在するシャックルコンポーネントと、
前記大腿骨コンポーネントを前記シャックルコンポーネントの前記第1の端部に固定するように構成されたヒンジ軸と、
遠位表面、前記遠位表面とは反対側の近位表面、前記近位表面の間に延在する周縁部を有する脛骨ベースプレートであって、第1の係合機構を含む脛骨ベースプレートと、
第1の端部セクションと第2の端部セクションとの間に延在するヒンジポストであって、前記第1の端部セクションは、前記シャックルコンポーネントの前記第2の端部に取付けられるように構成され、前記第2の端部セクションは、前記脛骨ベースプレート内の陥凹部によって少なくとも部分的に収容されるように構成された、ヒンジポストと、
を含むコンポーネントセットと、
前記コンポーネントセットに適合し、前記ヒンジポストを収容するように構成された可動脛骨ベアリングコンポーネントの可動ベアリングであって、前記脛骨ベースプレートと結合し、前記ヒンジポストの中心線によって近似された少なくとも第1の軸周りに回転するように構成され、少なくとも前記第1の軸周りの回転は、少なくとも前記脛骨ベースプレートの前記第1の係合機構によって制限される、前記可動ベアリングと、
前記コンポーネントセットに適合し、前記ヒンジポストを収容するように構成された固定脛骨ベアリングコンポーネントの固定ベアリングであって、前記脛骨ベースプレートに結合するように構成され、少なくとも前記脛骨ベースプレートの前記第1の係合機構によって前記第1の軸周りに回転することを抑止される、前記固定ベアリングと、
を備えるシステムであって、
前記可動脛骨ベアリングコンポーネントの前記可動ベアリングと前記固定脛骨ベアリングコンポーネントの前記固定ベアリングとは、前記プロテーゼアセンブリの内部において互いに置き換えることができる、システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記脛骨ベースプレートの前記第1の係合機構は、前記遠位表面から離れるように前記近位表面の前方部分から延在する第1の突出部を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記第1の突出部は、
前記脛骨ベースプレートの前記周縁部から後方へ延在する第1の縁部と、
前記脛骨ベースプレートの前記周縁部から後方へ延在する第2の縁部と、
前記第1の縁部から前記第2の縁部まで延在し、凹形状を含む第3の縁部と、
を含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記脛骨ベースプレートは、さらに第2の係合機構を備える、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記第2の係合機構は、前記近位表面の中央部分から延在し、かつ、前記遠位表面から離れるように延在する第2の突出部を含む、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記可動ベアリングは、前記可動ベアリングと前記脛骨ベースプレートとが結合したときに、前記第1の係合機構の前記第3の縁部と接触するように構成された第3の係合機構を備え、前記第3の係合機構は、また、少なくとも前記第1の軸周りに前記可動ベアリングが回転したときに、前記第1の係合機構の前記第1の縁部又は前記第2の縁部と係合するように構成されている、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記第3の係合機構と前記第1の係合機構の前記第1の縁部及び前記第2の縁部との係合は、前記可動ベアリングの回転を制限する、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記第3の係合機構は、前記可動ベアリングの前方部分の中に形成される、請求項6に記載のシステム。
【請求項9】
前記可動ベアリングは、前記脛骨ベースプレートに対して前記第1の軸に平行な第2の方向に沿って前記可動ベアリングが移動したときに、前記脛骨ベースプレートの前記第2の係合機構と係合するように構成された第4の係合機構を備え、前記第4の係合機構と前記第2の係合機構との係合は、前記第2の方向に沿った前記可動ベアリングの前記移動を制限する、請求項5に記載のシステム。
【請求項10】
前記第4の係合機構は、前記ヒンジポストを収容するように構成された陥凹部に隣接した可動ベアリング内に形成されている、請求項9に記載のシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
優先権の主張
本出願は、優先権の利益が本明細書により主張されておりかつその全体が参照により本明細書に組込まれている、2022年12月22日出願の米国仮特許出願第63/434,590号明細書及び2023年12月1日出願の米国特許出願第18/526,737号明細書の利益を主張するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【0002】
本主題は、概して整形外科用プロテーゼに関する。より具体的には、本開示は、拘束型膝関節形成術において使用される整形外科用プロテーゼに関する。
【背景技術】
【0003】
人間の体内の損傷を受けた骨及び組織を修復又は置換するためには、整形外科手術及びプロテーゼが一般的に利用される。一般的に、膝は、大腿骨の遠位部分にある顆対によって形成されており、その下位表面は脛骨の対応する形状の近位表面プラトーに支えられている。大腿骨及び脛骨は、後十字靭帯、外側側副靭帯、内側側副靭帯及び前十字靭帯などの靭帯によって連結されている。これらの靭帯は、膝関節に安定性を提供している。
【0004】
人工膝関節は、拘束型又は非拘束型の何れかとみなすことができる。拘束型人工膝システムは、大腿骨及び脛骨プロテーゼを含むことができ、これらは、大腿骨及び脛骨プロテーゼの間の相対的移動を制限するために、互いに対して機械的に連結される、又は、拘束されている。このような機械的連結のための一般的なメカニズムは、ヒンジ、バンド又は他のリンケージ構造を含むことができる。非拘束型人工膝システムは、機械的に連結されていない大腿骨及び脛骨プロテーゼを含む。非拘束型膝は、関節の安定性を提供するために患者の残存する靭帯及び他の軟組織を利用する。拘束型人工膝は、患者が靭帯喪失を経験する/又は残存する靭帯が膝に対し適切な支持及び安定性を提供しない症例に特に利用可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は概して、改良された拘束型膝プロテーゼ、特にヒンジポストを利用するものに関する。ヒンジポストを有するいくつかの拘束型膝プロテーゼは、大腿骨コンポーネント(及びヒンジポスト)が脛骨ベースプレート及び脛骨支承コンポーネントに対して近位/遠位に自由に動くことのできる設計を利用する。本開示の発明者らは、可動ベアリングシステム又は固定ベアリングシステムのいずれのためにも再構成可能であるプロテーゼを提供するシステムに対するニーズを認識した。このシステムは、可動ベアリング拘束型膝プロテーゼ及び固定拘束型膝プロテーゼを形成するように組立てることのできるコンポーネントを含むことができる。
【0006】
添付図面の図中には、一例として様々な実施形態が示されている。このような実施形態は例示的なものであって、本主題の網羅的又は排他的な実施形態を意図したものではない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本出願の一実施例に係る、拘束型プロテーゼアセンブリを利用できる好適な環境を提供する膝関節構造を例示する。
図2は、本出願の一実施例に係る、拘束型プロテーゼアセンブリを利用できる好適な環境を提供する膝関節構造を例示する。
図3は、本出願の一実施例に係る、拘束型膝プロテーゼアセンブリの斜視図である。
図4は、本出願の一実施例に係る、図3の拘束型膝プロテーゼアセンブリの分解図である。
図5は、本出願の一実施例に係る、拘束型膝プロテーゼの一例の上面図である。
図6は、本出願の一実施例に係る、図5の指標7-7に沿って切り取られた拘束型膝プロテーゼアセンブリの部分断面図である。
図7は、本出願の一実施例に係る、第1の設定限界まで回転させた可動ベアリングを含む拘束型膝プロテーゼの一例の上面図である。
図8は、本出願の一実施例に係る、第2の設定限界まで回転させた可動ベアリングを含む拘束型膝プロテーゼの一例の上面図である。
図9は、本出願の一実施例に係る、固定ベアリングを含む拘束型膝プロテーゼの一例の上面図である。
図10は、本出願の一実施例に係る、プレスインサートを伴う可動ベアリングを含む拘束型膝プロテーゼアセンブリの一例の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本出願は、拘束型膝プロテーゼを含むシステムに関する。システムは、例えば、脛骨トレイ又はベースプレート、シャックル、大腿骨コンポーネント、ヒンジポスト、ポリボックス、軸ブッシングなどのコンポーネントのセットを含むことができる。コンポーネントセットを、脛骨支承コンポーネントと適合するように構成することが可能である。実施例において、システムは、可動脛骨支承コンポーネント又は固定脛骨支承コンポーネントを含むことができ、これらは外科医の裁量で置換可能である。可動脛骨支承コンポーネントは、脛骨トレイの1つ又は複数の係合機構と係合することによって、可動脛骨支承コンポーネントと比べた場合、少なくとも1つの軸周りの回転(又は移動)を制限するように構成し得る。固定ベアリングコンポーネントは、脛骨トレイの1つ又は複数の係合機構と接触することによって、少なくとも1つの軸周りの回転(又は移動)を防止する又は大幅に制限することができる。
【0009】
別の実施例において、システムは、コンポーネントセット、可動脛骨支承コンポーネント、及びプレス嵌めインサートを含むことができる。このような実施例においては、脛骨ベアリングトレイに対する脛骨支承コンポーネントの1つ又は複数の軸周りの回転又は運動をさらに制限又は防止するために、可動脛骨支承コンポーネントと脛骨トレイの1つ又は複数の係合機構との間の空間を埋めるように、プレス嵌めインサートを構成することができる。
【0010】
膝関節置換術をより良く理解するためには、膝関節内部で様々な暫定的な及び恒久的なプロテーゼコンポーネントを方向づけする目的で形成することのできる骨切断部と骨との間の関係を理解することが有用であり得る。図1及び図2は、膝関節構造のいくつかの特徴部及び方向を例示している。図1では、大腿骨104及び脛骨106を含む下肢102の正面図が、様々な下肢軸を例示している。大腿骨104は、概してその髄内管と一致する解剖学的軸108を有する。大腿骨104は、また、大腿骨頭部112の中心から膝関節114の中心まで走る機械軸110又は負荷軸を有する。これらの2つの軸間に延びる角度116は、患者集団間で変動するが、概して5度から7度の間である。大腿骨104と同様に、脛骨106も、概してその髄内管と一致する解剖学的軸を有する。脛骨106の機械軸118は、膝関節114の中心から距腿部120の中心まで走り、その解剖学的軸と概して共線的である。
(【0011】以降は省略されています)

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